風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「改組 新 第1回日展の東海展を見て」 

2015-01-31 16:12:50 | アート・文化

                                
                                   
                                
名古屋・栄の愛知県美術館で2月15日(日)まで開催している「改組 新 第1回日展」の東海展を見てきました。
不正疑惑問題を機に「一からの出直し」を誓って再スタートした日展。僕のような素人には、5部門(日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書)の作品に、日展の覚悟のほどがどのように反映されているかは理解できませんでしたが、連日のように訪れる数多い日展ファンのためにも、元来た道に戻ることのないよう祈るばかりです。

日展のホームページによれば、出直し策の一環として各部門とも外部からの審査員を2,3人ずつ入れたり、審査員による「事前審査」をやめたそうです。審査会場にはビデオカメラを入れたことも報告されています。
一方で、今回の応募点数は、全体で前回に比べて1割ほど減ったようです。愛想が尽きたのか、改革の行方を見てみようということなのかは定かではありませんが、日展幹部としては再スタートの出端をくじかれた思いでしょう。

そんな中で、ある部門では新入選が倍増したといいます。審査員氏は、ベテランが力みすぎたり委縮し、新入選者は入落を意識せず、素直に伸び伸びした・・・と書いていますが、これも改革効果と言えるかもしれません。

日展が今後どうなるかは分かりませんが、僕は日展よりさらに歴史と伝統のある大相撲を思い浮かべます。
八百長問題で急落した大相撲人気が、今や見事に回復しました。連日のガチンコ勝負に多くの相撲ファンが戻り、女性ファンも増えて、先の初場所でも満員御礼の垂れ幕が毎日の風景になっていましたね。

もちろん、角界と芸術の世界を同じ土俵で論じるのは無理があるのは承知しています。でも、日本相撲協会が危機感を持って改革に取り組んだ結果であることは否定できないでしょう。
日展も相当な覚悟で組織や制度の改革に努めたと思いますが、さらに重要なのは意識改革でしょう。巷間に飛び交った日展不信の要因を思うと、それは日展組織の核である会員はもちろん、日展入選を目指す側にも求められます。

勝手ですが、日展の歴史や応募資格なども知らずに「こんな作品展になれば」と、いささか乱暴な感じもする考えをいくつか。

・日本画と洋画の一本化。それぞれが切磋琢磨して極めていくのが本来でしょう。しかし、各地の展覧会場で観客の「これ、どっち?」の声を耳にすると、ついそう思ってしまいます。
・展示作品に短いプロフィールや制作意図などのコメントを添付する。制作意図の添付は院展の同人で試みられていますが、作家や作品に対する親近感がわき、僕は楽しみにしています。絵に説明はいらない、との意見はあるでしょうが。
・観覧者へのアンケート。恣意的な声はあるでしょう。でも、改革へのヒントも掴めるはずです。
外国人アーテイストへの門戸解放への努力。つまりオープン形式です。すごい彫刻や絵画、書が出てくるでしょう。
・審査会の公開。
次世代のアーテイストの発掘・育成に一層力を入れる。

 



 

 

 

 

 

 




 

 



 


楽書き雑記「描くにはひと苦労の予感=名古屋の金山駅と東別院でスケッチ会」

2015-01-28 19:54:50 | 日記・エッセイ・コラム

            
                     金山駅構内中央改札口

                    
                           縁日の「東別院てづくり朝市」でにぎわう境内

水彩画教室のスケッチ会で28日、名古屋の金山駅とこの日が縁日の東別院に出かけてきました。どちらも大勢の人ごみの中。絵になる素材は多いものの、実際に描くとなると・・・。難題になりそうです。

金山駅は金山総合駅と呼ばれ、JRの東海道線と中央線、名鉄、それに2路線の地下鉄と、合わせて5路線が乗り入れ、名古屋駅に次ぐターミナル駅。数分おきに電車が停・発車し、ホームもコンコースも行き交う乗降客が終日絶えません。

