植え込みの上に並んで、秋の日差しを浴びる軍手たち。以前、水彩画教室で天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅にある車両基地を見学した際、鉄道員宿舎の裏庭で見かけた風景です。
毎日の車両点検や軌道の保線作業など、快適で安全な運行のため活躍している証しでしょう。軍手の指先や手のひらには付着した油や車体の塗料など、洗っても容易には落ちない茶色や赤、黄などの色が残っています。手袋の下からは植え込みの緑の葉が覗きます。10号です。
これは教室展のお知らせです。10号サイズを中心に各自10号ずつ展示します。
植え込みの上に並んで、秋の日差しを浴びる軍手たち。以前、水彩画教室で天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅にある車両基地を見学した際、鉄道員宿舎の裏庭で見かけた風景です。
毎日の車両点検や軌道の保線作業など、快適で安全な運行のため活躍している証しでしょう。軍手の指先や手のひらには付着した油や車体の塗料など、洗っても容易には落ちない茶色や赤、黄などの色が残っています。手袋の下からは植え込みの緑の葉が覗きます。10号です。
これは教室展のお知らせです。10号サイズを中心に各自10号ずつ展示します。
名古屋市農業センターの畑に広がる「赤いじゅうたん」。赤蕎麦の品種「高嶺(たかね)ルビー」です。
この花の故郷は標高4000㍍近いヒマラヤの麓。日本の気候にも適し、やせ地でも育つとともに、「花をより赤くより美しく」と品種改良が進められ、12年前に誕生。真っ赤な花の色から「ルビー」の名前が付いたそうです。
紫の斑点が印象的な庭のホトトギスが花数を増しています。ホトトギスにとって我が家のような半日陰の庭は好適地のはずですが、さすがに今年の夏の猛暑には参ったようで例年より開花がやや遅れ気味です。
日本の特産種であるホトトギスには黄やピンクなどもあり、全部で10 品種もあるとか。我が家は1種だけですが、外見は筒状に見える6本の紫の斑点入り花弁を青空に向かって突き上げる姿には楽しくなります。「永遠の若さ」。いくつかある花言葉のひとつです。
表通りから見ると2階建てなのに、裏側から見ると3階建てや4階建てに――。
先に水彩画教室のスケッチ取材で出かけた木曽谷の街、長野県の木曽福島を歩いていて目を奪われた崖家(がけや)造りの家並みを描きました。
ここは木曽谷を行く旧中山道沿い。古くからの集落は眼下を流れる木曽川の崖にへばり付くようにあるため、道幅を広げるにも余裕がなく、家屋をこのように裏側へ突き出すようにして建てる工夫がなされたそうです。
長い歳月を思わせる板壁や支柱などに圧倒されました。10号です。
先に一部オープンされた名古屋農業センターの売店前にある円形花壇。いつも季節の花が咲いていますが、この秋は一部オープンを祝うように賑やかな寄せ植えで飾っています。
夏から咲き続けているカンナやケイトウ、緑から赤へと色変わりを楽しめるコキア、爽やかな香りをふりまくセージなど、まさに満艦飾です。
秋の香りを広げる花木と言えば、やはりキンモクセイ(金木犀)でしょう。
ここは名古屋東部の天白区平針の住宅街にある細口池公園。バス停の近くから入ると、芳香を放つ満開のキンモクセイが迎えてくれました。
キンモクセイとしては大きめの5~6㍍はありそうな大木。黄金色の小さな花のかたまりをこんもりと纏い、傍らに並ぶ桜の木の葉も日に日に色づいています。
今回描いた魚の絵は、以前訪ねた高知県室戸市にある「むろと廃校水族館」のウツボです。
ここは廃校になった旧椎名小学校を改修、教室や手洗い場に水槽を並べ学校プールは大型水槽にするなどして、アオウミガメをはじめ50種1000匹以上が泳ぐユニークな水族館。ウツボはもちろん、そのほとんどは地元の漁師たちから寄せられたものです。
さまざまな色模様のウツボが丸い筒に出入りする様子は、一般的な水族館ではあまり見れない光景でしょう。絵は10号です。
これは僕が通う水彩画教室の展覧会のお知らせです。
庭で茶色くなったフウセンカズラの実を見ていて、「フウセンカズラの種には、ハート形の模様がある」と聞いたことを思い出し、確かめてみました。これまで黄緑色の風船のように垂れる実を楽しんできましたが、実の中の種の形状には関心がありませんでした。
しわしわの袋を開くと、直径3~4㍉の黒い種が3個。どれも表面の3分の1ほどがベージュ色のハート形になっています。ネットを開くと、サルの顔のようだとの表現もあり頷けます。薄皮が剥がれたのではないかと爪を立ててみましたが、そうではなさそうです。
フウセンカズラは苗を買ってきて植えてあったのですが、せっかくなので今度は取り出した種から育ててやろうかな。。
