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蓬(よもぎ)・餅草・艾草・蓬摘む
キク科の多年草、春に日当たりのよい原野や道端などに集団を作って生えて、高さは1メートル前後になり、
初秋に地味な花をつけて、風媒花のため多量の花粉を飛ばす。春の地表に生えた若芽は食用になり、餅に
入れられることから、別名モチグサとも呼ばれる。灸のもぐさは漢方薬の原料になるなど利用価値がある。
西行庵十歩離れずよもぎ摘む 細見綾子
搗き終へし杵にほのかや蓬の香 栗田やすし
指先に明日香の蓬匂はせて 国枝洋子
大利根の風をうなじに蓬摘む 横森今日子
身妊りし子とゆく土手や蓬萌ゆ 吉岡やす子
柴又に行き来の渡し蓬積む 幸村志保美
灸にする餅にする蓬摘みにけり 政岡子規
常滑や蓬萌やして休窯日 鈴木真砂女
川上に鉄橋の弧や蓬摘 鷹羽狩行
傷口をふさいでくれし蓬かな 長野なをみ
引力の匂ひなるべし蓬原 正木ゆう子
生国はここかもしれず蓬摘む 宇多喜代子
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