基礎と応用

　「今の子供は、応用力がない」とよくいわれているそうだ。ニュース見ていたら、理科の問題で「質量保存の法則」の意味を正しく理解できたのは半数しかいなかった、とのこと。国語や算数で同じことをずっと言われているのだから、理科なんてなおさらだろう。

「学力低下を懸念」なんていうけれど、これはかつての「詰め込み教育」や「管理教育」への反動からはじまった「ゆとり教育」のひとつの結果だ。あれだけ教育について叩かれているのに、今更大騒ぎするものではない、とぼくは思っている。

　もっと応用力を身につけよう、というが、基礎だって怪しい（？）今の教育で応用力を身につける、というのは至難の業だろうと思う。かくいうぼくも、小学生時代、日々の授業は理解できても、応用はからきしだったからか、期末テストなどでいい点取った記憶がない（だいたいそういうときのテストの裏には落書きがあったりする・・・）。

　応用を身につけるための、基本的なことを身につけるのが先だ。「基礎ができて、応用はいまいち」というが、それは基礎がようやく身に付いたため、応用力を磨く時間が足りなかったからではないだろうか？子供が応用問題もできるようになるには本当に時間が経ってからだと思っている。自分の経験上、これはまちがいない。

　高校時代、１年ほど予備校に通っていた。が、実際は板書を一生懸命写すのが精一杯で、難関校レベルの応用問題をさらさらと「はいこれはこうなって、だからこういう定理を用いて・・・」なんて風に解いていく授業に、ついて行くのが非常に大変だった。まぁ結果として浪人はしないで済んだものの、今振り返っても、あのときの授業はいったい何だったのだろう、と思うことがある。なんか夢か魔法にかかったかのような時間を過ごしてきたような感じで、どんな問題やっていたかと昔のテキスト開くと、これがまた難しいのなんの、まったく理解できない・・・。どうやって理解していたのか、ホント不思議だ。

　昔のぼくだってこんなものだったから、いまの小学生諸君は「学力低下」と言われても別に落ち込むこともないと思うよ。

道路と車にまつわるエトセトラ

　最近、近所で道路工事がやたらに多い。

　自宅の近所でも何カ所か同時に工事をやっていて、あちこちで通行止め＆迂回を迫られる。昨日は祝日だったが、道路工事だけはどこもしっかりやっていて、買い物帰りに、いつもの道を通ろうとすると「通行止め」。迂回路はこっちですよと通ると、非常に狭い道。おまけに対向車までやってきた・・・。やっとの思いで抜け、あとはこの路地を左折すれば自宅というところでまたしても道路工事＆通行止め。結局またしても迂回せざるを得ず、かなり遠回りをしてしまった。

　道路工事が多いということは、それをお知らせする看板も多い、ということ。先日、出勤時に細い路地から左折しようとしたとき、通りからの右折車が路地に入り込んできた。かなりショートカットしてきているようで、幅がほとんどない。何とか通り抜けられるかな、と思った直後、左側で何かこする音を聞いた。「・・・しまった！」

後で見たら、赤い車体に見事に白いペンキが・・・！擦ったのは道路工事の看板。かなり大きくはみ出していたので、接触したようだ。ほっといても良さそうなのだが、範囲が思ったより広く、あまりにみっともないので、ディーラーに持っていって見積もりをお願いすることに。

ところが、その金額に驚いた「・・・11万円・・・・ですか」。擦った際にペンキが付いただけでなく、板金も少し凹んだこと、ツートンのため塗料代も２色分で２倍（これが一番大きい！）、その他、技術料、技術料、ギジュツリョウ・・・。

・・・オレ、騙されてないかな？なんて不安を覚えつつも、修理の予約だけはしておいた。代車待ちなので、修理は２週間くらい先、完全復旧はたぶん一月後。

・・・安堵

　先月受けた昇格試験の結果が来ました・・・合格でした、ホッ。

　二度目の正直、というわけではないですが、鉄模関係で忙しいこの時期に試験勉強なんかしたくない、これを最後にしてほしい、という執念（？）が実った、と言っていいのだろうか？実際、今年は去年以上に勉強時間がとれず、試験３日前までこのブログでも紹介した多摩区のイベントにかかりっきりだったし・・・。あれほど上司や両親や周囲からのプレッシャーを強烈に感じた試験、当分受けたくありません。

