( 藪茗荷 )
藪茗荷白々とはや実をかかげ 山西雅子
藪茗荷秘すれば花のこぼれつぐ 手塚美佐
母と子の渇に水噴け藪茗荷 北原白秋
俳句の仲間のとみさんに続きムーさんが巻頭作家となりました。ムーさんの笑顔を
思い浮かべ,何だかこちらも幸せな気分です。
また、先の巻頭のとみさんの巻頭作品「みちのくの旅」素晴らしい八句でした。
感心しきりです。
今でこそ結社は同じですが元々はインターネットの句会「GH」からのお付き合いで
5~6年になるでしょうか?「GH]のオフ句会の流れで現在は関東地区の仲間と
吟行句会を毎月続けている仲間でもあります。
一直線で周りに媚びず、大景の中に小主観をという句柄に
句会後の反省会では、いつも口角泡を飛ばし俳句談義を楽しみました?
失礼ながら、確たる物を得たら立派な俳人になると信じていましたので、今回の
巻頭は大いに頷けるものでした。その作品にも人柄がでて立派な巻頭です。
おめでとうございます。
伊吹嶺 9月号巻頭 武藤光晴
太宰忌の夏蝶行方定まらず
峡の田へ夏至の入日の輝けり
雨の来て色を濃くせり麦畑
常念も穂高も見えず梅雨曇
4句も特例で載せて頂き、いささかてれくさいことです。
下さい。また美味しいお酒で盛り上がりましょう