熊本熊的日常

日常生活についての雑記

シンドバッド的総括 1ヶ月経過時点

2009年10月01日 | Weblog
外国為替証拠金取引を始めて一ヶ月が経過した。当初の予定では、今ごろ億万長者になっているはず、だった。9月1日付「渚のシンドバッド」にも書いたことで、その後に認識が変わったようなことは、未だない。

ところで、億万長者になるはずだったのに、現実はどうであったかといえば、投資した資金の8割ほどを失った。9月は総じてドル円の動きが鈍かったので、もっぱらポンド円で取引を繰り返していた。最初のうちは、ちびちびとやっていたのだが、慣れるに従って安易に数分単位の売買を繰り返すようになり、それが調子に乗り始めた頃に、ポンドの暴落に襲われた。それが9月18日のことである。翌週は週前半こそ快調だったが9月24日に前週以上の暴落に襲われ、予想に反して翌25日も暴落が続き、ついに身動きがとれなくなった。波乗りどころではない。9月最後の2日間で多少は挽回したものの、焼け石に水の域を出ていない。

反省点はいろいろあるのだが、目先のことに囚われず、流れのイメージを持つことは重要だ。そのためには、大袈裟なようだが、やはり自分の世界観とか価値観をしっかりと持つことが必要だ。かつての職場の同僚や先輩のなかには、宗教や瞑想といったスピリチュアルな世界に向かう人も珍しくない。瞑想ならともかく、宗教に飛んでしまうような人に対しては引いてしまっていたのだが、それも全くわからないでもない、と思えるようになった。結局のところ、相場は心理戦なのである。政治も経済も、あまねく社会の動きというものは、突き詰めれば、社会を構成するひとりひとりの人間の発想に起因するのである。

今月は、流れを読むことと、適切に損切りをすることを心がけたいと思う。

なにはともあれ、新しいことを経験するのは愉快である。