KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

年の瀬に、きになる映画のはなし

2017-12-31 15:20:00 | 映画
 2017年最後の「KCF的徒然草」は、以前紹介した映画の鑑賞感想(!)を。

「DESTINY 鎌倉ものがたり」です。


西岸良平先生の原作で、雑誌連載から好きな漫画。「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズの山崎貴氏の監督・脚本・VFXによるし、堤真一さんや薬師丸ひろ子さん、三浦友和さん等も「三丁目」からの引き続きでもあり、舞台が東京から鎌倉、電車が都電から江ノ電に変わったことなどから、いわば「三丁目」シリーズの続編のような感じと最初は思っていた。

「三丁目」同様、原作をモチーフとし、ひとつの物語を不自然なく紡いでいく。もっとも、人間と魔物が同居したり、現世と黄泉の国を行き来できることが不自然な設定と言えるのかもしれないが、微妙なところで、鎌倉名物”江ノ電”が活躍する(告知ポスターや原作エピソード集にちょっとしたヒントも・・・)のも見どころなのかと。


真田幸村(堺雅人さん)と、とと姉ちゃん(高畑充希さん)が一色夫妻を演じるというのも、監督がこの2人しかありえないと思ったほどというだけあって、納得できるはまり役。そんな幸村ならぬ一色正和先生の趣味も物語の中で存分に披露される。もうこれが楽しくて楽しくて、本筋を忘れてしまいそう(!?)。
ぼくの場合、物語と直接関係なさそうなところにまで目が行きがちになり・・・。たとえば先生が妻に内緒で9×円する天○堂の鉄道模型(本編ではストレートに言ってます!)を買って帰ってきたり、アイデアに行き詰ると現実逃避(何を使って、は見てからのお楽しみ・・・大体想像つきましょうが)に走る。ミステリー作家であり、事件が起きれば鎌倉警察と一致協力して事件解決にあたる、アクション、ミステリー、そして夫婦愛を描く、この冬見ておきたい1本・・・なんてやっぱり宣伝みたいになっちゃった。

ぼくはまたも一人で見に行きましたが、きっとカップルや結婚したての夫婦(実際そんなペアがたくさんいましたが)に見てほしい、そんな映画だと思いました。


最後は、シアター近くで撮った1枚を。

それではみなさま、よいお年を。
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ちょっと気になる、映画のはなし・2

2017-11-20 21:40:24 | 映画
 現代から戦国の世へタイムスリップしたり、あるいは逆に、昔の偉人が現代に迷い込んで騒動を繰り広げる、というドラマや物語が増えたな、と思うこの頃。

これもそのひとつと思われる。「サムライせんせい」という映画が先日公開された。

物語の主人公は、土佐の偉人、坂本龍馬、中岡慎太郎とならぶ、武市半平太(瑞山)。ちなみに龍馬とは遠縁の親戚だったという。

(高知駅前にある、武市半平太の像)
土佐勤王党を立ち上げ、開国か攘夷かに揺れる幕末の世に活躍したが、投獄され、切腹を待つだけとなってしまった彼が、ひょんなことから現代に迷い込み、なぜか塾の先生をすることになった・・・というもの。

原作は同名のコミックで、ちょっと前に深夜ドラマをやっていたらしいが、その時間のTVはほとんど見ないのでわからない。

で、何が気になるかというと、映画の撮影(ロケ)が全部高知県であったこと、それゆえ出てくる子役がかなりの土佐弁使い(予告編を見る限り)。

HP見るとわかるが、予告ポスターに武市半平太ととさでん(はりまや橋電停前)が一緒に写っていたり、高知一有名(!)なお菓子屋で買い物するシーンがあったり。

去年法要で訪れているからちょっと懐かしく思ったわけで。

今年が幕末から150年目ということで、あまり関係ないかもしれないが、来年の大河ドラマも幕末の偉人が主役という。この時代の物語がまた増えていきそうな感がする。

最初のほうで、先日公開と書いたが、それは薩長土肥、すなわち薩摩(鹿児島)、長州(山口)、土佐(高知)、肥前(佐賀)という、幕末の偉人達のゆかりのある場所で先行公開されたということで。ちなみに東京は、どうも来年春頃のようす。

