KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

最近読み直している本のはなし

2024-07-06 18:29:32 | 本と雑誌

 7月に入りました。明日7日(日)、浅草で行われるJNMAフェスティバルでの運転会や買い物が楽しみなKouChanです。

では本題。最近、この2冊を読み直しているところです。

おや、この著者の組み合わせは・・・!?図らずも、今月切り替わった、新旧1万円札の顔となった方々ですな。どちらも原文ではなく、現代の日本語に訳したものを読んでます。

読むきっかけは、云わずと知れた、今世間を賑わしている(!?)東京都知事選での、コレまで見たこと聞いたことのないような光景の数々。
選挙ポスターから政見放送まで。この著者達が現代に蘇ってこの光景を目にしたらなんと言うだろうか・・・。

とはいえ、都民でない自分は、投票することすらできませんが、情報はブログを書いているこのPCやスマホなどで、掲示板も実際に目にすることもあるので、少なくとも「こうはなりたくないなぁ・・・」というモヤッとした思いがあって、読んでいたわけです。

文章を引用することはできませんが、「学問のすゝめ」(福澤 諭吉 著、斉藤 孝 訳)では「第12編 品格を高める」の章を、「論語と算盤」(渋沢 栄一 著、守屋 淳 訳)では、「第3章 常識と習慣」あたりを読んで、先のモヤモヤが少し晴れた気がする・・・気がするだけです。

元々、どちらもビジネス書の一環として買って、1回読んだ後、本棚にずーっと置いてあったものなので、この機会に読み直すと、ここ最近の自分の言動や行動に反省すべきことも多々あるなと、ちょっとしょぼん・・・。

ちなみに「論語と算盤」はまだ完走出来てないので、しばらくは鞄に入れて時間が出来たときに読むつもりです。

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昔・副読本、今・トリセツ(!?)

2023-02-12 21:48:40 | 本と雑誌
 小学生のころ、社会科の授業で、主に学校や周辺地域のことについて勉強するのに、教科書の他に「副読本」を使っていた(今もそうですよね)。といっても、ぼくにとっては授業で使うより、そこに載っている写真ばっかり見ていた記憶しかないので。
最近ふと、自分の住んでる地域の地形はどうなのか、どんな産業、歴史、文化があるのか・・・考えても知らないことばかりということに気付き、ちょっと勉強し直そうと思ってこんな本を買ってしまった。

一時期、言葉として流行ったと思われる「トリセツ」の都道府県版のようで、自分の住んでる県のことが書かれている「神奈川のトリセツ」(昭文社)を読んだらこれがまた面白くて。買ったのは去年だったので、そのとき見ていた大河ドラマや、「ブラ○モリ」といったTV番組に触発されたこともあり、知識補完のうえでも(今のところ)役に立っている。
右の高知県は、自分にとって、母方の実家や親戚も多くいることから、こちらも知っておかなくてはと思って後に(実は今日)買ったものです。

おまけ 冒頭に紹介した副読本がこちら。40年近く経った今も本棚の隅にありまして(^^;

こういう資料って、ジオラマ作りにも参考になる・・・こともあるんですよ、たぶん。
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最近買った”教科書”(!?)

2022-04-08 21:46:24 | 本と雑誌
 気がついたら新年度に変わっていたのに、3週間もブログ更新しなかったKouChanです。
実はこの間に、3回目のワクチン接種を受けましたが、翌日また副反応で1日寝込み、その後もしばらくは倦怠感が続いたので、日記がしばらく滞っていたのでした・・・って、話を戻そう。

新年度に変わったことで、何か新しいことを・・・と、新しい本(しかもなぜか参考書とか!?)に手を出す悪いクセが、今回も起きてしまいました。

「電気自動車ーこれからの「クルマ」を支えるしくみと技術」(森北出版)
いかにもテキストっぽいデザインのとおり、工学書、数学の教科書を手がける出版社から発行している。はしがきを読む限り、実際に大学の講義でも使っていそうな感じだ。電気科出身であることや、最近ハイブリッド車を購入したこともあり、電気自動車への興味が急速に上がったところで、ずっと手元に置いておきたいと思う(!?)本だと思っている。

