12月 26日

2021-12-26 05:42:16 | Weblog
                       実南天・南天の実

          南天の花は6~7月ころ六弁の白い花を付けて、10月ごろ結実し翌年春まで
          残り枝先に群がった実は晩秋から初冬に真っ赤に色づく。「難を転ずる」に通じることから、
          鬼門や水周りに植え る事が多いのです



     南天の実に惨たりし日を憶ふ          沢木欣一


     ふるさとに南天の実と石路の花         細見綾子


     雪踏んで鵜塚に供ふ実南天           栗田やすし


     実南天町家に残る屋敷神            日野圭子


     表札の墨褪せてをり実南天           山 たけし


     実南天蔵に出入りの藁草履           栗田せつ子


     酢の倉の庭に鳥居や実南天           幸村志保美


     実南天朝日に紅を深めたり           関根近子


     氏神に新しき札実南天             磯田秀治


     井戸蓋に南天の実の散りこぼれ         中山ユキ


     艶やかや馬籠峠の実南天            角田勝代


     四間道の低き軒端に実南天           伊藤登美江



          


          

            南天の花



     南天の実太し鳥の嘴に             高濱虚子


     鴎外の生家北向き実南天            松崎鉄之介


     実南天阿国のくにの巫女美しき         平井あい子


     実南天柄まで真紅や自若たり          中村草田男


     実南天十二神将眉あげて            野澤節子


     長命寺の尾長鳥けふ来ず実南天         石田波郷


     一株は白南天や石道寺             星野麥丘人



          

           ☆  すべての規制が緩和されつつあります、ひきつつづき油断せず手洗い、うがい、
             マスクの着用を。
 


          
コメント (2)
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