踊る小児科医のblog

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[デーリー東北全面広告]勝間和代「原発停止で年間3兆円流出」の嘘 2014年に藻谷浩介氏が論破済み

2016年03月08日 | 東日本大震災・原発事故
2016年3月6日にデーリー東北に掲載された日本原燃・電事連の全面広告(画像は後日アップ予定)については、話の最初から最後まで嘘・まやかし・詭弁のオンパレード(←いつものこと)と言って良い内容ですが、とりあえず最初の論点である「原発停止で年間3兆円流出」について、これは「嘘も百回言えば真実となる」の典型的な例と言えます。
(それで「県民の信頼を得て安心につながるよう事業を進めて」などと書かれても、信用できるわけがないでしょう。)

すでに「古典的な嘘」であることが明らかとなっている事実を、企業広告とはいえ公共の場である新聞紙面に堂々と載せる企業倫理が問われます。

話は簡単で、3兆円はアベノミクス円安誘導政策による損失であるということです。詳しくは下記の記事を御覧ください。

日本総研・藻谷浩介氏 「安倍政権は経済的な“反日”の極み」
2014年9月29日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153666/2

「燃料代3兆3000億円の増加も円安が原因で、原発停止が理由ではありません。原発は野田政権当時から全部止まっていたのですから。日本の石油や天然ガスの輸入量は国民や企業の省エネ努力のおかげで、原発事故前の2010年も、安倍内閣の昨年も、2億5000万キロリットルと横ばいのままなのです」

「自分で円安にして日本を大赤字にしておいて「原発再稼働」というのは、相手を転ばせてケガさせておいて「さあ、クスリを買え」というような話です」

これはしかし、藻谷氏に指摘してもらわなくても、私のような経済の素人でも、エネルギー問題が大変な時にわざわざ円安に誘導するなんて馬鹿じゃないかと内心思っていたし、おそらく多くの国民も同じように感じていたはずです。

(この続きがあるかどうかわかりません、面倒なので…)