なので、もう少し待つことにしよう。
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ちょっと気になる、映画のはなし

2017-11-13 21:56:33 | 映画
 昨夜、「シン・ゴジラ」が地上波で初放映されたのだとかで、Twitterがほぼそれ一色になったようで。

ぼくは一度劇場で見に行っているし、親がDVDをレンタルで観てたのを横見してたし。なので今回はTVをちょこっとだけ点けてちょこっとだけ観て、それで十分。電車が吹っ飛んだり、爆弾抱えて突っ込むとか・・・SNS見ていれば大体は思い出せるし。最近は朝のニュース以外は、チェックしている一部の番組を除いてほとんどTV観ないから、仮に録画してても、見る時間がいつ取れるだろうか・・・?

 ところで、2月に観に行った「この世界の片隅に」。
気が付いたら、先日初公開から1年が経ち、これを機に追加エピソードも製作されるというニュースが!
最初は公開できるかどうかも分からず、クラウドファンディングで資金を集めたり、公開してからもしばらくは注目を集めなかった(!)映画だと思ってたのに・・・。
追加エピソードということは、原作にあってアニメでカットされた、あの話が盛り込まれるのだろうか?人によっては映画の印象を変えるかもしれないので、ちょっと楽しみかも。

 そんな中で、気になる映画がひとつ。「DESTINY 鎌倉ものがたり」

何事かと思ってよくみると、西岸良平氏「鎌倉ものがたり」の実写版とのこと。
監督も、同じ西岸氏原作の「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズの山崎貴監督だし、公式サイトで見られる予告編を見る限り「ALWAYS・・・」に出演した人達が帰ってきた感じ。VFXで登場するのは都電に代わって江ノ電のようだが・・・。

上のポスターは、先日のJMRAの某社ブースで見かけたものです。まだ行こうか迷っているところですが、模型が使われたそうなのでそちらのチェックもあるかなと。
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映画の別バージョンに思うこと

2017-02-21 23:07:32 | 映画
「この世界の片隅に」。全国で拡大上映が続いていく中で、青森のある劇場では、手配ミスから、正規品と違う、最終バージョン「に近い」フィルムを誤って送ってしまい、それを1月半にわたって上映していたという。

 映画を何度も見に行ったという観客から、わずかな絵の違いに気づき、監督に質問したことから発覚したのだそうだが、「別バージョンが見られて羨ましい」と思うか、「監督の意図しないバージョンを公開したのはやはりよろしくない」と思うか。

この判断はブログを読んで下さる皆様にお任せすることとして、今回は、前々から思ってたことを書こうと思う。

ふつうの映画なら、2時間近い中に、監督の意図した物語、映像、音楽を付けて見る人に楽しさ、時に喜怒哀楽を奮起させるような感動を与えるよう、細心の努力を払われていることと思う。が、たいがいは1つの物語の流れしかなく、小規模な公開であろうと、全国であろうと、同じ映像、音楽、物語であれば、同じ感動(人によって違うかもしれないが・・・)が得られるだろう。で、ここで何が言いたいかと言えば、

「映画館ごとに、ちょっとづつストーリー、エンディングが異なる映画」があってもいいんじゃないかということ。ゲームではよくあることだろうけど。

たとえば、サスペンスを扱った映画ならば、ある映画館ではAという人物が犯人だった、というのに対し、別のところではBが犯人だ、いやCだったよとか。また、最近はやりの恋愛モノだと、ある映画館では恋人同士がハッピーエンドを迎えたのに対し、別のところでは悲しい結末が・・・。

といったぐあいに、場所によって映像も見る感動も全く異なり、全部を知るには数件ハシゴしないと理解できない・・・とか。という意味では、長い映画を前編、後編で時期を分けて見せるのとは少し違うと思う。