しかし、これからが正念場です。

表敬訪問

　デジカメを買いに行ったその足で、TTNETの仲間、北海氏の母校である大学の学園祭を訪れました。

　場所は厚木。比較的大きな大学だったからか、駅から無料シャトルバスがでており、学生に混じって乗り込む。もっともぼくの普段の格好は、ユ○クロのシャツ・ジャケットにジーパン、デイバッグと、学生と殆ど変わらないので、年齢ごまかしても分かるめぇ。

　日曜日で天気も良く、おまけにこの日は体育館でライブコンサートがあるからか、キャンパス全体が大盛況。屋台も所狭しと軒を連ね、これだけでも学生当時の気分が蘇った気になった。校舎２階の突き当たりに、目的の鉄道研究会の展示があり、OB最年長（！？）の北海氏を表敬訪問する。なんだかんだで１時間くらいは居座ってたかも・・・。

　ひじょうに懐かしく思えたひとときだったが、思えばぼくの母校の学園祭は、卒業してからは１～２回くらいしか行ってない。それこそ、ぼくは当時学祭の実行委員をやっていた関係で、キャンパスをあるいて祭りの雰囲気に浸っていると、当時の苦労や思い出なども少し蘇ってきた、のだが・・・。今は当時のキャンパスから遠い所に住んでいるので、なかなか行くこともできない。今どんなことやってるんだろう？そして年賀状以外、連絡をしなくなった当時の実行委員メンバーたち、みんなどうしてるんだろうなぁ。

さらばザクティ！

　デジタルカメラを、このたび買い換えました。

メインHPのデジカメ写真担当として６年間、使い続けてきた「初代Xacti」でしたが、使っているうちにいろいろと問題を抱えていたのも事実でして・・・。

（１）解像度が３．２メガピクセルで、携帯カメラより低い（携帯は４メガ）。

（２）充電電池がすぐ切れるようになった。

（３）ピントが合わなくなった（？）り、写真ブレがひどくなった（？？）。

・・・でもって、近々予定している、先輩の結婚披露宴で、なぜかカメラ担当になってしまい、今使っているのでは限界があるので、この際思い切って買い換えることにしたわけです。捨てるのも可哀想なので、当然下取りをお願いするのです。

　ということで、６年前に購入した横浜のヨ○バシへ（場所は移っていましたが）。店員から、コレを下取りしたいですと出すと、箱から充電池から付属品まですべて揃っていて、ここまできれいな状態で残っているのはきわめて珍しいとのこと。６年前に購入したときも、それまで使っていた某F○nep○xを同じように下取りに出したときも、箱から付属品から全て持ち込んだ。店員からは物持ちがいいねと言われたけど、ホントはただ単に捨てられないだけなんです。

　こうして、ザクティとはお別れをした。

　で、新しく購入したのはキャノンのPowershotA-650。

　１２．１メガピクセルという、今までの４倍近い画素数で、試しに部屋を撮ってみたら（状態がひどすぎるのでお見せすることはできませんが）、本棚にある本のタイトルが読める読める！容量は食いそうなので、同時に1GBのSDカードも購入した（コレでもまだ足りない？）

　そのあと、あるところへ寄ったのですが、それは次回の講釈で。

ただいま思案中

　今回はネット接続するときのはなし。

　現在、うちのネット接続はとあるPHSを利用しているのだが、このサービスが来年１月で終了することになった。代替プランとして、電話会社から勧められたのが、最近登場した、Ｆ○ＭＡの定額サービス、というやつ。料金も安いし、端末も今ならタダで手にはいるようだし、これはイイナ、と軽く思っていた。

　先日、携帯会社から電話。「今度＠F○eed終了しますが、今後はどのようになさいますか？」と聞かれ、かくかくしかじか答えると、「お客様、その場合ですと当社のプロバイダに入らないといけませんね」回答があまりに意外だったので、言葉を失ってしまった。ショップで聞いたときはそこまでの説明はなかったので、てっきり今まで通り、今のプロバイダに直接接続できるものと思っていた。翌日、ショップからも電話があり、お客様に説明しなければいけないことがありますというので、昨日の夕方、再びショップへ。

