去年の夏までは完成させたプラモデルは自作の飾り棚に仕舞われたら「それっきり」でしたが、昨年の夏に地元のプラモデルサークルに入会し、例会や作品展などで、完成品を人様の目に晒す機会ができてきました。
これは、完成したプラモデルを自宅以外の場所に「運ぶ」という、今まで体験したことの無かった未知の領域に踏み出すことを意味します。
実際にサークル月例会や作品展への出品などでプラモデルの完成品を運搬する機会がドンドン増えてきました。
月例会に持って行くときにはダンボールにシュレッダー粕を入れて、その中にプラモデルを埋もれさせて運んでいましたが、これはあくまでも短距離用の「取りあえず」であって、長時間、遠距離、大量の運搬には耐えられません。
「壊れやすい完成品をどうすれば安全に運べるのか?」と思案していたところ、月刊ウェブモデラーのバックナンバー(2009年4月号、5月号)でそのものズバリの記事を発見しました。
これを自分なりにアレンジした方法で試してみたところ、非常に具合がいいです。
詳しくはこちらを→http://www.webmodelers.com/wms200904/colum200904.html
私なりにアレンジしたのは、待ち針を「画鋲」にしたことと、ダンボールから引き出す際のマジックテープを付けたこと、土台をダンボールではなく丈夫なベニア板にして耐久性を上げたことの3点です。
この方法を「ベルト固定方式」と呼ぶことにします。
白い大きいのが主翼の支え部分で、後ろのU字型のが胴体の後部を支える部分です。
単発機2機分の例です。 黒く見えるのがマジックテープです。
先端にマジックテープの付いた紐をここにくっつけて土台ごと上に引き上げます。
でもこれはあまり良い方法ではなかったので、今は改良して、予め引上げ用の紐を通しておくようにしています。
多発機用です。
1/350の潜水艦用です。 これで7隻を一度に梱包できます。
もうひとつの方法。
これはある方から教わった方法なのですが、上の方法よりも更に簡単で、使用するのはタンボール箱、発砲スチロールの板、竹串(又は爪楊枝)だけです。
適当な大きさのダンボール箱を用意します。
このダンボールの底に、底とほぼ同じサイズの厚さ2.5cm程度の発砲スチロール板を敷きます。(この場合も、ダンボールからの取り出しのことを考えて、予め紐を通しておきます。)
この上にプラモデルを乗せて、要所に竹串を斜めに刺してプラモがガタつかないように固定います。
この方式を「竹串方式」と呼びます。
この「斜めに刺す」というのがこの方法の「ミソ」で、これによって竹串が抜けにくくなると共に、プラモデルが横方向だけではなく縦方向にガタつくことを抑える効果がある訳です。
どちらの方法も、もの凄く簡単な方法ですが、かなりしっかりと固定されます。
早速、次回の月例会への運搬で試してみます。
どちらの方法が良いのか、何度か試してみないと判りませんが、当分の間はプラモの大きさや形によって使い分けながら検証しようと思います。
なお、最近の作品を「プラモ投稿ギャラリー」に載せますので見てください。「日中戦争」「スペイン内乱」のタグから入ってください。
私も今日の午後例会なので、この2つの運搬方法を同時にテストします。
プラモ投稿ギャラリー拝見しました。
どれも72とは思えないシャープで密度の高い出来で素晴らしいです。
機種の選択も渋いですね。Ju86やイスパノのメッサーなんか素晴らしいですよ。
時々拝見させていただきます。