全14章の構成だが、1章あたりのボリュームも多くなく、ちょっと気になったところをちらっと読む、ということもできそうだ。
あとは、この興味がいつまで続くかどうかだが・・・。少なくとも、三日坊主にはならないようにしよう。
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ルパンの名探偵

2019-12-01 19:47:36 | 本と雑誌
 この土日はちょっとした用事を除けばほぼ家にいました。

夏休みの時まで遡りますが、家族で恐竜博を見に行った帰り、渋谷に立ち寄ったのですが、そのときに、百貨店の催事場で古本市をやっておりました。

で、そのとき買ったのが、懐かしい装丁の、怪盗ルパンのはなし

「少年探偵団」とか「怪人二十面相」とかがあればよかったなと思いつつも、懐かしくてつい買ってしまった。
小学校の学級文庫や図書室に、必ずあったんじゃないかな?
今回のタイトルだけ見ると、時々やっている某怪盗と某少年探偵の対決をイメージしそうですが、ルブラン原作のものです。怪盗アルセーヌ・ルパンがなぜかジム・バーネットと名乗る私立探偵となって、やっかいな事件をことごとく解決させていくシリーズを1冊にしたもの。

少年少女向けとはいえ、読んでて面白い。難解な言葉も、文中で解説されているから読みやすい。

最近、疲れやすくなって外出が面倒と思う時、読書で1日時間使うのも、悪くないなと思い直す、師走最初の日。
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初春の令月にして、気淑く風和ぐ

2019-04-20 16:12:42 | 本と雑誌
 今回は、今読んでいる本のはなし。


「万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」(角川ソフィア文庫)

 新しい元号「令和」の時代まで、あと10日ほどになった。この元号の語源となっているのは、ニュースでも報じられていますが、「万葉集」にある「梅花の宴」序文の一節にあるという。
「・・・時に、初春の月にして、気淑(よ)く風(やわら)ぐ」。令月はおめでたい月のこと、初春ということでは正月を指すそうで。「令」には以前、命令とか律令とか堅苦しく冷たいイメージと思っていたが、「令嬢」「令夫人」など、美しいという意味もあるという。英訳にしたときに「Beautiful hermony」としたのも、「美しい」という意味を込めたものと推測できる。

で、この本には、万葉集に収められた全部で約4,500首以上ある中から、約140首を選出し、作者別、ジャンル別(相聞(恋愛)、挽歌、ほか)に分けられ、それぞれに現代語訳と解説があるので、読み進めるだけでも意味や背景がすっと頭に入ってくる。中にはのちの百人一首にも登場する歌もあり、中には言葉が差し替えられたのもあって、そういうのを見つけるとニヤリとしたり。まだ読了していませんが、今のところは、額田王と柿本人麻呂の投稿量(!?)に圧倒されている感がある。

ところでこの本、新元号が発表された直後くらいに、メディアで結構紹介されたらしい。万葉集を扱った本は数あれど、令和の語源(今回のサブタイトルも)となった文が収録されたということもあり、もともと絶版に近い状態(電子書籍はある)だったのか、書店でも品切れ状態が続いていたが、先日ようやく増刷された版を入手できた。なんとか新しい時代が始まる前には読み終えておきたいところですが。
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かこさとしさんのひみつ

2018-08-15 21:55:11 | 本と雑誌
 先週末のことですが、市ヶ谷へ行った後、1か月半ぶりに川崎市市民ミュージアムへ行き、


前にも予告しましたが「かこさとしのひみつ展」へ行ってきました。

撮影OKだった「だるまちゃん」。

「だるまちゃんシリーズ」「からすのパン屋さん」シリーズ、「はははのはなし」「かわ」「からだシリーズ」他、科学だけではないが、分かりやすい絵本をたくさん著した方で、幼稚園や小学生の時、「かこさとし(加古里子)」というひとの本はおそらく誰もがどれかは読んでいたのではと思う。ちょうどこの訪問した日の夕方、弟の一家が遊びに来てて、かこさんの展示会に行ったことを離すと、じゃあ私らも行こうと、特に幼稚園の先生をしていると義妹が一番喜んで、翌日自分以外の家族(もちろん姪っ子2人も)行ってきたというおまけも追記しておきます。


その時に見せた絵本「はははのはなし」。懐かしくて、つい買ってしまった。

で、展示会の話に戻る。そんな絵本の、数多の原画もさることながら、じつはぼくは最初にあった展示物にいきなり圧倒されてしまっていた。それは・・・!


「過去六年間を顧みて」という題の、小学校卒業時に書いた絵日記の原本でした。

時は1938年。12歳のかこさとしこと、中島哲(なかじまさとし)君の小学校6年間の出来事を、作文と絵で綴ったものだが、なんでも、当時の小学校の先生が山積みの原稿用紙を持ってきて「いくらでも使っていいよ」と言われたそうで、好きなように書いて纏めたものだという。

福井・武生での1,2年生時代と、3年生以降の東京・板橋での生活。友達のはなしや運動会、雪合戦などの思い出話と並行して、当時の世相、たとえば、二・二六事件(1936年・中島君4年生)や、シナ事変、南京陥落(1938年・同6年生)のことにも触れている。この辺に関しては、後年のインタビューでかこさん自身が補足、訂正を入れているようだが、ちょうど今日が終戦の日ということもあり、戦前の世相や当時の子供が考えていたことをすこし知ったような気がする。今みたいに思想のバイアスがほとんどかかっていない、貴重な生の情報だ。

今回の写真は、今年3月に発行された本から。
以前にも書いたとおり、かこさんは本展示準備中の今年5月に永眠されたため、この話を聞きたいと、本人来場の講演会とかあれば、行ってぜひ聞いてみたいと思っていたのだが、それが叶わず無念・・・。

それにしても小学校6年生にしてこの構成力、画力、文章力。当時の教育のおかげもあるかもしれないが、戦後のセツルメント活動を経て絵本作家への道へ進む氏の片鱗が垣間見える気がしませんかね。
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車窓に降る詩

2017-08-24 00:09:43 | 本と雑誌
 前回は少しだけの紹介となりましたので、今回はもうちょい話を膨らませようかと。


さる5日および6日の「鉄道模型コンテスト」にて、T-TRAKコーナーの隣にブースを構えていたのが、挿絵を描かれた松本忠さんの鉄道イラストでした。

イラストと言うよりは写真に近いようなタッチ。これは只見線を応援する文章を添えたパンフレットではありますが。
ブースが隣同士だったこともあって、手が空いたときにはよく話もしたり、われわれのジオラマも喜んでみてくださった(その間なぜか自分が店番・・・(^^;)ので、そのお礼もかねて、先の本を買ったのでした。

そして時が2週間ほど飛んで、先週土曜日に、この詩の朗読会があることを知って、

実際に行ってきたわけです。朗読は浅田志津子さん本人でした。

前回、その感想として、深い、というか重い、という意味のことを書きました。
それはたとえば「たたんだ千円札」という詩で、帰省先から東京へ戻るときに駅までついてくるという母から渡された千円が、いつも使わず部屋の引き出しの箱の中へ・・・。母思いから使わなかったのか、それとも親離れ、子離れができず恥ずかしいと思ってのことだろうか。

と思えば、「もし いつか」という詩では、「もし」離れて暮らす母親がだんだん呆けて、ひょっとしたら娘の自分のことも忘れてしまったとしたら、と思った時の言い知れぬ恐ろしさと、自分がとるべき覚悟と決意(というと少し大袈裟?)のあらわれのようにも感じた。

幸いなことに(!)ぼくは両親ともに元気(ひょっとして自分以上に!?)なので、今はそのような状況を想像しにくいが、もしいつか、同じような状況になるかもしれない。そのときに、逃げたりせず、はたしてそんな親たちと向き合うことができるだろうか・・・。

もしご興味がございましたら、参考までにこちらのリンクを参照なさってはいかがでしょう(書店では扱っていないようです・・・)。
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記憶だよりの読書感想文~ふたごのでんしゃ

