1月 11日

2025-01-11 05:05:07 | Weblog

                冬銀河・冬の星・寒星・凍星・星寒し・星冴ゆ・荒星・寒昴

 

 

 

            荒星とは木枯しの吹きすさぶ、荒れた夜の星。《季 冬》 銀河冬とは冬の夜空にかかる天の川のこと。

            冴え冴えとした趣がある。秋の天の川と違っていくらか明るさが弱い。《季 三冬》

            凍星とは空気が凍りついたように冴え渡る冬の夜空の星。《季 冬》寒昴「すばる」はもともと日本語で

            星が集まってひとつになるという意味でプレアデス星団のこと。おうし座の中に位置し、

            蒼白い星が六つほど固まって見えるので六連星(むつらぼし)とも呼ばれる。

 

 

 

                

 

 

 

          再びは生れ来ぬ世か冬銀河         細見綾子

 

          師を見舞ひ新宿で見る冬の星        栗田やすし

 

          大正モガ令和まで生き冬星に        矢野孝子

 

          カモミール飲みて眠れり冬銀河       太田滋子

 

          凍星や杉の木立の軋む音          関根切子

 

          炊出しの列に寒星瞬けり          ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          寒星をつなぐ絲見ゆ風の中         福永耕二

 

          冬銀河夜干の工衣のしたたらす       吉田鴻司

 

          いくたびも震ふ大地や寒昴         桂 信子

 

          見舞ふたび母遠くなる冬の星        成田清子

 

          天上に師も弟子もゐて寒昴         能村登四郎

 

          誘われて荒星覗く旅にあり         金子兜太

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています  

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