それでも、切符販売機や改札口、エスカレーターなど無機質な装置と、忙しく行き交う人々の姿という見慣れた風景が「絵になる風景」(描ける力があれば、のことですが)に見えてきます。
また、ベンチに座る乗客、階段やホームを掃除する人、ダイヤ表、案内板、消火栓、売店、今はあまり見かけなくなった公衆電話など。コンコースに特設された特産品売場も魅力的です。

東別院の正式名称は、真宗大谷派名古屋別院。京都の東本願寺が本山です。
毎月28日が縁日で、境内では「東別院てづくり朝市」が開かれ、雑貨類や食品の屋台がびっしりと並びます。
その多くが若いアーティストや自然食の手づくりなどと取り組む人たちの店で、いつも若い人たちを中心に大勢の人たちが詰めかけます。

「これ、可愛い!!」と、屋台に並んだ人形や小間物に見入る親子連れたち。
「でしょ。ウチの孫に作ってやったら、すごく喜んだから持ってきたの」と、年配の婦人。
どの屋台でも飛び交う笑顔と会話。スーパーでは味わえないひとときです。
僕も、昔懐かしい玄米餅と、今後の作品制作の参考にするために草餅を買ってきました。

〈金山駅でのあれこれ〉

  

   


  

  


 〈東別院の縁日〉
  

  

             












楽描き水彩画「万古焼の登り窯」

2015-01-25 08:08:34 | アート・文化

      
                         登り窯の焼成室の出し入れ口

         
                 積まれた燃料の薪となる松材 

水彩画教室で三重県菰野町に出かけたスケッチ会での作品。この地の伝統産業である万古焼(ばんこやき)の陶芸村にある登り窯の一部と、そばにあった燃料である薪材置き場です。

菰野陶芸村では、7人の窯元が有名な土鍋はもちろん、茶碗や急須、コップ、炊飯鍋などを制作していますが、互いに情報を交しあい、次代を見据えた商品の開発や技術の向上に取り組んでいます。


登り窯の絵は、階段状に連なる焼成室のひとつを見て描きました。
登り窯はイモムシのような形だけでなく、釜の内部や一番下にある大口、横から薪を放り込む小口、火炎の様子を見る穴、煙突など描きたくなる箇所がいっぱいですね。
焼成中ではないので焼成室は閉じられていましたが、レンガのつなぎ目などには吹き出す火焔の跡がくっきり付いています。



楽書き雑記「芳香放つロウバイ」

2015-01-23 18:44:26 | 日記・エッセイ・コラム

    
              
                                
                             
                       日差しを浴びて咲くロウバイ 

上の写真は、咲き誇るロウバイです。
23日、久々に訪れた名古屋市農業センターの花木園。コブシなどの蕾はまだ固い中で、ロウバイだけは蜜蝋色の花を次々開き、芳香を振りまいていました。

同センターの売り物である枝垂れ梅まつりの開幕は、まだ1ヶ月先。それでも垂れ下がった枝に目をやると、びっしり付いた蕾のほとんどが極めて小さい中で、下の写真のように丸みがはっきりした蕾も見つけることができました。

             
                     枝垂れ梅の枝にもこんな蕾が



楽書き雑記「小学生・中学生・高校生の3つの写真展を見て」

2015-01-20 18:53:10 | アート・文化

「作り過ぎない良さ」
名古屋・栄の名古屋市民ギャラリー栄で開催中の小学生・中学生・高校生たちによる3つの写真展を見て、こんな思いを新たにしました。
学校や近所の広場、商店、工場などで、働く父母や風景にカメラを向け、力まずに撮った作品の数々。僕の頬はゆるみっぱなしでした。展覧会は、いずれも25日(日)まで。


〈第1回市民ギャラリー栄「みんなともだち 子どもの写真展」〉
カルチャーセンター
などでアート作品の創作と取り組む市民の発表の場である、市民ギャラリー栄の主催で、小中学生から作品を募りました。
応募作品は少なめでしたが、カメラ歴の長い大人も「すごいなあ」と唸る写真ばかりです。