　話の要旨はこうだった。最初に提案されたプランは、予約した端末では使えないこと、現時点で定額プランが使えるのはあくまでも特定プロバイダに加入することが条件ということ。他社プロバイダへは接続できても、定額プラン外の範囲なので、別料金になってしまう・・・云々。

　家に帰ってもう一度プロバイダのページを見るが、たしかに現在定額プランには対応していなかった。PHS接続の大きな魅力は、何時間接続しようと、どれだけ情報（パケット）をダウンロードしようと、料金が一定だったこと。それがなくなるのは、やっぱり痛い。

　今候補として３つの案を考えている。

（１）今残っているもう一つのPHS（Air○）定額プランに乗り換える。

（２）ショップで勧められた、○ＯＭＡ従量プランに切り替える。

（３）どっちもあきらめ、家を工事してまで光接続にしてしまう（今住んでる建物は会社の財産なので、退去時は元に戻さなければいけないが）。

リミットは来年１月。結論出す時期はせまっている。だれかアドバイスください。

”昭和”ブームに

　「三丁目の夕日」という映画のヒットにはじまる、”昭和”という時代がひとつのブームとしてもてはやされている気がするが、どうなのだろう。

　たとえば、コンビニなどに行くと、”昭和レトロブーム”といったキャッチフレーズにのっかった商品が多い。チョコやラーメン、スナック菓子、カレールーなど、現在の食文化を支える商品がどれも”復刻版”といって所狭しと並べられている。しかし、復刻したのは外のパッケージだけであって、中身は現在の品質とかわりない。つまり、レトロブーム、昭和ブームといえども、それはあくまで「見かけだけ」でしかない。

　書店に行くと、最近、「昭和」時代を扱った雑誌が非常に多くなったように思う。資料価値として十分なものから、マンガや新聞切り抜きの寄せ集めのようなものまで玉石混合で平積みにされている。何冊かぱらぱらと立ち読みするのだが、以前どこかで読んだことのある内容ばかりで、どれも目新しさが殆どない。もちろん、昭和後期～末期に生まれ、育ったぼくが、いま特にもてはやされている昭和30年代とか40年代という時代が分かるわけがない。人から聞いたり、それこそ博物館や図書館などに行って勉強してみたり、そうして覚えてきたことと、書店本との差は、はっきりいってほとんどない。

　ここまで”昭和”、それも昭和30年代という時代が空前のブームになっているのはなぜだろう。これだけもてはやされている、”あのころはよかった”ということは、いかに今の時代が生きにくくなっているか、ともいえる。好景気なのか不景気なのかが不透明で、国際化、グローバル化の波に飲み込まれ、食品偽装も相次ぎ、学力低下も目立ち、些細なことで起こる凶悪犯罪・・・・。”昭和という時代”はそんな現代を生きる人たちの、いわば”最後の楽園”なのだろうか。東京タワーが完成し、電化製品も着実に増え、皇太子ご成婚もあり、５年後には東京オリンピック開催決定、何もかもが前向きで、希望に満ちていた時代だった。そんな時代をもう一度、という思いがあるからだろうか。

　だけど、その時代が本当によかったのか？ぼくは思う。

　生まれたときにはすでに経済大国として大成し、欲しいものは何でも手に入り、ヒマさえあればTVゲーム、コミュニケーションはケータイのメール、そんな時代の子が、もしタイムスリップして昭和30年代のあの時代へタイムスリップしたらどうなるのか？お小遣いは自分でお手伝いして稼ぎ、駄菓子を食べ、素朴な玩具で遊ぶ。そんな生活についていけるのか？映画の中で、「一平くん」のはとこの「美加ちゃん」という娘が登場するが、彼女こそ、そんな現代っ子の代表であるように思えてならない。あの映画に隠されたメッセージに、その答えがあるかように思う。

　今生きるのに辛いことが多いにせよ、当時だって生きるために苦労していたはずだ。苦労していた内容が違うだけで。

　昔を懐かしむヒマがあったら、今の生活をどうしたらもっと快適にできるか、楽しく過ごせるかを考え、実践する方がよっぽどイイはずだ。しかし裏を返せば、平成10年代という”カラー”がないともいえる。あらゆる年代がごっちゃまぜになってしまい、一言で言い表せないほど複雑怪奇になってしまったせいもある、とも思っているが。　