で、究極は、全国公開映画で、ある1映画館だけに、他と少し物語の異なる映画(特別バージョン、とか、シークレットバージョンなんていうのだろうか?)を予告なしで公開し、日や時間を変えて、劇場も変えて公開する。昨日見た映画が今日見たら少し違っていた、同じ映像を見たはずなのに何かが違うこの違和感、不思議さ・・・ロールプレイングゲームでコマンド選択を一つを変えただけで全く違う物語を進む、というのをフィルムでできれば、映画館への客足もまたさらに伸びるのではないかな、と。

ただ、注意することとしては、それがどちらも「監督の意図した」映画でなければ成立しないことと、そもそも物語自体が面白くないことにはオハナシにもならないけれどね。

誰かやってくれないか、それともそういうのが既にあったりするのかな?
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現実対虚構。

2016-08-28 11:15:08 | 映画
公開から1月近くになるというけれど、昨日ようやく見に行けました。


 行けました、と書いたのは、この「シン・ゴジラ」については、その前からなぜか会う人会う人に「シン・ゴジラ観ましたか?」「ぜひKouChanさんにも観てほしいですよ」と勧められ続けていた。イメージが今までのゴジラ(海外版を除く)とかなり違うようで興味もあまりなかったし、また8月は前回までの通りの多忙ぶりだったので、もし観る機会があるならそれらが終わったあたりかなと。
声かけられたのもほとんどは先日のJAMでお会いした鉄道趣味関係者が多く、総監督の庵野氏も鉄道好きということで、どうもそこを注目してほしいようす。

余談だが、その庵野総監督、先日の「鉄道模型コンテスト2016」にも来場され、トークショーも行ったという。ぼくはお見かけしませんでしたが。

前置き長くなってしまったが、映画のはなし。
ネタバレ防止のため、あまり事細かく説明できないが、「面白かった」の一言かな。
こでまでの未来的空想世界から、2016年の現在にゴジラが登場して現実の都市を破壊しまくる(このくらいならイイよね・・・)爽快感と絶望感を両方同時に共有できる感覚。あまりに強くてマヒしそうなくらい。
注目してほしいと言われてた鉄道を使った描写も、人づてに聞いていた通りではあったけど、もっとハデに登場するのかなと思っていたのだが・・・、おっとこれ以上は。

映画見に行ったあと、実は学生時代の友人と久々に集まって飲み会したんだけど、誰も映画は見ていない様子だったので、さりげなく「面白かったよ~」と、エヴ○好きな友人にささやいてみたりもした。もしか今日行ってるかな??
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不器用・・・さ【訃報】

2014-11-18 23:17:06 | 映画
 不器用ですから・・・いやマジで、ぼくのことなどどうでもいいが。


 高倉健さんといえば、鉄道と北海道に関する映画が多かったのかなと思う。
「新幹線大爆破」からはじまって、「鉄道員」に至るまで。

 別にファンではなかったから、あまり映画も見てこなかった。たまにBSで昔の白黒の任侠映画とかで、ものすごく若い健さんを見ることはあるが、タイトルが思いつかない。映画よりも、どちらかといえば、10年近くパソコンのCMキャラクターだったほうが印象あるかな。

 あまり映画を見てこなかったが「幸福の黄色いハンカチ」は放送されるたび見ていた。アメリカでのコラムが原作にあるが、武田鉄矢さん、桃井かおりさんと3人の北海道珍道中を中心に、脇役も当時の寅さんファミリーが勢ぞろいの上、ありとあらゆるエピソード(脇話)が盛り込まれ、ラストでのありえないほどはためく黄色いハンカチ群・・・!いかにもこれがニッポンのエンターテイメントだぜ、という感がする映画だったな、と今は思う。

それにしても、亡くなられてから、1週間以上経っていたことが、なんかさみしくもあり、彼らしいといえばそれまでなのかもしれないが。
かっこいい男が、またひとりいなくなってしまった・・・合掌。
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のぼうさんがリーダー!?

