KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

”走”春賦

2011-02-27 22:20:08 | 日記・エッセイ・コラム

 きょうはとっても暖かい1日でしたね。

午前中は、予定していた京王”6000系ありがとうフェスタ”を見物するため高幡不動へ。

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会場の多摩動物公園駅、そして改札を出たら人、ひと、ヒト・・・。目に飛び込んだのは、グッズ買う長い長い行列。蛇のようにくねくね延びていて、こんだけ並んでたら欲しいモノも買えないな・・・。と、あっさりと予定していた写真集を買うのをあきらめ、ホームで列車をまつことにした。

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11時45分、京王最後の鋼製車、動物園線用6722F(4両編成)が1番ホームに入ってくるともう大騒ぎ。

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マナーを守って撮影を、とか、ひとりでも多くの方に撮影できるようにご協力を、というアナウンスがひっきりなしにスピーカーから流れるも、いちど上がった熱気はなかなか治まるもんじゃなかったね。

先頭のヘッドマークは、時間を区切って次々に付け替えられた。

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”新宿”や”京王八王子”とある行先の箇所が、”感謝”になっている。周囲には”Keio”とびっしり書かれているし、なかなか手の込んだヘッドマークだ。登場(1972年)から引退まで39年、サンキュー=ありがとう、という意味なのだろう。そういえば、東横線での東急8000系も39年(1969年-2008年)だった。39年というのは、いい意味でひとつの区切りなのかもしれない。

でも30分もいたら、もう充分と感じたので、この場から引き揚げることにした。

で、その後はどこ行ったかというと・・・、ここ。

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有名な銀座四丁目交差点。きょうは東京マラソンの日でした。3万人が都心を縦横に駆け抜けたわけですが、レースもほぼ後半過ぎたあたりで、浅草方面はすでに交通規制が解除されてました。

今回も有名人には会えませんでした・・・、ま、それはいいんだけど。

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世界に目を向ければ

2011-02-25 22:28:56 | 国際・政治

 チュニジアのジャスミン革命に端を発し、エジプトでの独裁政権崩壊と続き、そして今、リビアをはじめとしたアフリカ北部各地の反政府デモ活動は、連日ニュースになっている。40年間も独裁政治を続けていたというリビアのカダフィ大佐、デモ隊がついに首都トリポリを包囲し、今まさに最後の抵抗(?)を続けているようだ。20年前のルーマニア(チャウシェスク政権の頃)や、戦争末期のイラクにも同じような感じだったような?あのころはもう中学生だったので、TVでみた印象はけっこう残っている。蟻の穴から堤が崩れる、という言葉もあるが、今だと、Facebookから政権が崩れる、ということになるのかな?

 世界情勢の地殻変動が、今、あちこちで起きつつあるようで、これは池上さんの某ニュースバラエティ番組で知ったのだが、アフリカのスーダンという国が今年、2つに分かれ、うち南部が独立国となるという。先月、住民による投票によってきまったというが、その頃の日本は相変わらず予算を決める本会議が政争の具にされるような話題ばっかりだったからなぁ。

 今問題になっている国、地域は、どこも貧富の差が激しく、その不満が各地に広がっているわけだが、こういうとまた怒られそうだけど、日本国内での格差社会とかミドルクライシスなんか、ちっぽけな問題なのかなあ、と。

 地殻変動、なんて書いていたら、冗談ではすまされない事態が・・・。ニュージーランドでの大地震、古い建物が倒壊して、生き埋めになった邦人の安否についてこちらも連日報道している。すでに3日以上たってしまい、リミットではあるのだが、それでも奇跡を期待したいところでもある。

 ニュージーランドも日本と似ていて、2つの地盤(プレート)の上に立つ国なので、大きな地震が起きやすいそうだ。建物も都市では耐震化が進んでいたそうだが、古い町ではあまり進んでいないようで、今回被害が大きかったのもその地域だという。阪神淡路震災のときの、古い木造家屋の密集する一帯が崩壊した光景にも似ている気がした。

 今は海外からの重大ニュースがトップに来るけれど、ちょっと前まではいつまでも煮え切らない政治のニュースばっかりで正直ウンザリだったんだよね。言葉一つひとつにいちいち揚げ足取ったり。その間に、世界情勢が変わっても、永田町だけは相変わらずの「村社会」なんだろうな・・・ということはとりあえずおいておこう。

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関西に行くと思うこと

2011-02-23 21:12:02 | 日記・エッセイ・コラム

昨日ですが、出張で大阪行ってました。

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通天閣はじめてみた~。

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阪堺電車もはじめて乗った。ってか、仕事が早く上がったからといってこんなことしてるから不真面目だっていわれるんだろうかなぁ?

