踊る小児科医のblog

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死亡率は0.001%?

2009年11月03日 | 新型インフルエンザ
これまでの流行状況と死亡者数を比較すると、患者数は400万人を越えている(おそらくもっと多い)のに、死亡者数は40数人。死亡率は10万人に1人、つまり0.001%という極めて少ない数字で推移しています(死亡率0.5%の脅威と喧伝されていましたがその500分の1です)。マスコミは「♪今日もひとり、明日もひとり、インフルエンザで死に続けている」とカウントしていますが、分母は決して流そうとしません。10万人のうち9万9999人は治っているのです。

季節性のインフルエンザで、1シーズン(約3ヶ月)で1万人が亡くなっていたとしたら、毎日100人(×100日)の死者が出ていたはずですが、マスコミも国も何の興味も示してきませんでした。

もちろん、その中で子どもたちも亡くなっていることは極めて憂慮すべきですが、これまでの報告から、早期受診や早期の抗ウイルス薬投与で防げたのではないかということは言えません。