「弘前大・床次(とこなみ)眞司教授は4月11日に一関周辺の放射能汚染(ホットスポット)を実測しておきながら自治体にも住民にも知らせず、9月に論文を公表するまで手元に隠していた」
この問題のポイントとして、1)一関ホットスポットがいつ生じたか、2)大学の研究者が放射能汚染データを知りながら論文発表まで公表せず被曝を放置したことのついての社会的・倫理的・学術的な問題、3)フクシマ事故後も学者が原子力事業者の提供番組に出演して原子力の安全PRに務めるといういわゆる「御用学者」問題の3つがあげられると思う。3)と2)は互いに関連しているので一つにまとめても良いかもしれない。
twitterでの経緯を群馬大・早川由紀夫教授がtogetterにまとめてくれているので、まずそちらをご覧下さい。
↓
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
一関の汚染が3月12日ではなく20日だったと修正する過程すべて
http://togetter.com/li/265013
・COACHの傘を博物館に入れよう。
・副次的話題は科学者の利益相反。自分の論文業績を積み上げるために情報を秘匿して社会に不利益をもたらしてよいかの問題。
http://www.nature.com/srep/2011/110907/srep00087/full/srep00087.html
by HayakawaYukio
放射能汚染地図(六訂版) 早川由紀夫の火山ブログ
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
この件についての私自身の関わりは次の通りです。上記のtogetterにも一部収録されていますが以下にまとめておきます。なお、twitter文中でNatureと表記していますが、論文が掲載されたのはNatureのScientific Reportsです。
・9月の「浪江町の避難は妥当」報道で弘前大・床次(とこなみ)眞司教授のコメントに大きな疑問を感じ、原論文にもあたってみたはずだが、一関ホットスポットを示すグラフを見逃したか意味を把握していなかった。その後、このニュースについては失念していた。
・2/25(土)に放送された青森朝日放送の「ツカエル放射線講座」を録画し、2/27夜に見てその問題点に気づき、twitterに投稿。
・2/28に一関ホットスポットに関して早川教授にtwitterでmentionしたところ、早川マップの改訂へと繋がった。(上記togetter参照)
・その中で、科学者の利益相反と社会的責任についても問題視され、早川先生の1万人以上のフォロワーにも広められた。
1)の一関ホットスポット形成に関する考察については私が寄与することはできないのですが、2)3)についてはもう少し具体的にどうするか考えたいと思う。
<twitterの関連発言>
2011年09月08日(木)
RT @asahi_apital: 本日の朝日新聞朝刊でお伝えしている記事です。●年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 浪江町の住民 http://t.co/lKjLv24 記事中、「英科学誌ネイチャーのサイエンス・リポートに論文」とありますが、原文は http://t.co/LUudmS1 をご参照下さい。
posted at 10:41:21
弘前大床次教授「避難することで被曝量を3分の1に減らすことができた。政府の避難指示は妥当だった」←避難指示は遅過ぎたし避難先で更に被曝を重ねた。浪江町のデータを文科省が隠していたのはNHKで検証済み。 年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 http://t.co/2CE9OHn
posted at 14:14:34
2012年02月28日(火)
弘前大の床次(とこなみ)眞司教授。日本原燃提供のツカエルくんの番組(青森朝日放送)に出演して「α線は紙で止められる」と頑張ってるけど、残念ながら身体の中には止めてくれる紙はない。ロケは六ヶ所原燃PRセンター。
posted at 00:42:56
ツカエルくん「ベクレルやキュリーのように床次(とこなみ)先生の名前が単位になる日が来るってことも?」弘前大・床次眞司教授「そうですね、そうなれるように頑張りたいと思います」 ( ゜д゜)
posted at 00:43:41
弘前大・床次眞司教授。番組の中で得意そうに紹介しているネイチャーに載ったという測定結果。当時、報道された時に「えっ弘前から福島まで車の中で放射線量を測っただけでネイチャーに載るの?」と驚いた。。(Natureには利益相反のチェックはないのか)
posted at 00:44:57
ナレーション「事故現場から遠ざかるにつれて放射線量が低くなっていて、時間が経つほど下がっていることがわかる」床次眞司教授「風で運ばれることもあるので離れれば絶対安全ということでもありませんが、距離や時間によって影響は小さくなる」と言訳がましく言っているが(続く)
posted at 00:51:35
福島から150-200km。3/16-4/11間ではね上がっていて9/28でも下がっていない。このグラフの再重要ポイントは「距離が離れても安全ではないし一旦汚染されると殆ど下がらない」。どうやったら「距離と時間で安全に」と読めるんだ。 http://t.co/d4aYkDB3
posted at 00:57:49
弘前大・床次眞司教授はこのデータを4/11の測定時にリアルタイムで知っていたが、一関・平泉ホットスポットについて何ら情報を公開しようとせず、住民に対して警告を発しようしなかった。(Natureに載せるために隠していたのか?)
