本社で、技術交流会というものに出席した。若手の技術者が、最近発表した製品や技術についてプレゼンテーションを行うもので、社長以下役員がみな出席する。ぼくも数年前、まだ本社技術部在席のころに一度、発表する側に立ったことがある。一生懸命、連日深夜まで練習したにもかかわらず、当日は緊張して発表がしどろもどろになってしまった、というちょっと苦い経験をしたことがあります・・・。
発表はどれも興味を引く内容で、なかなか面白かったが、特に興味を持ったのは、江ノ電500型に搭載された、次駅案内のLCDディスプレイ(デザイン)の開発についてだった。社内報でも紹介されていたので、その存在は知っていたが。最近、山手線や私鉄などのドアの上に、路線や次駅を案内するLCD(ディスプレイ)と企業CMやマナーCMなどを放映するLCDの2面、搭載されているのを目にするが、江ノ電の場合は、観光鉄道であるという特徴を活かしたデザイン画面になっているという。たとえば、次駅の案内では、ドアが開く側の画面は、ドアが開く(アニメーション?)と観光名所が現れ、ひと目でどこの駅かがわかるようになっている、という・・・。
言葉でつらつら書いてもなかなかイメージし難いと思うので、実際に乗られたら見てみるのがよいでしょう。かくいうぼくもまだ乗車したことがありませんが。
まだまだ、うちの会社も捨てたもんじゃないね、と少し見直した。と同時に、自分の技術力のなさも改めて思い知らされた・・・。