見ちまったものは後戻りできねぇ

　あるかな、あるかな～。

　昨日の続きで、映画見終わった後、階下にあるアミューズメントコーナー、すなわちゲーセンに寄った。情報ではここにも設置されたようだが、なかなか見つからない・・・と思ったその時、「・・・ついに見つけた！」

　それが、「オトメディウス」だったわけで。見つけちまった以上、やらない訳にはいかないでしょ。というわけでさっそく100円玉投入。まともにゲーセンで遊ぶ（！？）のは何年ぶりだろうか。はたから見てるとムズカシソウだけど、グラディウス系なら多少自信あるので、キャラクターもオーソドックスな亜乃亜（ビックバイパー）を選択。どんなものか確かめるために、ステージは適当に選択。これは良かったのかよくなかったのか・・・？

　しかし疲れる。連射を続けるとそのうち腕がつる。力入れすぎてつい隣のボタン押してしまうようで、どんどんスピードアップしたり、勝手にバースト発動する。体力の衰えだけは避けられないな、なんて思ってたら、ショット押しっぱなしで連射できることを発見。なんだ、最初からこうしておけばよかったか。

　あと、専用のICカード（パス）があると戦況をセーブ＆ロード他、いろいろできるらしいけど、生憎カードを持っていないので、何もセーブできず。ま、今回はカードあってもセーブしたくないような戦績だったし。

　実際遊んだ時間はたぶん15分程度だけど、エライ疲れた。次回遭遇したときはもうちっと長くやりたいので、久々にPSP出してGRAシリーズ再チャレンジですかね。

観てきました～ぁ

　「ALWAYS　続・三丁目の夕日」観てきました～。なかなかよかった。六ちゃん可愛いかった～ぁ・・・ってどこ観てたんだオレ！

　ネタバレ防止のためあらすじを書くことはできませんが、思いもよらぬ展開が続いたかと思えば、意外なところで点と線がつながったり、最後はどうなっちゃうのだろうと途中から心配になったのだが・・・是非とも映画館で、その目で確かめてください。

　CGでおよそ50年前の東京・日本橋が見事に再現されていて、もしできるならば映画の時代にタイムスリップして一度東京の街を歩いてみたいとさえ思った。大通りを走る都電や、こだま号、本編でも大活躍したオート三輪などなど、願わくば一度見てみたいし、乗ってみたい。

　でも本当にこんな感じだったのだろうか？最近「昭和」を懐かしむことがブームになってきているが、ぼくは違和感を覚える。なぜそう思うのかは今後書くつもり。

酒は百○の長

　昨夜、会社の飲み会に参加したときのはなし。

　今回は飲み放題のコースだったのだが、ぼくはもともとお酒は弱く、少し飲んだだけでも真っ赤になるという、いわゆる下戸に近いほうだ。だからこういう場では、少しだけ飲んで、料理のほうで元手を取ろうといろいろ食べることにしている。この日は同じ部署の先輩が、カクテルを大量に注文した。で、出てきたのはイチゴミルク、メロンミルク、カルアミルク、マンゴーミルク・・・、つまり、牛乳で割ったお酒だった。これらをみんなで試飲しようということになり、一口くらいならと、ぼくも参加した。すでにビールとサワーを飲んだ後である。カルアは好きなお酒の一種だし、他のイチゴやメロンやマンゴーも、牛乳の味が加わるので、どれも甘い甘い。そのせいか一口、といいながら何回も試飲してしまった。

・・・とまぁ、飲み会ではこんな調子だったけど、やっぱりお酒なんだよな。帰りの電車の中で急に目がくらくら、しょぼしょぼし出し、立っているのも辛くなってきて、駅で乗客が降り座席が空いたと思った瞬間に我先にとびこむ。一緒に帰る先輩が２人いて、申し訳ないと思っていたが、そのときはそこまで考えられなかった。で、席に着くとそのまま爆睡（u u)zzz・・・。

　酒は百薬の長、というけれど、百毒の長、ともいうらしい。飲むときはたのしく、そしてほどほどに。もうあと一月もすると忘年会シーズンですので、昨日はお酒の飲み方を再履修したと思えば。

・・・そういえば、あのときジンジャーエール頼むの忘れたなぁ。