 ところで、大阪ではエスカレータ乗るときちょっと気をつけなきゃならない。たとえば東京だとエスカレータの右側を、急ぐ人のために空けておくのだが、これが大阪では逆になる。ついエスカレータで左側に乗って「ふぅ~」なんてほっとしていると気付いたら後ろからコワイ目で見られたり・・・。一発で「コイツ東京モンだな」って(ばれたって別にいいけど)分かっちゃう。

 ホテルでTV観ていたら、脅迫で取り調べする様子を録音した音声が裁判で公開された、というニュースをやってたが、ドスの利いた関西弁で生々しく、結構コワイなと感じた。明日こんな人達と仕事するのかなぁ・・・、とちょっと陰鬱な気持ちにもなったり。まぁ結果的にそんなことはなかったのですが。

 翌朝は「ズームイン・・・」を観てたけど、辛坊キャスターと森キャスターという「なんぎやなぁ」コンビ(とぼくが勝手に命名)を久々にみた!うぉ~すごいぜ。東京にいたら絶対楽しめないぞ、この顔合わせは。

地方へ行くと、朝のニュースが意外と楽しみだったりと思うKouChanです。

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日航のジャンボ機引退に思うこと

2011-02-20 22:22:29 | 日記・エッセイ・コラム

 夕方のニュースや「バンキシャ!」ではじめて知ったのですが、日航のジャンボこと、B747による国内線運行は、今日が最後とのこと。国際線も3月までの運行だという。そういえば、最近羽田へいったときにも、ジャンボはほとんど見かけなかったな。

 小学1~2年生くらいのとき、叔母の結婚式で急に高知へ行くことになったのだが、そのときは直通でなく、一旦大阪を経由することになった。そのときに、はじめて日航のジャンボ機に乗ったのだが、車にも酔いやすい体質だった当時のぼくは、飛行機に乗るのが怖くてしかたなかった。しかしその時は、わずか1時間くらいのフライトで、揺れもほとんど感じず、おまけに機内でトランプかなにかのオモチャを貰って喜んだ(先日観た映画「沈まぬ太陽」にも、お子さま向けにオモチャをサービスするエピソードがあった)記憶がある。でもその後、大阪からの乗り継ぎで乗ったYS-11にガックリきたのだが。

 2度目は、大学の卒業旅行で友人達とオーストラリアへ行ったときのこと。JALともう1社の共同運行だったと思うが、このときはとにかく安く行きたかったので、席は一番後ろ、夜中に出発し、翌朝到着というプランだったが、乱気流に巻き込まれ、とにかく揺れた揺れた。機内で一眠り、などとできず、一睡もできないままかの地に降り立ち、その日は海岸を歩いただけで疲労がピークに達し、ホテル着いたらそのままどてっとベッドに倒れ込む始末・・・。

日航のジャンボ機に乗ったのは、記憶する限りその2回だけだと思う。しかしジャンボジェットって、40年以上も就航していたのね。小さい頃観た絵本にも図鑑にも載ってたのでね。

500人以上を一度に運べるのだが、ひとたび事故が起きれば、それだけの人の命を危険にさらすのね・・・なんてネガティブなオチを持って来なきゃいけなかったのは、先日観た「沈まぬ太陽」の影響だなぁ、たぶん。

明日、夕方から出張で大阪行くんですが、交通手段は新幹線です。

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昨日の富士山

2011-02-16 23:40:15 | 日記・エッセイ・コラム

 こんばんは!オープンセサミKouChanです。

さっそくですが、昨日の富士山です。

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も一丁!