水族館で、水槽に顔を近づけた弟とウミガメとの「にらめっこ」。
一緒に出かけたおばさんのサングラス姿に、思わず「かっこういい」と写した作品。
兄弟でフィギュアを並べてつくった「ポケモンの世界」。
近所の生垣に当たる光をとらえた作品。

友だちと自分たちの影を写した「影遊び」と題する写真からは、子どもたちの楽しいやりとりが伝わってきます。
木から枯葉が一斉に舞い落ちるような「ういている葉っぱ」と題する作品のコメント欄には「葉は自分で飛ばしました」。なるほど。

   

 

    

                     
       
〈第10回アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」〉
子どもたちに「働く」ことの素晴らしさ伝えていきたい、と人材総合サービス事業を展開する会社が企画した写真展。全国の小・中・高校生から作品を募り、今回は約7500点が集まったそうです。

作品の多くは身近な人や尊敬する人の働く人姿をとらえています
保育士や訪問介護、スイミングスクールのコーチの母。生まれたばかりの妹を抱っこして仕事の電話をかける母の姿も。
救命救急センターや調理場、自動車会社、作業場などで働く父。養蜂や野菜作り、町工場の祖父。4人もの幼児たちを抱きかかえる保育士、鉄板焼き、肉屋、ラーメン屋で働く人やガラス職人、飾り職人の姿もあります。

いずれの作品にも付けられた「なぜこれを写真にしたのか」「「撮影しての感想」などのコメントに目を通すと、子どもたちの働くことへの眼差しの確かさを知ることができます。

         
                     小学生の部グランプリ「60歳のパワーと迫力」

        
                      小学生の部準グランプリ「かっこいいおかあさん」

            
                          中学生の部グランプリ「蹄鉄師と競走馬」

                
                         中学生の部準グランプリ「色水遊び」
                 
             
                              高校生の部グランプリ「笑顔の収穫」

                     
              高校生の部準グランプリ「思いやり」

〈第29回高校生の写真展〉
愛知県内の高校にある写真部の生徒の成果発表です。ことしは250点余が展示されています。
作品は学校でのシーンだけでなく、家庭での家族やペットのひとこま、近所で撮った風景とさまざま。高校生らしい感性でファインダーをのぞき、シャッターを押していることが伝わってきます。

題名にも、ひとひねりが
廊下を微妙な間隔で並んで歩く2人の男子生徒と女子生徒の写真についた題名は「距離感」。
スマホに夢中の4人友だちにカメラを向けると、3人がVサインをした瞬間をとらえた作品には「無関心でもなし」。毛づくろいするサルたちの写真には「そこもたのむよ」。
題名も立派な作品の要素ですね。

               
          
               
                             高校生の写真展の会場

 

 

 

 

 

 

 


楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「ユキヒョウ」

2015-01-17 16:55:22 | アート・文化

           

            

シロクマなどと並んで、冬の動物園の雪や寒い日々を悠然と楽しんでいる仲間。体型からもすぐ予想できるネコ科です。

生息地はインド北部からネパール、ロシア南部までの広大な高地。夏は高さ3000~6000㍍の急峻な岩場で野生のヒツジなどを獲物にし、冬は獲物を追って2000㍍ほどのところにまで降りてきます。

ヒョウより少し小柄ですが、尾は長くて太く、起伏のある岩場や雪原を駆け回って狩りをするのに適しています。ジャンプ力もすごく、6~15㍍の距離を跳ぶことができるそうです。
しかし、淡い灰色や黄色、それに黒や褐色の斑点という美しい毛皮のために乱獲されて生息数が減少、絶滅危惧種に指定されています。

 

 


