◎ これまでに罹った子の症状や様子から
当院に通院している子では、喘息発作が誘発された子はいますが入院するほどの重症例はなく、ほとんどの子は例年のインフルエンザよりも軽症で済んでいる印象です。八戸市小児科医会での情報では、市内で重症化した3例の喘息患者が報告されましたが、全例1週間以内に退院できたとのことです。3例とも軽症の喘息患者でしたが、発症初期に呼吸困難が急速に進行したようです。
◎ 全国での重症例や死亡例から
全国的には、幼児~小学校低学年を中心に脳症が132例報告されていますが、その83%は治癒・軽快し、後遺症は12%、死亡例は5%とのことです。
すでに感染者は全国で1千万人を大きく超えているものと推測され、市内の学校では3割以上感染したところも出ています。全国では7月下旬から11月中旬までの受診者は推計で約900万人。入院患者は約7700人、うち345人が重症化、65人が死亡。受診者の1200人に1人が入院し、14万人に1人が死亡した計算になります。死亡率は0.001%未満で、当初予想された0.5%の500分の1以下ですが、子どもの重症化については今後も注意が必要です。
◎ 治療は?
現在、「重症化予防」の目的でほぼ全例に抗インフルエンザ薬のタミフルかリレンザを処方しています。漢方薬の麻黄湯も効果が期待できることから殆どの子に併用しています。タミフルのドライシロップが品切れのため、カプセルの中身を甘くして処方する場合がありますが、少し飲みにくくなるようです。
◎ 子どもから大人への感染は少ない
全国的に、小児科医や医療関係者の発症は非常に少なく、家族の中でも兄弟姉妹には感染しても親や祖父母への感染は少ないようです。これまで、90歳以上でなければ免疫はないとされていましたが、昨年までの「季節性」の感染による交差免疫で、ある程度の免疫があるのではないかと推測されています。
◎ 感染者の家族・きょうだいの休校・休業は不要!
本人の症状次第です。
(院内報より)
当院に通院している子では、喘息発作が誘発された子はいますが入院するほどの重症例はなく、ほとんどの子は例年のインフルエンザよりも軽症で済んでいる印象です。八戸市小児科医会での情報では、市内で重症化した3例の喘息患者が報告されましたが、全例1週間以内に退院できたとのことです。3例とも軽症の喘息患者でしたが、発症初期に呼吸困難が急速に進行したようです。
◎ 全国での重症例や死亡例から
全国的には、幼児~小学校低学年を中心に脳症が132例報告されていますが、その83%は治癒・軽快し、後遺症は12%、死亡例は5%とのことです。
すでに感染者は全国で1千万人を大きく超えているものと推測され、市内の学校では3割以上感染したところも出ています。全国では7月下旬から11月中旬までの受診者は推計で約900万人。入院患者は約7700人、うち345人が重症化、65人が死亡。受診者の1200人に1人が入院し、14万人に1人が死亡した計算になります。死亡率は0.001%未満で、当初予想された0.5%の500分の1以下ですが、子どもの重症化については今後も注意が必要です。
◎ 治療は?
現在、「重症化予防」の目的でほぼ全例に抗インフルエンザ薬のタミフルかリレンザを処方しています。漢方薬の麻黄湯も効果が期待できることから殆どの子に併用しています。タミフルのドライシロップが品切れのため、カプセルの中身を甘くして処方する場合がありますが、少し飲みにくくなるようです。
◎ 子どもから大人への感染は少ない
全国的に、小児科医や医療関係者の発症は非常に少なく、家族の中でも兄弟姉妹には感染しても親や祖父母への感染は少ないようです。これまで、90歳以上でなければ免疫はないとされていましたが、昨年までの「季節性」の感染による交差免疫で、ある程度の免疫があるのではないかと推測されています。
◎ 感染者の家族・きょうだいの休校・休業は不要!
本人の症状次第です。
(院内報より)
風邪恐いので、気をつけています。