世間一般では「またか」という出来事であっても、当事者にとっては「二度と同じ悲劇を繰り返してほしくない」ということがある。最近全国で立て続けに起きている、飲酒運転によるひき逃げ事故(事件)。この1~2週間の間だけでも10件以上。なぜこんなに連鎖が続くのだろう?と各局のニュース番組はこの特集を何日もやっているし、会社でも、「飲酒運転は、事故を起こしたときの社会的制裁が非常に大きいので絶対にしないように」というお達しまで来ていた。
「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」これは小学生でも知っている言葉だと思う。ましてやドライバーならば、運転免許を取りに行くときも、取った後で免許の更新をするときにも、飲酒運転の恐ろしさはいやというほど見せつけられているはず。単に「魔が差した」「油断していた」「飲んでから時間たっているので酔っている自覚がなかった」ではすまされない。
ちなみに、自分はホントにお酒が弱い。飲むと自分がどうなるのかはいやというほどわかっているので、飲むとわかっている日は車は使わない。
とはいったものの、一度だけ、飲酒後に運転したことがある。それは、親戚の家に家族で新年会に行った時のこと、まだ20~21歳そこそこで、運転経験もそんなになかったくせに、家族でのドライブはほとんど自分が運転をしていた頃のこと。親戚の家では、せっかくなのでと、ビールでコップ半分を飲んでしまった。酒はそれしか飲まなかった。数時間後に会はお開き、帰りも自分が運転したのだが、別にふらふら運転していた自覚もなく、普通に帰り着くことができた。しかし、もし同じことを今もやっていて、もし検問を受けていたら、自分だけじゃなくて、乗っていた家族も危険運転幇助の疑いで逮捕されてしまうだろうな・・・。
当然、これ以降は飲酒後の運転はしていません。後にも先にもこの1回だけです。
飲酒運転による事故を防ぐために、罰則を厳しくしたり、法的にもいろいろやっているようだが、最近、運転席に座った人の呼気に一定量以上アルコール成分が検出されると、車のエンジンがかからないという車が登場した、というニュースを見た。 海外ではこの装置を新車に取り付けることを義務化しているところもあるという。飲酒運転をする、しないはその人の意識の問題だから、すべての人が完全に意識改善をすることは非常に難しい。ならば車の側で、物理的に動かないようにしてしまおう、というのもわかる。ただ非常にめんどくさそうだけどね・・・。
いずれにしても、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」はもう一度、心の中で唱えておきましょう。