踊る小児科医のblog

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6月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:1415ページ

2011年07月01日 | 東日本大震災・原発事故
荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅
祝・平泉世界遺産登録。中尊寺だけじゃない。「風の陣」「火怨」「炎立つ」「天を衝く」の蝦夷四部作を読んだ人なら、この本を手に取って明日にでも旅に出たくなるはず。阿弖流為が啓示を受けた丹内山神社のアラハバキ大神の巨石と田村麻呂が建立した成島毘沙門堂の兜跋毘沙門天像の関係など。達増知事との霊的対談も異色。
読了日:06月30日 著者:荒俣 宏,高橋 克彦
ケルト巡りケルト巡り
神話や伝承などを中心としたケルト文化を巡る旅を通して、現代の日本人の心、生き方を考える。 近現代と前近代、欧米キリスト教文明とケルト・日本古来の文化、近代的自我と無意識の世界、「自然を克服する」と「自然に還る」、父性原理と母性原理など。 単純に昔に帰れば良いと主張しているわけではない。 河合隼雄や村上春樹の著作に馴染んだ人なら、素直に理解できる。 福島原発震災をめぐる構図が何度も頭をよぎった。業界、官僚といったあちら側の人たちに、何が決定的に欠けているか。科学技術やお金だけでは、人は幸せになれなかった。
読了日:06月28日 著者:河合 隼雄
隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
再処理工場が抱える膨大な危険、原子力に悪用された二酸化炭素地球温暖化説、エネルギーと不平等社会(小出先生の反原発論の最重要ポイント)など、「原発のウソ」で目覚めた人がより詳しく知るための道しるべ。福島原発事故前の2010年12月に刊行。事故の前後で小出先生の論は全く変わっていない。
読了日:06月22日 著者:小出 裕章
放射能汚染の現実を超えて放射能汚染の現実を超えて
放射能汚染食品の輸入基準を厳しくすることに反対した小出先生。現在と全く同じことを主張されていた。
読了日:06月22日 著者:小出 裕章
原発のウソ (扶桑社新書)原発のウソ (扶桑社新書)
100万部×10=1000万人が読めば日本は変わる。全ての人にお勧め。コンパクトにまとまっていて読みやすい。
読了日:06月18日 著者:小出 裕章
まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙まだ、まにあうのなら―私の書いたいちばん長い手紙
フクシマ事故後に知り購入。結果的に、間に合わなかったが。。しかし、これだけの惨状で福島のお母さん達の苦しみを無視し、2発目の原爆を投下されなければ敗戦を認めようとしないこの状況で、もう一度「まだ、まにあうのなら」と問いたい。
読了日:06月09日 著者:甘蔗 珠恵子
龍の子太郎(新装版) (児童文学創作シリーズ)龍の子太郎(新装版) (児童文学創作シリーズ)
この歳になって初めて読んだ。十和田湖や八郎潟、田沢湖周辺に伝わる八の太郎の物語を題材にしているらしい。大人も楽しめる。アニメ日本昔話の龍に乗った子どもも同じか。
読了日:06月06日 著者:松谷 みよ子
今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット)今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし (岩波ブックレット)
福島原発事故とその後のゴタゴタで、日本の社会や民主主義の膿みや歪み、利権構造などを日本人の誰もが知るところとなった。事実を知り、現状に目覚めれば、自然エネルギーや地域分散型エネルギー、市民社会など向かう方向は自ずから定まってくるはずだが、旧弊オヤジ社会から子どもや若者が希望の持てる国に生まれ変わるには、まだまだ血が流されなくてはいけないのか。祝島の人たちの生き方に学ぶ。(映画見逃した)
読了日:06月06日 著者:飯田 哲也,鎌仲 ひとみ

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