KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

「わからない」と答える難しさ

2006-04-19 22:47:23 | 日記・エッセイ・コラム

 社会人にとって大切な「ホウレンソウ」というのがある。仕事上困ったとき、わからないときはひとりで抱え込まずに、上司、同僚などに告、絡、談をせよ、ということである。

 いきなりではあるが、ぼくはこのうち、「報告」が非常に苦手だ。つい「良い報告」をしようとして余計なことを言ったり、よく調べずに逆につっこまれたりがしょっちゅうあるからだ。社会人になって早×年になるけど、自覚しているだけに余計つらい。この間も、電話でのクレーム対応を受けたが、そのことを本社にいる上司に電話で報告しようとして、やはり相手からの情報不足を突っ込まれてしまった。しばらく空白の時間が流れ、その間は顔から冷や汗がたらたら。どう言えば良いかわからなくなってしまった。「何故そんな大事なことを聞かない」「自分の言っているのかわかっているのか」などと次々突っ込まれる。面と向かっておらず、電話越しでのことだから相手の表情を想像するや、あなおそろしや。

 こんなとき、もう少し柔軟に、「わかりません」「そこまで聞いていません」などとすんなり答えられれば、どれだけ楽なことか。これはいつも思うのだけど・・・。失敗しないために、「頭の中で事前に報告をシミュレートする」ことも方法としてあるけれど、ムリして「良い報告」をしようとする必要がないのでは、とも思う。上手くいかなかった、失敗した、という報告だってあるわけだし、「わからない」という報告だってある。下手に良くしようと取り繕っても意味がない。

・・・そんなわけで、この春から晴れて社会人になった諸君。こんなダメ社会人でもなんとか生きているから、安心したまえ(何を!?)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする