1月 27日

2025-01-27 05:27:26 | Weblog

                         ものの芽・草の芽・名草の芽

 

 

 

            春に萌えだす全ての草の芽をいう。春の大地の息吹の現れであり、新しい命の芽生えである。

            名のある草の場合は名草の芽といわれる。 < 季=春 >

 

 

 

          海越えて芽ぐむものなき野のひかり        沢木欣一

 

          川べりの芽木にふれゆく男の子          細見綾子

 

 

 

                

 

 

 

          観音に瀬音高まる芽木の里            栗田やすし

 

          ものの芽に光の雫とどまれり           国枝洋子

 

          竹馬で猿が踏みゆく名草の芽           谷口千賀子

 

          虎御前の墓を囲めり名草の芽           下里美恵子

 

          鉄砲狭間欠けし窪みに草芽ぶく          鈴木真理子

 

          ものの芽の明るさに置く乳母車          福田邦子

 

 

 

                     

 

 

 

          ほぐれんとして傾ける物芽かな          中村汀女

 

          ものの芽のひしとかこみて元興寺         鷲谷七菜子 

 

          神々の意のこまごまと名草の芽          藤田湘子

 

          名草の芽はや芳しき兆しあり           小島左京

 

          つかぬ日のつづく草の芽ぞくぞくと        岸田稚魚 

 

          木の芽草の芽あるきつづける           種田山頭火

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています 

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