このところ、ニュースで車の事故を相次いで報道されている。どれも聞くたびに事故のむごたらしさ、恐ろしさを感じ、ドライバー歴十ン年のぼくも、他人ごととは思えない。
特に、直近の事故では、運転手の「居眠り」が原因だという。かたや無免許運転で一晩中運転していた少年たちが、その果てに居眠り運転で通学途中の学童と付き添いの女性をはねてしまった。直接の原因はそれに尽きることだが、現場は国道の抜け道になっていたり、緩やかなカーブでスピードを出しやすかったなど、道路環境も一因になっていたはず。車道を広げ、歩道の側溝を塞いで歩道を確保したそうだが、これは全く逆効果だと思う。車道の幅を思い切って狭くし、車のスピードを意図的に下げさせる。実際事故の発生数を減らした事例もあるし、今からでもそうすべきだと思うのだが。
そして今朝は、金沢からの高速バスが、高速道路上で防音壁に衝突、死者7名を出す大惨事になってしまった。こちらは乗務員が1名で運転していたというが、適度に休んでいたか、という当日の運転状況、記録を精査していく必要があるかと思う。
今は法規上、670km以下の走行距離ならば、乗務は1名で良いとされているが、長距離で夜通し走らせるバスは、大変でも2人乗務を義務とすべきじゃないかと思う。利益と安全を秤にかけることはできないと思っている。特にこういう事故を見てからは。
居眠り運転をしたことはないが、深夜車を走らせてて、はっとした経験は何度かある。そこで今回は、静岡に住んでいた頃、関東圏内から車で帰るときによくやっていたことを最後に書く。
運転していてアクビが出たり、少し眠いなと思ったら、事前にコーヒーやガムを買っておいてそれを喫す。コーヒーはトイレが近くなってちと困るので、熱いお茶を飲むこともある。
眠気が次のレベルに達したら、こんどはカーステレオをうるさくならない程度にまで上げる。とりわけ自分が好きな曲をかけ、大きな声で歌いながら走る。気分を上げることができるし、目も冴えてくる。しかしもし同乗者がいれば、うるさいって一喝されそうだが。
それでも眠気が取れなければ、あきらめてSAかPAで仮眠する。雨で視界が悪くなったときも同様だ。車内は寝心地がいいわけではないけど、安全運転を一生続けていく上でもそうするのが最善と考える。
そういや来月、関越走るんだよな。事故は気を付けよう。