2012-11-18 22:02:02 | 映画

 久しぶりに映画を見た。野村萬斎主演の「のぼうの城」

 

 ときは戦国、豊臣秀吉(演:市川正親)は小田原城を攻める一方、石田三成(演:上地雄輔(!!))に北条氏の支城である忍城(おしじょう)攻撃を命じる。これを迎え撃つ忍城の城代、成田長親(なりたながちか 演:野村萬斎)は、とにかく呑気者、侍のくせに領民と戯れ、子供に手伝えと言われ、田んぼに入ったとたんにすっ転ぶ。豊作を祈って、田楽踊りを披露する。忍城の眼前に迫る石田軍2万に対し、無謀にも戦を挑むことになった長親軍500(実際は3000)の奇想天外な作戦とは一体!?・・・というあらすじなのだが、何だか映画のPRみたいになっちゃったなぁ。

 

 映画を見る前、いろんな思いを持っていた。田楽踊りは、狂言師でもある野村氏自身が考案(作詞・作曲・振付)されたという。その卑猥を感じさせる(!)踊りでみんな(ネタバレにつながるのであえてはぐらかす・・・)を躍らせる。その演出も見てみたかったし、人の上に立つ人間、すなわちリーダーのあるべき姿を、彼に見いだせないかなとも、思っていた。

 

 ちょうど先日、衆議院が解散し、選挙モードに政治が動いている。というところで、じつは前回のブログの内容は少々不満が残った。「政治家は、官僚全員分の頭脳を持った天才でないと」みたいな書き方をしたが、本当にそんな人を待っていては、いつまでも所謂「良い政治」なんてできっこない、とも思ったからだ。

 

 ここから、ややネタバレに近いことを書くが、結果として長親が勝てたのは、彼の呑気な人柄だけでなく、有能な家臣や武人がいて、みな自分の役割をよく知っていて、戦でそれが機能したこと、「でくのぼう」から「のぼう様」と呼ばれ、領民にも慕われていたこと。開城ののち、登城した石田三成に、さっぱりと負けを認めさせた痛快さ、爽快感。すなわち「人」に恵まれていたことなんだろうな、と思う。

 

「のぼう様がそうおっしゃるなら、仕方ないな」

 

 人々にそう言わせたのは、単なる呑気、うつけを演じている者だからではなく、じつは隠れた天才だったのかもしれないし、あるいは情に熱い人物だったのかもしれない。クライマックス近くの、船上で田楽踊りを踊る長親が印象的だった(なぜ踊ることになったのかはネタバレになるので書かない)。

 

 ひょっとして、これって、日本を担う次のリーダーに必要な要素かもしれない、と思う。長親を見て、俺がみんなを纏めてやる、俺について来い、ではなく、この人の力になりたい、助けたい、と「思わせる人物」が、今必要なのかもしれない。

 決定したことに承服できずに離党する議員がいたり、わずかな接点で合意し、大同小異の政党が乱立する中、選挙によってどう纏まり、彼らが今後何をどこまでできるのか、そんなことも考えてみたりする。

(注)本コラムは敬称略としました。

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コーヒーとは綴りが違います【訃報】

2012-09-04 22:23:45 | 映画

「グリーン・マイル」死刑囚役、米俳優M・C・ダンカン氏死去

 

54歳はまだ早すぎるように思います。

「アルマゲドン」にも出演されたとありますが、映画も見たのに印象がほとんどない・・・。

それだけ映画「グリーン・マイル」でのジョン・コーフィの印象がぼくには強烈でしたね。

 

 ある農家の双子姉妹を殺害したとされ、死刑囚として刑務所にやってきた大柄の男、ジョン・コーフィ。巨漢でありながら臆病で繊細な心を持つ彼は、あるとき自身のもつ不思議な力で、主人公ポールの病気を治してしまう。その不思議な力は、叩き潰されたネズミを生き返らせたり、あとから刑務所にきた”ワイルド・ビル”を、事件真犯人だと透視し、ある形で制裁(?)する。

 これで、彼は犯人ではないというポールら看守たちの疑念が確信へと変わったのだが、最後は電気椅子に縛られ処刑されてしまう。その前日、「映画が見たい」というコーフィのために、とある映画を見せる(そのフィルムが物語の冒頭で流れ、年老いたポールが回想をはじめる。以上軽くネタバレ・・・)。「このふたりはまるで天使のようだ」というキラキラした目で見続けていた。

 

 ・・・何回か見ているが、その度、主役のトム・ハンクスを押しのけ、こんな感動できる演技力を持つ俳優さんがいたとは、と思ってしまう。ほかにどんな作品に出ていたのだろうと思っていたのだが、以下冒頭の感想に続くわけでして(_ _;

 

 今回のサブタイトルは、そんな彼をポールらが刑務所の所長宅へ連れて行き、奥さんの病気を治してあげたときの、コーフィと所長の奥さんとの会話から。「コーヒーじゃなくて、コーフィ」というなんでもない会話でさえ涙腺をゆるくさせてしまう。

 

・・・合掌。

 

 

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東京五輪の頃の世界を体感・・・?

2012-02-05 22:07:48 | 映画

  ひょんなことから、きょうは、映画を観てきました。

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」ってやつで、シリーズの最新作にして3D映画でした。

もちろん、ぼくも3D映画はこれが初体験でした。チケット買うときに、映画で使う3Dメガネはレンタルかと思っていたが、購入だという。買って持ち帰れば同じように3D映画を見るときに持ってくれば割引(といっても、メガネ代引き)になるという。

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 これが今回使った3Dメガネ。メガネかけててもその上からかけられるが、ちょっと見づらかったな。

 で、映画の感想はというと・・・。

 ストーリーはおおかた予想通りの展開。意外性が少なかったかなということと、せっかく3Dにするなら、もっと3Dの特長を前面に出して欲しかったな?驚くような演出(飛び出す、とか・・・)が途中から少なかったようにも思うのだが。でもこれ、もしかしたら、下にかけてたメガネが曇っていただけだったかも!?

 余談、「ALWAYS」のシリーズは、これで3作品とも観たことになった。しかし映画館はすべて違う場所だったりする。ちなみに今回は、時々行く鴨居ららぽーと内のTOHOシネマズでした。

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私、四番目でいいです・・・赤塚先生

2011-05-14 23:34:37 | 映画

 最近気分がのらなくて、流されるまんま一週間過ごしてたのですが。

 気分を持ち直すことと、かねてから興味あったので、久々に映画館へ行き、「これでいいのだ!!映画☆赤塚不二夫」を観た。ちょっと時期は遅いけれど。

 終わって最初に思ったこと・・・もうひとヒネリ欲しかった~。

(以下ネタバレ注意)

前半のハチャメチャぶりに比較すると後半の展開が・・・ねぇ。それでも、新人編集者役で原作者のモデルになった堀北真希さんの「シェー」ポーズはよかったなぁ。あと、原作のエッセイを少しだけだが読んでたので、劇中でかなりハデに展開されたあんなシーンや、泣けるあんなシーンも、あ、本のとおりだと一瞬ニヤリとなったり・・・感想おわり。

 少し昔の時代、とくに昭和の時代をテーマにした映画やコミック作品を他にも見ているが、こういうジャンルに面白さを感じるのは、きっと、登場する人物やキャラクター(動物含む)に、ウラオモテがないからだろうと思う。今の時代は誰もが誰もをだまし合い、必要以上に神経をすりへらし、結果心もどんどんすさんでいく。また、そんなテーマの映画やTV番組やマンガばかりで、もはや娯楽が娯楽でなくなってきている、そんな気がするからで。

 映画での時代設定の舞台となった60~70年代は、まだ高度成長期の途上にあり、一方で学生運動の類はだんだん影を潜めていく時代だった。そんな時代の最末期に生まれたぼくは、ぼくのいなかったこの時代についてもっと知りたいという欲求がどこかにあったのかもしれない。余談だが、一時期、年上の人に「昭和50年生まれです」というとなんだか別人を見るような視線をされることがたびたびあった・・・。

 「これでいいのだ」のオチで有名な「天才バカボン」は、アニメ再放送&平成版はリアルで見ていたし、単行本は、小学生のときに通院していた病院内に置いてあって先生に呼ばれても治療を受けながらでも読んでいた。今も手品師のエピソードはよく憶えている。

 ところで、今回のサブタイトルは、映画を見た人でないと分からないようにしてみた。意味を知りたきゃ、映画館へ行くのだ。

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