2017-05-24 22:26:31 | 本と雑誌
 前々回、「えのでんタンコロ」という絵本を紹介しました。2台のタンコロ「107号」と「108号」が続行運転するおはなしでしたが、小学校低学年の時に読んでいた「ふたごのでんしゃ(渡辺茂男/堀内誠一)」というのも、ここでちょっと書いておこうかと。

手元に本がないので、記憶している限りのあらすじと思うことを。本については上のリンクから。

ある市を走る、2台の路面電車「うしわか」と「べんけい」。市内を東西に走り、東と西の終点には彼らの眠る車庫がある。朝は、学校へ通う子供や工場へ勤める人を乗せて走り、路線の中間にある、市役所前の電停で交換する。町が市に昇格したときには祝賀パレードが催され、2台の電車も装飾+2両連結で走るなど、市民に愛された2台の電車。
しかし、いつのまにか増えてきた自動車やトラックの波にのまれ、思うように走れなくなった「うしわか」と「べんけい」。そして無情にも、市はやむなく電車の廃止を決定する。

この物語が生まれた昭和40年代は、いわゆるモータリゼーションのあおりを受け、おもな都市から次々と路面電車が廃止されていく時代だった。

ふたごのでんしゃも、最終的に廃止されてしまうが、今度は電車の処分について問題が立ち上がる。
「鉄くずにしろ!」
「海に沈めてしまえ!」
「博物館行きだ!」

・・・市の議会でも結論は出ず、市長が最終的な判断を下すことになる。2台の電車の行く末を不憫に思った市長は、彼らの眠る東と西の車庫へ行く。するとそこには、子供たちが自由に電車を乗ったり降りたり、楽しそうに遊んでいる。それを見た市長は、そんな子供たちのために素晴らしいプレゼントを思いつく。

この物語は、廃車にした都電を子供向けの図書館にしたという実話をモチーフにして作られたという。うしわか、べんけいは、その通り、車庫の跡地にできた公園の児童図書館に生まれ変わった、というエンディングを迎える。

ところで、この「ふたごのでんしゃ」には続編「しゅっぱつしんこう」という本があり、そちらは現在絶版?状態らしい。図書館に生まれ変わったうしわか、べんけいの噂が全国に広まり・・・という話で、本も持っていたけどこちらももちろん手元になく、おまけに話も半分近く記憶が飛んでいる。

その話は、思い出せればそのときに。







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えのでんタンコロ

2017-05-20 23:19:29 | 本と雑誌
 今日は暑かったですね・・・ということで(?)今回は鎌倉へお出かけ。
きょうオープンしたという、「水平線ギャラリー」という貸ギャラリーへ行ってきました。

こちらで「えのでんタンコロ」という絵本の原画展示と、江ノ電の写真展示のコラボイベントをやっている。いわば、このギャラリーのこけら落としイベントでもあるようでして。とはいえ、絵本の存在を知ったのは、Facebookでフォローしている「江ノ電が好き」さんがこのイベントを紹介されていたのを見たことからですが。

 鎌倉駅を出て歩くこと3分、江ノ電の最初の踏切からほど近いところにある。
昼時に入ったら、女性がひとり、絵や写真の説明をしていた。
絵本の作者、倉部今日子さんだった。もちろん、地元、江ノ電沿線の方という。

(ギャラリーで買った本に、直筆のサインまでいただいてしまった・・・)

ほのぼのとした画風ながら、車両や町の風景が事細かく描かれている。

倉部さんは、前は銅版画による絵本の挿絵を手掛けていらしたそうですが、江ノ電の絵本を作りたい、という思いから数年前からこの本の企画を練り上げたそうで、念願かなって発行されたのは昨年夏のことだった。

その絵本についてお伺いしたところ、江ノ電、とりわけタンコロの話となると、現役で活躍している姿を描きたいとのことから、時代を昭和30年代に設定したり、そのために当時の写真(集)などで情景を調べるなどの取材を重ねたり、また地元の人の声を聴いたり、時には沿線の地形についても調査したという。

車両についても、ディテールを細かく描いている。
表紙を改めてみると、今は動態保存されている108号(右)とすれ違う105号(左)が、108号より少し車体幅が広かったという、その違いや特徴もきちんと描き分けられている。

