山の手デンタルクリニック

院長の趣味について

気になった症例ー歯根破折

2021-09-04 16:57:00 | Weblog
最近気になった症例につきまして
少しづつ書いていきます。



20年ほど前のレントゲン写真です。
左下の第2大臼歯
(奥から2番目)をご覧下さい。



10年ほど経過して少し変化があります。

上の第2大臼歯は喪失。
下の第2大臼歯は感染根根処置。



そして、また10年後
骨の中にあった歯の根が折れました。
歯根破折です。
前後の根が両方とも折れています。

骨が無くなった部分が
レントゲンで黒く写っています。

歯根破折が起こった際
あまり痛くないようで
「歯茎が腫れてきたので、、」
と仰っていました。

原因は「ブラキシズム」

抜歯しました。





直接の画像は嫌がる方もいらっしゃるかも
しれませんので
歯型をとって模型で。

随分と骨が下がった様子がわかります。



上の歯は、10年以上前に
ブラキシズムで喪失。

上下の奥歯がごく一部だけ
噛み合っています。

内側から見ると下のようになります。




この症例に治療につきまして
いくつかの方法があります。


     つづく





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