風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「夏越しさせたシクラメンが開花」

2024-02-14 07:12:32 | 日記・エッセイ・コラム

初めて夏越しを試みた鉢植えのシクラメンの開花がやっと始まりました。花は現在12本。密集した葉の間からは小さなとんがり帽子のような蕾の頭が幾つも飛び出そうとしています。

夏越しさせたのは、一昨年暮れに花屋で買った白地に淡いピンクの鉢植えシクラメン。いつもだと、クリスマスと正月が終わり花がなくなると球根ごと投棄していたのですが、再び花を咲かせてやろうと球根の夏越しに挑んだのでした。

ひと回り大きな鉢に植え替え、新しい土も追加。軒下に置き時おり散水して見守った結果、大変な猛暑だった夏も乗り切ることができました。クリスマスと正月飾りに、の期待はかないませんでしたが、2月になって1本、2本と開花。できるだけ日中は外に出してやり、夜は室内に取り込んでいます。

葉の数だけ花が咲くというシクラメン。葉を数えると100枚以上あり、初夏になるまで楽しめそうです

 

 


楽書き雑記「開花レースを引っ張るマンサクとウメ」

2024-02-12 07:16:19 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋の庄内緑地公園でも、散策路でマンサクとウメが春の開花レースを引っ張っています。

マンサクには大きく広がる小枝の一本一本に、赤みがかった黄金色の縮れた紐のような花弁がびっしり。農山村では古くからこの花数が多ければ多いほど「豊年万作」になるとされてきました。この調子なら今秋の実りも大丈夫でしょう。花言葉は「幸福の再来」だそうです。

散策路を隔てた梅林では、約20本の白梅が早咲き種を皮切りに次々に開花。純白の花弁が春の日差しに輝いています。

 

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターのしだれ梅の開花が急ピッチ」

2024-02-09 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターのしだれ梅が咲き始めました。暖冬とあって、僕が勝手に決めている標本木だけでなく写真のように結構な咲きっぷり。2月17日~3月20日の日程で催される今年のしだれ梅まつりは、初日から楽しめそうです。

センター内のしだれ梅は約700本。早咲き種はもちろん多くに例年以上の花が見られ、遅咲き種の蕾も膨らんでいます。来週から大幅な気温の上昇が予想されており、一気に開花が進むでしょう。

 

 


楽書き雑記「ツバキの先陣を切るウスワビスケ」

2024-02-07 07:04:09 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋の庄内緑地公園のシンボルツリーのひとつ、ツバキのウスワビスケ(淡侘助)の巨木がどんどん花数を増やしています。樹高7~8㍍、四方に伸びた枝の幅は10㍍以上。小柄でピンクの花が枝いっぱいに広がります。

ワビスケは奈良時代に朝鮮半島から渡来して、茶席を代表する花に。侘助の名の由来は幾つもあるようで、俗説のひとつは「千利休(せんのりきゅう)の下働きをしていた人物が侘助という名前だったから」だそうです。

 

 


楽書き雑記「ピラカンサ」

2024-02-05 07:47:54 | 日記・エッセイ・コラム

常緑でクロガネモチのように、小さな赤い実を枝いっぱいに実らせるピラカンサ(トキワサンザシ)。名古屋市農業センターの立ち木園でも、花の少ないこの時期を飾っています。

バラ科でヨーロッパや中国の原産。日本へは明治期に導入され、耐寒性も耐暑性もある低木とあって、庭木として普及したようです。

 

 


楽描き水彩画「サツマイモを手にしたオランウータン」

2024-02-02 07:21:42 | アート・文化

昨年暮れに水彩画教室のスケッチ教室で東山動物園を訪ねたのを機に、動物園の仲間たちを描いています。
ただ、動物園でも描きたくなる様子に出会うことは多くはありません。このスケッチ会でもそうでした。だからオランウータンやトラ、ゴリラなどの姿は新しくなった現在の飼育舎ではなく、旧舎で撮った写真を使うことになりそうそうです。

この絵は昨年8月に38歳で亡くなったスマトラオランウータンのメス「アキ」が元気だったころの様子です。1頭だけで過ごしていましたが、訪ねるたびに顔を見せボールやロープ、麻袋などで遊んだり、キャベツなどを食べる様子もカメラに収めることができました。

今回はオランウータンの食事メニューのひとつ、好物のサツマイモを手にした場面。「美味しそう。色も形もいいね」。じっと見つめています。下に掲載したオランウータンの1日分の食事メニューには、ヨーグルトが1個。なるほど。我が家と同じだね。

 

 


楽書き雑記「赤いサザンカが売りの公園」

2024-01-31 07:22:55 | 日記・エッセイ・コラム

サクラ、ツバキ、バラ、ユリ、ハーブ、ユキヤナギ、ウメ・・・。地域の公園の多くには「〇〇なら○公園」といった「売り」の花があります。名古屋では最大級の庄内緑地公園は、バラの他にいくつもの売りがありますが、この時期に園内を歩くと「赤いサザンカの公園」といってもいいな」と思います。