posted at 00:59:40
弘前大・床次眞司教授「正しい知識を持ち、正しく怖がる」福島事故後のリスクコミュニケーションでこれほど失敗した言葉もない(寺田寅彦は怒っているだろう)。日本原燃から出演料もらっていて「私の言うことを正しく信用しろ」と。 http://t.co/C8Wd9go9
posted at 01:01:11
青森県内では福島原発事故などなかったかのように、原子力安全PR番組が事故前と変わりなく放映されてます。しかし、カエルのキャラクターでこれくらいムカつく奴も珍しい。(腹が立つのはわかっているので見ないようにしていたのですが)
posted at 01:01:34
The time variation of dose rate artificially increased by the Fukushima nuclear crisis http://t.co/UQwSgVbn
posted at 01:22:52
早川マップ@HayakawaYukioに一関ホットスポットが載ったのは6月の改訂版。一関市は早川先生に抗議した。http://t.co/l0g6Tu66 弘前大・床次眞司教授は4/11に実測していたが公表せず、住民に知らせようとしなかった。http://t.co/B4NhttJm
posted at 10:40:54
弘前大・床次(とこなみ)眞司教授、Nature論文の測定グラフ。3/16と比較して4/11に奥州・大崎間で跳ね上がっている。http://t.co/v1Jc6AWk
posted at 10:41:41
弘前大・床次論文が最初に報道されたのは9/8「年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 浪江町の住民」http://t.co/fzrFPjFL 床次教授は「避難することで、被曝量を3分の1に減らすことができた。放射線防護の点から、政府の避難指示は妥当だった」と政府を正当化するコメント
posted at 22:34:29
RT @HayakawaYukio: 「一関の汚染が3月12日ではなく20日だったと修正する過程すべて」をトゥギャりました。 http://t.co/qr0vA5Mh
posted at 12:11:14
この問題のポイントとして、1)一関ホットスポットがいつ生じたか、2)大学の研究者が放射能汚染データを知りながら論文発表まで公表せず被曝を放置したことのついての社会的・倫理的・学術的な問題、3)フクシマ事故後も学者が原子力事業者の提供番組に出演して原子力の安全PRに務めるといういわゆる「御用学者」問題の3つがあげられると思う。3)と2)は互いに関連しているので一つにまとめても良いかもしれない。
twitterでの経緯を群馬大・早川由紀夫教授がtogetterにまとめてくれているので、まずそちらをご覧下さい。
↓
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一関の汚染が3月12日ではなく20日だったと修正する過程すべて
http://togetter.com/li/265013
・COACHの傘を博物館に入れよう。
・副次的話題は科学者の利益相反。自分の論文業績を積み上げるために情報を秘匿して社会に不利益をもたらしてよいかの問題。
http://www.nature.com/srep/2011/110907/srep00087/full/srep00087.html
by HayakawaYukio
放射能汚染地図(六訂版) 早川由紀夫の火山ブログ
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html
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この件についての私自身の関わりは次の通りです。上記のtogetterにも一部収録されていますが以下にまとめておきます。なお、twitter文中でNatureと表記していますが、論文が掲載されたのはNatureのScientific Reportsです。
・9月の「浪江町の避難は妥当」報道で弘前大・床次(とこなみ)眞司教授のコメントに大きな疑問を感じ、原論文にもあたってみたはずだが、一関ホットスポットを示すグラフを見逃したか意味を把握していなかった。その後、このニュースについては失念していた。
・2/25(土)に放送された青森朝日放送の「ツカエル放射線講座」を録画し、2/27夜に見てその問題点に気づき、twitterに投稿。
・2/28に一関ホットスポットに関して早川教授にtwitterでmentionしたところ、早川マップの改訂へと繋がった。(上記togetter参照)
・その中で、科学者の利益相反と社会的責任についても問題視され、早川先生の1万人以上のフォロワーにも広められた。
1)の一関ホットスポット形成に関する考察については私が寄与することはできないのですが、2)3)についてはもう少し具体的にどうするか考えたいと思う。
<twitterの関連発言>
