一葉忌・樋口一葉の忌日
今日23日は小説家・歌人として明治期に活躍した樋口一葉(1872~1896)の忌日
母と妹を養いながら小説家として立つ決意をし、半井桃水の指導を受けながら、
『闇桜』『たま襷』『別れ霜』『五月雨』などの小説を執筆した。『大つごもり』『たけくらべ』
『にごりえ』『十三夜』など今も読み継がれる作品や多くの和歌を残している。
本名 奈津 24歳8か月の短い生涯でした
針山に小さき抽斗一葉忌 栗田やすし
一葉忌暗き三和土のしみ抜き屋 矢野孝子
竹筒に禿びたる小筆一葉忌 佐藤とみお
百円で甘酒飲めり一葉忌 栗田せつ子
一葉忌出さずじまひの恋の文 幸村志保美
一葉忌母にまだある糸切り歯 ころころ
千束稲荷神社の境内にある一葉文学碑
歌反古もおろそかならず一葉忌 水原秋櫻子
霧の香のなかの菊の香一葉忌 飯田龍太
一葉忌折目を六ツに薬包紙 秋元不死男
おはじきに入れて貰ひぬ一葉忌 服部くらら
昏れ際の露地に豆腐屋一葉忌 菖蒲あや
頼まれし妻の足袋買ふ一葉忌 福永耕二
一葉が18歳から21歳まで住んでいた本郷菊坂に生活用水として使っていた井戸
一葉井戸と呼ばれています
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