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青森県の死亡率 男女ともワースト1 グラフ化で一目瞭然 男性は突出 高い喫煙率や児童の肥満傾向が背景

2012年03月05日 | 禁煙・防煙
メディア各社がやってくれないから自分でグラフ化してみましたが、「青森県の男がいかに死にやすいか」が一目瞭然で実感できるはずです。ただ数字で「人口10万人あたりの死亡率は男性662・4人(全国平均544・3人)、女性304・3人(同274・9人)」と言われてもピンと来ないかと思いますが。


本日の東奥日報夕刊に中路先生の連載が掲載されていますが、こちらの平均寿命も男女とも最下位(2005年)。このデータだと2010年も間違いなく最下位になるでしょう。

<元データ>
都道府県別にみた死亡の状況 -平成22年都道府県別年齢調整死亡率-(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/10sibou/

<報道>
死亡率 男女とも最悪 人口10万人あたり 全国平均大きく上回る
 厚生労働省が1日発表した2010年の都道府県別の年齢調整死亡率で、本県の人口10万人あたりの死亡率は男女とも最悪だった。男性は662・4人(全国平均544・3人)、女性は304・3人(同274・9人)で、全国平均を大きく上回った。男性は3回連続、死因別でも心疾患など7部門で最悪となるなど、これまで以上に改善が迫られる結果となった。
 男性が最悪になるのは、2000年調査から3回連続で、女性は05年調査では栃木に続くワースト2位だったが、今回は全国で唯一300人を超えて最悪になった。最も死亡率が低かった長野県と比べると、女性が55・5人、男性は185・1人も多かった。
 17種類ある死因別では、男性は肺がん、大腸がん、悪性新生物(すべてのがん)、心疾患、肺炎、腎不全、糖尿病で最悪となり、5分野で最悪だった前回よりも悪化した。脳血管疾患、脳梗塞、自殺でも同2位だった。女性も大腸がんで最悪を記録したほか、肺がん、心疾患、急性心筋梗塞などでワースト10位以内に入った。
 県は栄養・食生活や自殺予防対策、アルコールなど9分野での取り組むべき施策を記した「健康あおもり21」を01年に策定し、死亡率の改善に努めているが、高止まりしている背景には、男性全国最悪、女性がワースト2位(2010年)という高い喫煙率や、児童の肥満傾向があるとみられる。県幹部は「これまで以上の努力をしないとなかなか汚名は返上できない」と話す。
 新年度予算案でも、がん医療機関や患者の体験などを紹介する情報サイトを新たに運営するための新規事業費を計上しており、引き続き対策に努める考えだ。

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