楽書き雑記「米寿のカメラ女子2人の写真展」

2015-01-14 19:23:39 | 日記・エッセイ・コラム

            
                            風景写真が得意な伊藤とよ子さん   

                   
                人物スナップを撮りまくる小谷和子さん

「88歳の大先輩がこんなに素晴らしい写真を撮れるとは・・・。絵の愚作を重ねる僕も『年のせい』なんかにしてはいられないな」
名古屋・栄の名古屋市民ギャラリー栄で開かれている、写真の「米寿2人展」(約35点を展示)を拝見しての率直な感想でした。18日(日)まで。

伊藤とよ子さん=春日井市高蔵寺在住=と、小谷和子さん=名古屋市北区在住=。写真教室などを通して知り合った2人です。
伊藤さんは風景、小谷さんはスナップと分野は違いますが、ファインダーを覗き、シャッターを押し続ける中で親友になり、初めての2人展を開いたそうです。

伊藤さんが写真に凝りだしたのは、病院勤めを辞めた65歳から。あちこちを歩くのが好きだったので、写真を趣味にと一眼レフを購入、写真教室にも入って街に飛び出しました。
「とにかく、楽しくて」。メキメキと力をつけ、あちこちの写真展で入賞、現在に至っているそうです。

伊藤さんのこだわりは、じっくり構えて一度のシャッターチャンスで決めること、それにフィルムを使うこと。
じっくり見て、切り取る構図を決めると、出来上がる1枚を頭に描きながら、露出補正やホワイトバランス、ISO感度などを調整してシャッターを押します。あくまで基本を大切に、ということでしょう。
動く風景でも連写モードにはしません。
フィルムは36枚撮り。年間300本も撮ることがあるそうです。

一方、人物を題材にするスナップ写真が得意な小谷さんがカメラに夢中になりだしたのは30年ほど前。写真を趣味にする兄を見ているうち「私もやりたい」となったとか。
スナップ写真を選んだのは「動きがあるし、表情の変化などを捉えるのが面白いから」。でも、カメラを意識されると、どうしても不自然になります。

[じっと自然体になるのを待ちます。時間がかかるし、満足できる写真はなかなか撮れません]
「でも、だから面白いのです。簡単に撮れたら面白くないでしょ」
小谷さんもデジタルではなく、フィルム専門。連写はしないそうです。「数えたことはないけど、36枚撮りフィルムを年に200本以上使っていますかね」

2人ともご主人を亡くしています。

「だけど、写真仲間のみなさんの作品に学び、毎日が楽しくい。ボケてる暇はありません」と伊藤さん。
「私は最近、転んで足の骨を折りましたが、もう歩けるメドがたちました。みなさんに助けられ幸せです。早く撮影に出かけなければ」と、車椅子で会場にやってきた小谷さん。

今回の展覧会も、案内ハガキや作品名カードの製作、飾り付け、会場の受付など、すべて仲間のみなさんがやってくれています。

そのひとり、82歳の須賀泰彰さんは話します。
「伊藤さんの風景、小谷さんのスナップと、双方の分野から学ばせてもらっています。それに何より、88歳を感じさせないエネルギーには大いに刺激され、私も頑張らねばと思いますよ」


※ お二人の作品を掲載しましたが、僕の撮影技術が不足しているため、一部にハレーションを起こしたり、展示会場の明かりが入ってしまったものがあります。お二人にお詫びするとともに、実際の展示作品はもっと素晴らしい写真であることを申し添えます。


【伊藤さんの作品】

 
      
           漁場Ⅰ                    乙女                         

      
     漁場Ⅱ                        白い傘
 
        
                    夢ごこち

【小谷さんの作品】
  
             
                     招き猫Ⅰ


     

     トリックアートⅡ                 日向ひょっとこⅡ

  
           川面を見つめて                どじょうすくいⅡ

 


楽書き雑記「陸海空の消防・防災力を披露=2015名古屋市消防出初式

2015-01-11 15:06:51 | 日記・エッセイ・コラム

            
                   陸海空一体となった訓練         
 
名古屋港のガーデン埠頭で、11日行われた名古屋市の消防出初式を見てきました。
参加したのは消防職員や団員、市民防災組織から計約2000人、特殊車両を含む消防車71両、名古屋海上保安部の巡視艇も含めて消防艇3艇、ヘリ2機、消防団の可搬式ポンプ車16台など。