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 出張で静岡へ行ってきまして、これは富士川SAで昼食がてら撮ったもの。見晴らしも良かったのでついつい2枚も。ただ古いケータイなので画質は荒いですけどね。

 ところで、スマートICってご存じでしょうか?一部のサービスエリアでETCを搭載していれば、高速を降りることができるってやつで、出張先の工場へはここから近いみたいなので(実際は、この先降りるべきICが大渋滞という情報を聞いていたので)、スマートIC初体験~って降りてみたが、目の前は細く入り組んだ路地・・・なんだこりゃ。さらに、ナビに従っていくと、どんどん山奥に入っていき、県道なのに行き違いを余儀なくされるようなとこまで・・・。いやぁ、大変でしたよ。

 今回は、最近リンクさせてもらった、友人まりこさんのブログを参考に、ってか、ほとんどパクってる感じが・・・。たまたま撮った富士山の写真を載せたかった、というだけです。すみません。

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寒い、ツライ、明日が心配

2011-02-15 01:06:47 | 日記・エッセイ・コラム

 世間一般では2月14日はバレンタインデーとかで、世の男性陣の中には(義理でも)チョコをもらえるのもらえないので気にする人、しない人、貰いたくて仕方ない人・・・まぁさまざまいるようですけど。みなさまはどうでしたか?

 でもぼくにとってはもう一つの意味があるのでして、それは何たって姪っ子の誕生日(しかも満1歳!)。なので逆に今後、プレゼントとかせがまれたらあげなきゃならない立場になりそうなんでね。事実、先日用事があって実家に帰ったときに、親が何やらのし袋持ってニヤニヤ・・・。なるほど、お祝い金ってことね。筆ペンでへたくそな字で「御祝」と書き、なけなしのン万円をその袋に入れてきました。

 で、話は飛んで、その夜は大雪。交通機関があちこちでマヒしているようで、横須賀線も15分遅れの運転だった。でもあとでニュースみたら、直後に全線運転見合わせの速報が・・・何ともギリギリのタイミングでかえって来れてまずは一安心。

 でもよく考えたら、明日は出張。しかも車での移動・・・。雪道運転苦手なんだよなぁ、ぼく。東名使うことになるのは確実だけど、雪のため通行止めとかになってくれないものかねぇ、とムダなお願いをしてみたりする。

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たまにはこ~んなボカロネタでも

2011-02-12 19:14:29 | ニュース

 昨日は祝日だったので、祝日に関するネタで1本書こうと考えてたのでしたが、事情でPCが使えず・・・、今書いてもいいけど、祝日は過ぎちゃったし、タイムリーではないので、結局頭の中での構想丸ごとボツにした。ブログのネタは、魚と同じで、新しさ、思いついたらすぐ書き起こすのがだいじなのよね。

 という意味で、気を取り直してさっきまで色々ニュース記事みていたら、あるじゃないですか、旬なネタが・・・。札幌に「初音ミク」をラッピングした路面電車が・・・、これこれ、こーいうのですよ。

 今、さっぽろ雪まつりが開かれていて、そこに初音ミクの雪像もある、なんて話題もあり、会社が同じ札幌にあることから、雪像、氷像だけでなく、PR電車の運行も。

 車内アナウンスも、ミクの声を担当する声優さんが入れたというから本格的だ。ぼく個人の思いこみかもしれないが、VOCALOIDに普通の話し言葉を入れようとすると結構難しいのでは?なので、たとえば「ツギ・ハ・ス・スキ・ノ」なんて調子だったとしたらズッコケちゃうかも、って思ってたのですがね。

せっかくなので、地元新聞のニュース記事もリンクしておきましょう。

 ぼくは、札幌はおろか、北海道にも足を踏み入れたことがない。なので、北海道はある種、憧れでもある。だから、行くのならぜひともプライベートで、ありえぬ理想をいえば、親と同じく新婚旅行とかで・・・。すなわち、仕事ではあんまし行きたくない、と暗に言ってるようなものでして。

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オブラディ・オブラダ

2011-02-09 23:55:35 | 日記・エッセイ・コラム

 ひとり暮らしなので、食料の買い出しは基本的に週2回、駅前のロー○ンか、車で10分の大型ショッピングセンター、たまに鴨居のイ○ーヨー○ドーだったりする。

そこで流れる店内BGM、あれに裏の(?)メッセージがあるのは、何となく感づいていた。外で雨が降ってきたら、「悲しき雨音」(The CASCADES)が流れてくるとかは、けっこう有名ですからね。