沿線に住んでいて、毎日見ている江ノ電、だからといってすらすら描けるわけでもなく、先のような大変地道な作業が必要だと知ると、かつて同じように苦労した、自分のモジュールジオラマにも似ているな・・・?こんなのとか、

こんなの。

ふとそう思って話してみると、制作の過程が、絵本を作るのとよく似ていますねとおっしゃられた。

物語は、あるお爺ちゃんとその孫が、藤沢から鎌倉まで、江ノ電に乗った時に、お爺ちゃんの昔の思い出話として、タンコロに乗ったことを語りだす・・・。

いつのまにか、ギャラリーに人が増えていた。その中に、どこかで見た顔を発見した。
それは江ノ電ファンクラブの元会長、野口さんだった。
極楽寺でのタンコロのイベントやTVでも拝見してはいたが、その方が目の前にいて、しかも氏ならではの話も聞けてしまうなんて・・・!これには作者の倉部さんも興奮なされた様子。


タンコロ(江ノ電100形)は、連結ができないからラッシュ時は同じ線路の上を2台が続けて走る「続行運転」を行っていた。その様子も物語に描かれている。


物語にも登場するが、七里ヶ浜から鎌倉方向へ、今は高校がある場所に、かつて牧場があったことは、今まで全く知らなかった(地元の方はご存じだったらしいです・・・)。
野口さんの話では、由比ガ浜にある「柴崎牛乳」さんが関わっていると教えていただき、また建物が面白いから行ってみなさいと勧められたので・・・。

今は4両でも満員な江ノ電に乗って、由比ガ浜へ行き、


教えてもらった通りに進む。すると、

その店があった。すぐ近くに鎌倉文学館があるからか、大正モダンな(!?)佇まい。

お店はやっていないかもしれないと言われたが、運よく(?)入ることができた。
先ほどのことを店の人に話すと、「私は昔のことはよくわかりませんが、この牧場については仰るとおりです」とのことだった。最後の1本だというビン牛乳を買い、カウンターのようなところで飲んで休憩がてら、そんな話をした。

もちろん、そのあとは、駅の反対方向にあるタンコロに会いに行きましたよ!


絵本の原画展は、6月4日(日)まで、写真のほうはは1週間で入れ替わるそうです。来週、久里浜へ行くついでにまた行けるかな・・・?
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やこうれっしゃのひみつ

2016-09-23 22:17:27 | 本と雑誌
 少し前のことですが、ぼくには少し似合わない(!?)港の見える丘公園に行きまして。

この日は雨降ってて寒かったなぁ・・・。

その目的は、いまその公園内にある県立神奈川近代文学館でやっているある展示を見に行ったわけですが。


「絵本作家・西村繁男の世界展」ということで、あの「やこうれっしゃ」の作者、西村繁男さんによる緻密な絵の秘密が見られるとあって、一気に興味がわいてきたもので。
 もちろん、展示物の撮影は厳禁でしたので、以降、筆者所有の絵本(とある理由により以前購入)で補足説明もしつつ。

前にこのブログで書いたかもしれないが、この絵本は文章が一切ない。


モデルになっている列車は、上野-金沢を走っていた急行「能登」。先頭の機関車がEF58で、客車も43系、10系寝台車など異型式混合の編成となっている。

表紙をめくると登場する、この親子が、じつは隠れた主人公(!)なのだとか。


上野駅を出発し、一路夜の雪国へまっしぐらな列車を、後ろから前へ


車両も人物も細かく描かれているが、作者自身はとくに鉄道ファンではないらしい。しかし、リアルさを追求するため、車両を描くに当たっては本物の車両形式図を取り寄せたのだとか。

あ、ここにいましたね。

展示品の中に、本の全ページを1枚につなげたものが展示されていたり(全部つなげるとちゃんとひと編成分になる!)、下絵も一緒に展示されているので、この本に興味持った人(とくにこの時代をリアルタイムに過ごしていた大人の方々!?)にはたまらない内容になるんじゃないかと、勝手に思ったわけで。

この展示、今度の日曜(9/25)が最終日だそうなので、今回ぼくのように興味持った方はお早めに、ということで。
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