詰めかけた大勢の市民が見守る中で、分列行進やヘリを使った救助訓練、一斉放水などを次々に展開。
陸海空一体となった頼もしい実力を披露してくれました。

         

       


            

             
   
                                                                                                             


 


楽書き雑記・「ラーメンより『中華そば』を選ぶ僕」

2015-01-08 17:11:06 | 日記・エッセイ・コラム

            
                        のぼり旗が立ち並ぶラーメンまつり

名古屋都心に出かけ、久屋大通公園久屋広場での「ラーメンまつり~IN名古屋」に立ち寄ってきました。全国から行列のできる人気のラーメン店が集結――との触れ込みで、10店がテント張りのブースで店開き。立ち並ぶのぼり旗の中から僕は「中華そば」の文字を見つけて味わってきました。ラーメンまつりは12日まで。


ラーメン好きの僕ですが、ウンチクを傾けるほどではありません。ラーメンと中華そばがどう違うのか、違わないのかも詳しくは語れません。
ちなみに、ネットで「ラーメンと中華そばの違い」と入れて検索すると、「中華そばは、日本そばと区別する呼称」とか「中華そばはあっさり、ラーメンはこってり」「いや、ラーメンにもあっさりタイプがある」「どちらも同じ」「ラーメンは函館が始まり」など、さまざまな説が展開。さらに、麺の原材料やスープの味の違いなど、歴史的背景も含めて論議されています。

それぞれ、なるほどと楽しく読めますが、僕は定義などには関係なく「中華そば」という言葉にひかれるのです。
少年時代に過ごした高知県の小さな町にもあった「中華そば」の看板を掲げた店で年に数回、至福の味を楽しんだ記憶がベースにあるようです。学生時代や単身時代に屋台の「夜鳴きそば」を「早く中華そばが来ないかなあ」と夜毎チャルメラの音を待ったこともそうでしょう。

以来、出張先などで「中華そば」の看板や食堂のメニューで「中華そば」の文字を見つけると、迷うことなくオーダーしています。スーパーでずらりと並んだ即席麺コーナーでも、この文字を見ると買い物かごに入れている自分に気づきます。
ラーメンのスープの味が劇的に広がった結果、「中華そばは昔懐かしい味」というイメージがあるからかもしれません。

名古屋のラーメンまつり会場で行列を待って味わった「中華そば」の店は、新潟県燕三条の店。
出張で訪ねたこともある燕三条を思い出しながら食べました。若い人たちに人気の多量の背脂は若くない僕には多すぎかな、とは思いましたが、煮干のスープや中太麺も十分期待に応えてくれました。

              

 


楽書き雑記「日本水彩名古屋支部展と全日本児童美術展」

2015-01-07 17:37:39 | 催し

日本水彩名古屋支部の第57回小品展が、名古屋・栄の市民ギャラリー7階の第1・第2展示室で11日(日)までの日程で開かれています。
同時にギャラリー8階の第8・第9展示室では、第46回全日本児童美術展(水彩・油絵)も。日本の水彩画界をリードする日本水彩画会で一層絵を究めようとしている現役と、「将来は絵かき」の夢も持つ子どもたちの傑作がならぶという、ギャラリーの年頭を飾るにふさわしい展覧会です。

日本水彩名古屋支部の小品展は、8号以内の風景、人物、生物など約100点の作品が展示。小ぶりながらも、今年の創作活動にかける支部員たちの意気込みがうかがえるだけでなく、僕のような未熟者が上達するにはたくさんの課題があることを知らされます。
     
           
                   小ぶりでも力作がそろっています


一方、全日本児童美術展は、子どもたちのための絵画教室を開く先生たち全日本児童美術協会の催し。会場には美術展への応募作品を中心に、
愛知県と三重県の園児や小学生の作品約250点が展示されています。