ある日、それを調べていたら、とあるサイトに、その「回答」がでていたので、ちょっと引き写しを。

・「HELP!」(The BEATLES)・・・レジの応援を要請するとき。まさに「ヘルプ!!」ですね。

・「ロッキーのテーマ」・・・売り上げ未達成で、店員にハッパをかけるとき。ちなみに、売り上げ達成すると「スーパーマンのテーマ」が流れるらしいが、まだ聞いたことはないです。

・「ピンク・パンサーのテーマ」・・・店内に不審者がいるとき。警戒せよと言うことらしいが、もし店に入った瞬間にこのテーマが流れ出したらイヤだナァ。

・・・しかし、そのサイトでもどうしても分からなかった曲がある。それが「オブラディ・オブラダ」(The BEATLES)。なので以下、自分で回答を予測してみた。

①家族連れが多い、特に子供に注意せよ・・・商品倒したりとか、子供の予期せぬ動きに気をつけなさい、ということか。

②迷子の子供を預かっています・・・このBGM流れているときに、迷子の案内をけっこうしているので。

③それ以外。あるいは曲に意味はない。

曲に「kids running in the yard~♪」とあるので、こんな風に考えました。余談ですが、高校時代、音楽の授業で、クラスメイトとはじめてバンド組んでピアノで伴奏したのがこの曲でした。でも今はほとんど忘れてる(_ _;

このことに詳しい方、とくに、スーパーorデパート関係の方、もし可能ならご教示いただけるとありがたいです。気になって気になって買い物に集中できなくなりそうで。

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この世で大事なのは、やっぱり「カネ」だぁ

2011-02-08 23:28:00 | アニメ・コミック・ゲーム

 定時退社日を振替えたので、今日は早く帰れた。TVつけたら、最近TVでよく見るオバサンが・・・。映画の公開や、アニメもヒットした「毎日かあさん」の作者、西原理恵子さんだ。

 大学時代、たまたま友人の家で読んだ「鳥頭紀行」が結構面白くて読んでいた。鴨ちゃん(後に夫となる戦場カメラマンの鴨志田穣さん・故人)を、なんだか埴輪のような、インドの修行僧のように描いているのが面白かったな(今でいうイジラれキャラか?)。

 以前、彼女がゲスト出演していた番組で、半生を追っかけるドキュメントを放映していた。今日観たのも、それに近い内容だったのだが、まぁこの方ほど波瀾万丈という言葉が似合うのもなかなかいないのでは。ギャンブルが原因で父を失い、美大在学中にエロマンガでお金を儲け、まあじゃんで自分もギャンブルに填り、結婚した夫がじつはアルコール中毒だった・・・。

 しかし、マンガを読むかぎりでは、そんな雰囲気がなかなか見えず、キャラクターも独特のタッチで描かれるから、暗く、ときには薄汚い世界の話であったとしてもつい笑ってしまう。「こういうときは、笑うんや」とは、「ぼくんち」のラストで主人公、二太が言うセリフだ(と思った)が、辛いときこそ笑う。これってホント、大事な事なんだろうな。博打から家庭の話まで、様々なジャンルのマンガを描いているが、愛らしいキャラクターと、主題・テーマは、暗い話題やエロによってカムフラージュされているように見えるが、どの作品にも共通して同じように存在しているので、同じように笑ってしまうのではないかと、思う・・・わかりにくいかな?

 西原さんの半生をみていると、かつてぼくが騙されて最終的に200万近いローンを組まされた、永遠に封印したい話なんておそらく屁のカッパなんだろうなぁ・・・と思えちゃうから魅力的だし、コワいんだよな。

 だから、「世の中は、お金じゃないんだよね」なんて得意げにいう輩を、番組で「チ××ス」と吐き捨てたのには、さすがだなと唸ってしまった。先生じゃなきゃ言えませんよ、そんなセリフ・・・と、いい気になって(?)書き並べているぼくも、おそらく「チ×カ×」って吐き捨てられちゃうんだろうなぁ。