2011年09月08日(木)
RT @asahi_apital: 本日の朝日新聞朝刊でお伝えしている記事です。●年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 浪江町の住民 http://t.co/lKjLv24 記事中、「英科学誌ネイチャーのサイエンス・リポートに論文」とありますが、原文は http://t.co/LUudmS1 をご参照下さい。
posted at 10:41:21
弘前大床次教授「避難することで被曝量を3分の1に減らすことができた。政府の避難指示は妥当だった」←避難指示は遅過ぎたし避難先で更に被曝を重ねた。浪江町のデータを文科省が隠していたのはNHKで検証済み。 年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 http://t.co/2CE9OHn
posted at 14:14:34
2012年02月28日(火)
弘前大の床次(とこなみ)眞司教授。日本原燃提供のツカエルくんの番組(青森朝日放送)に出演して「α線は紙で止められる」と頑張ってるけど、残念ながら身体の中には止めてくれる紙はない。ロケは六ヶ所原燃PRセンター。
posted at 00:42:56
ツカエルくん「ベクレルやキュリーのように床次(とこなみ)先生の名前が単位になる日が来るってことも?」弘前大・床次眞司教授「そうですね、そうなれるように頑張りたいと思います」 ( ゜д゜)
posted at 00:43:41
弘前大・床次眞司教授。番組の中で得意そうに紹介しているネイチャーに載ったという測定結果。当時、報道された時に「えっ弘前から福島まで車の中で放射線量を測っただけでネイチャーに載るの?」と驚いた。。(Natureには利益相反のチェックはないのか)
posted at 00:44:57
ナレーション「事故現場から遠ざかるにつれて放射線量が低くなっていて、時間が経つほど下がっていることがわかる」床次眞司教授「風で運ばれることもあるので離れれば絶対安全ということでもありませんが、距離や時間によって影響は小さくなる」と言訳がましく言っているが(続く)
posted at 00:51:35
福島から150-200km。3/16-4/11間ではね上がっていて9/28でも下がっていない。このグラフの再重要ポイントは「距離が離れても安全ではないし一旦汚染されると殆ど下がらない」。どうやったら「距離と時間で安全に」と読めるんだ。 http://t.co/d4aYkDB3
posted at 00:57:49
弘前大・床次眞司教授はこのデータを4/11の測定時にリアルタイムで知っていたが、一関・平泉ホットスポットについて何ら情報を公開しようとせず、住民に対して警告を発しようしなかった。(Natureに載せるために隠していたのか?)
posted at 00:59:40
弘前大・床次眞司教授「正しい知識を持ち、正しく怖がる」福島事故後のリスクコミュニケーションでこれほど失敗した言葉もない(寺田寅彦は怒っているだろう)。日本原燃から出演料もらっていて「私の言うことを正しく信用しろ」と。 http://t.co/C8Wd9go9
posted at 01:01:11
青森県内では福島原発事故などなかったかのように、原子力安全PR番組が事故前と変わりなく放映されてます。しかし、カエルのキャラクターでこれくらいムカつく奴も珍しい。(腹が立つのはわかっているので見ないようにしていたのですが)
posted at 01:01:34
The time variation of dose rate artificially increased by the Fukushima nuclear crisis http://t.co/UQwSgVbn
posted at 01:22:52
早川マップ@HayakawaYukioに一関ホットスポットが載ったのは6月の改訂版。一関市は早川先生に抗議した。http://t.co/l0g6Tu66 弘前大・床次眞司教授は4/11に実測していたが公表せず、住民に知らせようとしなかった。http://t.co/B4NhttJm
posted at 10:40:54
弘前大・床次(とこなみ)眞司教授、Nature論文の測定グラフ。3/16と比較して4/11に奥州・大崎間で跳ね上がっている。http://t.co/v1Jc6AWk
posted at 10:41:41
弘前大・床次論文が最初に報道されたのは9/8「年間最大68ミリシーベルトの外部被曝 浪江町の住民」http://t.co/fzrFPjFL 床次教授は「避難することで、被曝量を3分の1に減らすことができた。放射線防護の点から、政府の避難指示は妥当だった」と政府を正当化するコメント
posted at 22:34:29
RT @HayakawaYukio: 「一関の汚染が3月12日ではなく20日だったと修正する過程すべて」をトゥギャりました。 http://t.co/qr0vA5Mh
posted at 12:11:14