恥ずかしながら、これまで箱根登山鉄道は「ちゃんと」乗っていなかったKouChanです。
県内のミニ鉄道で○ノ電はしょっちゅう乗っていたのですが、いつも湯本の駅まできてこんな感じで見ていただけでしたので。
・・・そういう懺悔話(!?)はここまでとして、昨日は、そんな箱根登山鉄道を1日満喫してきました。
そもそものきっかけは、この1枚のポスターからでしたが。

せっかくなら、たんなる葬式鉄(この言葉好きじゃないんだよな・・・!)に終わらず、飽きるまで乗りまくろう。登山電車も、じつは子供の頃乗ったらしいが、記憶がうっすらとしかなくて・・・。
小田原駅で1日乗車券を買って、

まずは箱根湯本まで。
湯本の駅から、いよいよこの小型電車で強羅までの完乗をめざす。

嬉しいことに、旧型のモハ1!(104-106)に乗車。(個人的に最近の新型にはあまり魅力を感じないもので・・・)
車内も、昭和の電車らしい佇まい!運転席後ろが空いていたので陣取る。
出発してすぐに、いかにも登山電車らしい急こう配に。
車内放送でも紹介していたが、勾配は最大80パーミル。1キロメートル進んで80メートル登る、ということだが、2両編成の電車で運転士さんと車掌さんの高さ位置の差が約2メートル40センチ、3両編成では3メートル60センチにもなるという、わかりやすい解説をされている。
最初の駅、塔ノ沢からトンネル内の坂道を抜けると、有名な出山鉄橋を渡る。
ふたたびトンネルに入り、出山信号所で最初のスイッチバック(折り返し)をする。
車内アナウンスで、眼下に先ほど渡った出山鉄橋が見えます、というので。

わずかな区間だが、これだけ登ってきているのが実感できる。
そしてあと2か所のスイッチバック。大平台の駅と、上大平台信号場の2か所
上大平信号所でベルニナ号(次回以降でくわしく)と行き違いを経て、さらに登っていく。
小涌谷で最後の行き違いを経て、

終点の強羅着。ここからは引き続き、これも記憶の彼方にしかない、ケーブルカーに乗る。

近代的に見えるが、車内案内で平成7年製というから、これでも20年選手らしい。

ケーブルカーは、途中4か所の駅を経て、終点の早雲山まで登っていく。
途中の行き違い設備を上から眺めると、ケーブルカーらしい特殊な線路配置と、下っていく車両のケーブルを見ることができ、ひじょうに興味深い。

ちょっと線路の幅が狭いな・・・と思っていたが、帰ってきてから調べてみたら983mmという。箱根登山電車(1435mm)、小田急やJR(1067mm)に比べると、やっぱり狭いんだ。
終点の早雲山に到着。駅名票の標高の数字、最初の箱根湯本と比較すると・・・?
ここから箱根を満喫するには、ロープウェイがあるのだが、大涌谷までの区間が運休中。

代行バスの長蛇の列が駅を突っ切っている。もっとも、自分は持っている1日切符ではココまでしか進めないのだが。
なので、駅舎を出て、青空が気持ちいい展望台へ。
これで山が緑だったらもっと素晴らしいのに・・・と言ってみるが、その時には登山シーズンでこんなにのびのび観光できそうもないな、と思いつつ。
小腹がすいたので軽く食事して、次のケーブルカーで下山する。
・・・今回はココまで。さてさて、本来の目的を果たすのは次回の予定。