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大相撲開催”中止”に思うこと

2011-02-06 22:36:02 | ニュース

 前々から指摘されてきた大相撲の八百長疑惑について、別の賭博事件で押収された携帯電話のメールから”証拠”としてでてきた。これを受けて、名前の挙がった力士を調査し、3人が八百長に関与したことを認めた。事態を重く見た日本相撲協会が、ついに来月の春場所開催を中止した・・・。不祥事がきっかけで開催中止に至ったのは史上初だそう。

・・・まったく、残念としかいいようがないね。膿(不正とか諸々のことだよね)を出しきるまで相撲興行はお見せできないと、理事長は言ってたが、それが本当ならいつになったらまた相撲を見られるのだろう?

 相撲ほど、日本文化に根強く関わっているスポーツ(?)もないかと思う。協会は文部科学省の管理下にあるし、神社などへの奉納相撲っていうのもあるし、力士一人ひとりに支援者も数多くいる。静岡に住んでいた頃、大相撲の取組結果を報じるニュースの最後に、きまって県内出身力士(幕下)の取組結果も報じるので、さすが日本の国技(注:とみなされている。日本には正式な国技はないそうだ)だなぁと感じたものだ。しかし一方で、根強い裏社会が指摘される一面もある。他のスポーツに比べて野球賭博や八百長が騒がれるのも、ある意味日本が持つ文化の一側面なのかもしれない。

 とはいえ、大相撲の勝負を売買、あるいは貸し借りする「八百長」はやっぱりよくないな。興行にいくら「みせる(見せる、魅せる)」という特色があるからといって、はじめから決まっていたのじゃあねぇ。支援していた人の落胆ぶりは、TVで見てても察するにあまりある。

 TVで、「人情相撲」のことを報じていた。江戸時代、貧乏力士だった佐野山は、親が病気で薬代もままならないという。そんな状況を聞いた、当時向かうところ敵なしの谷風関、佐野山との対戦でわざと敗れた。これにより佐野山は、多額の報奨金を貰い、借金を返し、さらに親のために医者を呼ぶこともできた。世間では、谷風がなぜ佐野山に敗れたのかわからなかったが、やがて谷風が一世一番の大芝居を打って敗れたことが知れ渡ると、人々は彼を責めるどころか、「人情相撲」だと谷風を喝采したという・・・。

 だけどこれは、「八百長」ではない。相手の境遇を思ってわざと負けることと、お互い了解の上で星の売買をすることとは、区別されなきゃならない。

 八百長へ走ってしまう理由のひとつとして、幕内にいるかいないかで、給与、待遇面等で大きく違うことを挙げた人もいる。幕下へ落っこったら給与なし、というのは、ぼくら平凡なサラリーマンにはキツイ話だ。番付によって地位も成績もはっきりしているので、相撲ほど、実力主義が明確なのもないだろう。だからこそ、十両に昇進した力士(関取)は安定した生活が出来るようになり、さらに上を目指すこともできるし、また、幕下へ転落したことを契機に引退する力士が多いのも頷ける。

 幕下以下の待遇を良くしろと言う意見もあるが、たとえば、いったん相撲の世界に入ったら、まず身の回りのものをいっさい取り上げ、まさに裸一貫からスタートさせる、というのはどうだろう。今はPCやケータイがすごいスピードで氾濫する時代。だからこそ、そういうモノをいっさい持たせず、とにかく相撲の世界をとことんまで味わわせ、稽古あるいは力士の付き人として働く。付き人になったら、まさに関取とのマンツーマンのOJTというわけだ。その代わり、各部屋は親方が彼ら幕下以下の力士の生活についての一切を、責任もって受け持つことを義務づける・・・。というのはどうだろうか?

 とすると今度は、閉鎖的になって、事件にもなった親方や兄弟子による暴行も起こりかねないので、それをファンや後援会達がしっかり見守ったり、あるいは苦情を労働組合のような組織、しかも外部組織に直接訴える権利を力士に与えたり・・・?

 最後はちょっと無責任な提案になってしまったようですみません。でも相撲を安心して見られるようになるための荒療治と思い、一日も早く気持ちよく大相撲を見られるようになりたいと、ぼくも願うわけです。楽しみにしているおじいちゃん、おばあちゃんもホント多いですからね。

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