「八戸自治体病院再編協議打ち切り」というニュースを目にして、この首長たちは一体何がしたかったのか、全く理解ができません。県側があげた「(1)八戸圏域をはじめ県内は医師不足が深刻(2)圏域内の病院数が県と全国水準を上回っており、病床数も県保健医療計画より過剰(3)赤字決算や不良債務を抱える病院が多く、抜本的な経営改善が求められる」という状況から、全ての病院がこれまで通りの診療科・医師数で運営していくことはできないという前提のもとで話し合いのテーブルに着いたのではなかったのでしょうか。具体的な案について様々な議論の余地はあるかもしれませんが、全ての町村が「受け入れられない」と言って協議自体を崩壊させてしまったら、結局のところ最後にツケが回ってきて苦しめられるのは患者・利用者である住民であることになぜ気がつないのでしょうか。
産婦人科の例だけでなく、冬場など遠くの病院まで往復しなければいけないことを考えれば、住民にとって身近な病院に全ての診療科がそろっていることが望ましいことに異論はないでしょう。しかし、だからといって全ての病院が競争のように高額な医療機器を揃えて高度な医療を行うことなど不可能なことも明白です。病院が診療所になるといっても、何も病院の建物や外来がなくなってみすぼらしい診療所になるわけではなく、これまでの病院が20床以下の外来プライマリケア中心の医療機関になるだけで激変は避けられるはずだし、現在でも二次三次の医療連携(紹介・転院したり逆紹介で戻ってきたりすること)は進められています。ある程度の機能分担が必要なことはどなたも理解いただけると思います。巨人軍に4番バッターばかり集めても優勝できるわけではなく、チームとしてつなぐ打撃の2番打者も強肩好守の外野手も必要なはずです。おらほの町だけでなく、地域全体として住民の幸福を考えることが首長には求められているはずです。
産婦人科の例だけでなく、冬場など遠くの病院まで往復しなければいけないことを考えれば、住民にとって身近な病院に全ての診療科がそろっていることが望ましいことに異論はないでしょう。しかし、だからといって全ての病院が競争のように高額な医療機器を揃えて高度な医療を行うことなど不可能なことも明白です。病院が診療所になるといっても、何も病院の建物や外来がなくなってみすぼらしい診療所になるわけではなく、これまでの病院が20床以下の外来プライマリケア中心の医療機関になるだけで激変は避けられるはずだし、現在でも二次三次の医療連携(紹介・転院したり逆紹介で戻ってきたりすること)は進められています。ある程度の機能分担が必要なことはどなたも理解いただけると思います。巨人軍に4番バッターばかり集めても優勝できるわけではなく、チームとしてつなぐ打撃の2番打者も強肩好守の外野手も必要なはずです。おらほの町だけでなく、地域全体として住民の幸福を考えることが首長には求められているはずです。
医者はどこに・病院はどこへ(読売・岩手版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/kikaku/018/main.htm
(9)県立病院再編=下
(8)県立病院再編=中
(7)県立病院再編=上
止めるということです。一方的に各自治体に
通告、医師を引き上げる分診療所にしろという
ことですよ。そして従わなければやはり医師の
面倒をみないという筋書きです。どうせ切られる
のですから、むしろ話し合いをしたという
既成事実ができるより蹴った方がいいと判断
すべきではありませんか?
>全ての町村が「受け入れられない」と言って協議自体を崩壊させてしまったら、結局のところ最後にツケが回ってきて苦しめられるのは患者・利用者である住民であることになぜ気がつないのでしょうか。
と書いた部分に対する回答をお持ちでしょうか?
県の方など持つつもりはありませんが、それでどうするのかということです。だれかの面子など関係ありません。首長の選挙への影響など関係ありません。住民と医療側にとって最善の地域医療をどう構築していくかです。
(もちろん、わたしにも最善の策はわかりませんが、何もしないのが最悪であることは簡単に理解できます)
派遣しています。県にとってその割り振りこそ
協議の第一の意図です。町の代表として
参加している人間に、県の意向として一方的に
条件を飲ませようとするものです。みんなで
相談してよりよい県政を目指すものでは
もとからありません。(例えば需要もあり、
頑張って黒字にしている病院まで診療所化を
求めています)
それでも何もしないよりマシですか?
国の話でも、第三者機関により云々というのが
実は関係者でとか聞いたりしていませんか。
施政者を悪く言うつもりではないですが、
何もしないのが最悪という考えを皆が持って
くれるならばすごく楽でしょうね。