2~3日くらい前のこと、夜中に駅を歩いていたら、誰も乗っていないバスの中で、運転士が、発車待ちの間、シャドウボクシングをしていた。この運転士、ボクシングが好きなのか、単なる気分転換か、ついついやってしまったことなのかはわからないが・・・。家に帰り、自分が(ストレス発散の目的で)ついついやってしまうことを考えたところ、「声を出さずに歌う」ことかもしれない、と思った。一体どういうことか、少しだけ解説する。
・・・高校に入ってすぐに音楽に目覚めたぼくは、いろんなCDや深夜ラジオを好んで聴くようになった。真夜中なので当然ヘッドホンを付けるのだが、気分がいいと調子に乗ってついつい口ずさんでしまう。家は狭いので、当然両親からその都度お小言を食らう。でもぼくには全くわからない。止められても歌わずにはおれなくなり、気が付いたら「声を出さず、口パクだけで歌って」いたようだ。自分では全く意識していなかったが、ある日父親に「おまえ夜中に奇妙な行動とるのをやめてくれ」と言われ、はじめてその事実に気が付いた。今思い出しても非常に赤っ恥な出来事だった。
いまは親元を離れ、一人暮らしなので誰の目も気にせず音楽を楽しむことはできる。この奇妙な行動も今は殆どなくなったけど、もしこの光景を誰かに見られていたら、ぞっとされるのは間違いないだろうな(_ _;)