木の実の季節。名古屋・鶴舞公園の緑化センターで「鶴舞公園の木の実展」を見てきました。樹木の多い公園で生る実の中から、約40品種が展示されており、14・15両日はドングリなどを使った工作の時間も予定しているそうです。
正門から連なるヒマラヤスギ(名前にスギの文字が入っていますが、マツ科で実もマツボックリです)や、音楽堂を囲むスズカケ、白い大きな花を咲かせるタイサンボク、珍しいソテツの実など。熱帯地方原産でモダマという房の長さが50~60㌢もありそうな世界一大きな豆の実や、園内に10種以上あるというドングリも並んでいます。
高知で下宿生活をしていた高校生時代、この季節になると夜店で紙袋に入った大型のシイの実を買ってきて、深夜放送を聞きながら口にしていたものでした。そのころは僕も歯が強かったのです。
以前、高知県の土讃線沿いにある小さな漁港で目にした風景です。
堤防にかたまりのように積まれた漁具。網やロープ、黒い浮き球、オレンジの浮子が見えます。浮き球、浮子にはフジツボが付着、擦れた傷跡もあります。
このあと、もつれたロープや網をほぐして繕い、再び漁場に出るのか、漁具でなくなるのかは分かりません。
いずれにしても「お疲れさま」です。
一部開園した名古屋市農業センターの散策路を歩くと、幾つかの秋の花が迎えてくれました。
入園口の1つでは、秋はやっぱりこの花、と思うコスモス。数千、数万本とされるコスモス畑もいいですが、ほんの数本でも立ち止まります。
宿根草園では草丈25㌢ほどで、白地に淡い紫の花を咲かせるコルチカム(和名イヌサフラン)。何故かハッとさせられられる花だな、と思いつつネットを開くと「裸の貴婦人」とも呼ばれるとか。花言葉も「私の最良の日々は過ぎ去った」「危険な美しさ」。毒性もあります。
ヒガンバナ。赤色はほぼ開花期が終わり、黄色と白が有終の美を見せています。こちらも毒性があります。
全面的に休園してリニューアル工事が進められている名古屋市農業センター(天白区)の一部開園が、6日から始まりました。ここは散歩コースのひとつ。早速立ち寄ってきました。
一部開園したのは花木園や野菜畑をはじめ、新しく造られたBBQ広場やウッドテラス、それに産直市場。
BBQ広場は芝生広場に設けられ、2人から10人ほどの家族やグループでバーベキューを楽しめるテント張りのブースが並んでいます。
利用申し込みや機材、食材の予約、問い合わせなどは、BBQ広場を運営する「BBQCANVASヒラバリ」(ホームページ参照)で受け付けているそうです。
ウッドテラスは、園内中央の取り壊された温室とハス池の跡地に造られました。ゆったり感があり、木製であることのやさしさを感じます。
産直市場は売店を改装して設けられ、「なご八市場」の愛称で名古屋コーチンの加工品や季節の野菜が並び、おにまんじゅうの店もありました。
カフェや室内木育遊び場、ミルク工房、畜産エリアなどの工事は来春3月まで進められ、全面オープンの予定です。
【BBQ広場】
【ウッドテラス】
【産直市場】
庭のハギ2品種のうち、先に咲いた江戸絞りが花期を終えたのを追うように、シロハギが花数を増しています。江戸絞りもいいですが、半日陰の庭にはシロハギの清楚な美しさが似合います。
どちらも背丈が2㍍以上にもなるので、今春は伸びてきた枝を強めに切り落とした結果、江戸絞りは良かったのですが、シロハギは背丈が少し低くなったものの倒伏した枝が何本も見られます。
切るのが早かったのか、枝が混みすぎなのか、風の通り道になっているからなのか、江戸絞り以上に日当たりが少ないからなのか。今度は枝を減らすか、枝切り時期をずらすかなどしてみようかな、と思案しています。
サツマイモに似た葉の中から飛び出す、漏斗状で直径2㌢足らずのオレンジ色の花「マルバルコウ」。道端の低木や草を包み込むように絡んだり、造成地ののり面を覆うなどして3~4m先まで広がっています。
北米から鑑賞用に渡来。花期は夏から晩秋まで息長く、「常に愛らしい」の花言葉通り楽しませてくれます。
公園を歩くと、次々に秋の実りを目にします。名古屋・庄内緑地公園でカメラに収めたツバキ、シモクレン、センダンの実です。
ツバキ園に枝もたわわに実る丸くて赤い実。ピンポン玉より一回り大きく直径5センチほど。秋が深まればはじけ、ラッキョ形の種が5~6個飛び出します。
この形はなんだ? 凸凹に膨らんだシモクレンの実。多くは鳥に食べられるなどで消え、秋になっても残っているのは少ないそうです。
春に淡い紫色の小花で包まれていた枝いっぱいに、オリーブのような黄緑色の実がびっしり生っています。秋が深まるにつれて葉は枯れ落ち、黄土色になった鈴なりの実がこれまた風景をつくります。
【ツバキ】
【シモクレン】
【センダン】