風景画、人物画、静物画などさまざまですが、どれも伸び伸びと描かれているのが特徴です。

中でも僕が目をひかれたのは、名古屋・東山動物園での親子スケッチ大会の作品。僕も最近、動物たちを水彩画で描いてこのブログにも「東山動物園の仲間たち」のテーマで掲載しているからですが、子どもたちの大らかな作品にいろいろ学ばせてもらいました。

     
                    子どたちが描いた東山動物園の仲間たち



楽書き雑記「今秋から次々に完成=名古屋駅周辺の超高層ビル建設」

2015-01-03 08:45:26 | 日記・エッセイ・コラム

リニア中央新幹線が2027年に東京―名古屋間で開業するのをにらんだJR名古屋駅周辺の再開発事業。JRセントラルタワーズやミッドランドスクエアなどの先輩ビルを囲むようにして、200m級の大型複合ビルの建設が急ピッチで進んでいます。ことし秋から16年~17年春にかけて次々に完成・開業。その後も巨大ビルが続々と誕生していく計画です。

   
                       

                  今秋には一部開業する駅前の大名古屋ビル
  
ユニークな看板名もあって、名古屋駅前のシンボル的存在として知られていた「大名古屋ビルヂング」は、旧ビルの3倍近い34階建て(180m)の「大名古屋ビル」として建て替え中です。
三越伊勢丹の新しい業態であるセレクトストアなど、商業フロアを中心に医療や金融オフィスなどが入居する予定。すでに写真のように窓の取り付けなども着々と進んでおり、今年秋には完成して11月から一部のフロアが開業、16年3月中に全フロアを開業させる予定です。


                   
            名古屋駅の2本のビルに並んで工事が進むJRゲートタワー
                                

先輩ビルのJRセントラルタワーズの北側に隣接して建設中の「JRゲートタワー」(46階建て・220m)。
ホテルやバスターミナル、商業施設などがはいり、駅とは歩行者通路で、ジェイアール名古屋タカシマヤがあるセントラルタワーズとは15階まで全フロアを接続させる計画で、建設現場は巨大なクレーンが動き大型ミキサー車などが忙しく出入りしています。
16年11月にはオフィス、17年4月にはホテルなどを開業させるスケジュールです。

                           

                      今秋竣工予定の日本郵政のJPタワー名古屋

「JRゲートタワー」に隣接する旧名古屋中央郵便跡地での日本郵政の新ビル「JPタワー名古屋」(40階建て・195m)の建設。
郵便局やオフィスが入る新ビルは、バスターミナルや名古屋駅、地下鉄、名鉄、近鉄駅などとも結ばれます。姿を現したビルは日毎に背丈を伸ばし、ほぼ全容がうかがえるまでになりました。今年11月には竣工の見通しです。

JR名古屋駅周辺では、この他にもJR駅南側の名鉄・近鉄駅一帯や納屋橋地区、ささしま地区などでも、大がかりな再開発計画が進んでいます。そこには商業施設やホテルはもちろん、マンションもつくられる計画です。
そしてJR名古屋駅の地下約30mでの「リニア駅」づくり。
「100年に1度の大事業」と言われるリニアに向けた開発は、さらに激しくなるでしょう。


新年のごあいさつ

2015-01-01 07:44:25 | 日記・エッセイ・コラム

               

明けましておめでとうございます。

気楽にエッセーやコラム、水彩画などを掲載できれば、と始めたブログは今春に開設3年目に入ります。
昨年秋にはブログサービス会社を、現在の「 goo 引っ越しました。多少の戸惑いはありましたが新しい環境にも慣れ、アクセスしてくださる方も増えて嬉しく思っています。

今年も街歩きやギャラリー巡り、各種のイベント会場に足を運ぶなどして、感想や期待を綴ったり、写真を掲載していきます。
水彩画も上達を目指します。新しく加えた動物の絵も、もっと楽しんでいただけるように描ければ、と思っています。
できるだけ更新していきますので、よろしくお願いいたします。