公園に入って間もなく、噴水の前で10株ほどのサザンカに迎えられるのを皮切りに、散策路を進むと路沿いや池の周辺で、次々に樹高5㍍前後の真っ赤なサザンカに出会います。3~7株ずつ並び、足元は散った花びらの赤いじゅうたんを敷いたよう。

何本のサザンカがあるのか。サザンカの生垣もあって見当もつきませんが、サザンカが無かったら彩り不足の公園になりそうです。

 

 


楽書き雑記「ロウバイ満開、しだれ梅の咲き始めも近そう」

2024-01-29 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの花木園にある約50株のソシンロウバイ(素心蝋梅)が満開になり、芳香を放っています。

センター自慢のしだれ梅約700本も、僕が勝手に標本木にしている給水塔の周りにあるしだれ梅の蕾の中には、写真の通り花びらの色が見えるのも。開花は近いようです。

 

 


楽描き水彩画「木曽谷の老舗酒屋」

2024-01-26 07:44:19 | アート・文化

水彩画教室で出かけた木曽谷の街・長野県木曽福島町で目にした酒店を描いたものです。
商店街やビル街を描くことはありますが、店の一つに絞って描くことはあまりありません。しかし、街道沿いにあって酒ファンによく知られた酒蔵の店であり、歴史を感じる店舗や、しめ縄がかけられた大きなスギ玉、のぼり、樽酒などが並ぶ風景に惹かれ、正面から描きました。

七笑(ななわらい)や中山道などの文字も描きました。でも店内に並ぶ商品の酒瓶などはきちんと描くのは難しいので、気ままに置かせてもらいました。

 

 


楽書き雑記「盆梅と福寿草」

2024-01-24 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

居間で盆梅が満開になり、わずかながら芳香を放っています。
盆梅といっても、いつもは風雨をまともに受ける庭に置いて花後に伸びた枝を切り落とすぐらい。でも、松の内が過ぎたごろにはエアコンが効いた居間に取り込み、開花を待つといういささか勝手な自分です。

もう1つ嬉しいのは、一緒に植えてある福寿草が頭を出していること。今年は6個もあり、黄色い花芽も見えています。

 

 


楽書き雑記「半日陰の宝石」

2024-01-22 07:14:27 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの散策路で目が止まる「宝石」のような実。青いノシランと黒いヤブランです。ノシランの実の色づきが今ひとつですが、やがて見事な瑠璃色に輝きます。

ランの名が付いてもラン科ではなくキジカクシ科です。半日陰に同居して、長い線形の葉の間から伸びる茎に実が並んでいます。鳥が啄ばんだのか、実が取れた跡があります。

 

 


楽描き水彩画「特急・しなの」

2024-01-18 07:24:25 | アート・文化

 

木曽谷の中央線を走る特急「しなの」です。
先に水彩画教室から出かけた長野県木曽福島町を散策中に驀進してくる「しなの」と出会い、みんながカメラを向けました。しかし、僕が撮ったのは列車を横から写したごく平凡な写真。これでは絵になりません。結局、絶好の位置からタイミング良く撮っていた仲間の写真をもらって描きました。

カーブに差し掛かったところで、先頭車を正面からとらえ、連なる客車も。山の樹木や線路脇のコンクリート斜面、柵に絡んだ蔓性植物の色づいた葉が季節を感じさせます。
春になったら何処かへ出かけたいなあ。絵は10号です。

 

 


楽書き雑記「青空を背に白い小さな玉の風物詩」

2024-01-17 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

青い冬空に点々と無数の白い玉が広がります。玉の正体は、散歩道の公園に並ぶ8本のナンキンハゼの種子。冬の風物詩のひとつです。

中国中南部が原産のトウダイグサ科。黒く熟した実の果皮が取れ、3個の直径8㍉ほどの種子が顔を出します。
ハゼと聞くと「かぶれるので近寄らない」という子どものころの記憶がよみがえりますが、それはウルシ科のハゼノキ。でも、どちらも有毒だそうです。

 

 


楽書き雑記「年が明けても色あせず」

2024-01-15 07:02:36 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターのメタセコイアが立ち並ぶ傍らで、クロガネモチが昨秋から枝いっぱいに付けた赤い実が年が明けても色あせることなく冬日に輝いています。

「苦労が無く金持ちになれる」という名前からセンリョウ、マンリョウなどとともに縁起木。でも、我が家にあるクロガネモチは実がなりません。
金持ちに縁遠いのは仕方ありませんが、クロガネモチはイチョウのように雌雄異株。我が家のは雄のようです。

 

 


楽書き雑記「でっかいサザンカが満開」

2024-01-12 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

高さ6~7㍍、横幅8㍍前後。散歩道にあるでっかいサザンカが、ことしも満開になりました。

名古屋市郊外の畑や田んぼ、竹林が残る一角。薄紅色の花柄模様の衣裳を纏うように咲かせた姿は見事です。背後に回ってみると、大小の木立がびっしりと並んでいました。