12月 17日

2021-12-17 05:50:09 | Weblog
                       浅草寺羽子板市


          東京では、毎年12月18日が浅草寺のご縁日にあたり、この日をはさんだ三日間、
          境内で開かれる。はじまりは、今から約350年ほども昔の江戸時代初期(万治年間・1658年)
          頃だという。コロナ禍で様々な行事が中止の中伝統行事が行われること喜ばしい事です



     観音へ羽子板市を抜けて来し           下里美恵子


     羽子板市富樫弁慶睨み合ふ            伊藤範子


     羽子板市手締めの声のよく透る          中山敏彦


     抽斗に色褪せぬ羽子見つけたり          千葉ゆう




          



     羽子板市三日の栄華つくしけり          水原秋櫻子


     うつくしき羽子板市や買はで過ぐ         高浜虚子


     羽子板市切られの与三は横を向き         石原八束


     羽子板市片割れ月も明治ぶり           林  翔


     灯の増えて羽子板市の艶めけり          阿部美恵子


     羽子板市の播磨屋と書く箱火鉢          遠藤 はつ


     いくさあれど羽子板市につれだてる        森 光子



          


     声かけぬ羽子板市の清水屋に           石田波郷


          この清水屋さんは雷門をくぐって仲見世の右手、一軒目のお土産屋さん「清水屋」
          唯一俳誌を扱ってました「雲母」「沖」「河」あと数誌有ったと思います
          そこの主が「河」の同人伊藤黄雀さんでここを通る俳人は俳誌が並ぶのを見て
          ほとんど黄雀さんに声をかけて行ったそうです
          私も26~7才の頃、ここまで俳誌を買いに来ては黄雀さんとしゃべりして
          帰ったのを思い出します。もう代替わりをしてお土産専門になって屋号も変えて
          現在でも商っています
          もともとは江戸時代末期、絵草子屋より始まった、仲見世でも古い店舗のうちの一軒で
          昭和になり、絵草子屋より本屋に変わって、現在は「味の店」として、手焼せんべい、
          人形焼が人気商品のお土産のお店です


     荷風忌の踊り子がガムを噛む楽屋         伊藤黄雀


          

          ☆  すべての規制が緩和されつつあります、ひきつつづき油断せず手洗い、うがい、
             マスクの着用を。
 


          
コメント (2)
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