風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「丹精込めた大輪や山菊=第68回名古屋城菊花大会」

2015-10-30 21:55:55 | 催し

   

    
     

               
     

     
           
名古屋城の西の丸広場で開催中の第68回名古屋城菊花大会。菊づくりには全く門外漢ですが、丹精込めて育て上げた成果を見て回り、愛好家たちの菊に対する愛情の深さを感じることができました。11月23日(日)まで。

大菊の大輪仕立は、栽培にかけた熱意と根気の塊のよう。しかも、この大会の規定では100輪以上を大輪仕立てというそうですが、この世界では「300~400輪もの大作もある」との説明書きに驚くばかりです。

決められた区画の中に5鉢以上の花を咲かせてつくる花壇や、山菊の盆景づくり。その解説の「一鉢の出来だけでなく配置や開花具合、色などの調和が求められる」「菊の出来だけでなく石、コケ、砂利を使っての深山幽谷の絶景を表す」を読み、菊づくりの世界の奥深さを知りました。

      
    
   

  


     
      







楽書き雑記「自由に素直で大胆な作品=愛知県私学美術展と日本表現派展を拝見」

2015-10-27 15:30:58 | アート・文化

名古屋・栄の愛知県美術館8階のギャラリーで開かれている第62回愛知県私学美術展と、第59回日本表現派展を拝見してきました。
親子、いやそれ以上の年齢差、それに力量差も大きいとはいえ、どちらも形式にとらわれず、自由で素直に取り組んだ作品に感銘しました。いずれも、11月1日(日)まで。

    

   

           

                     
 
≪私学美術展≫
私立高校生たちの私学美術展は絵画、写真、書の3部門。
絵画部門では、若者らしく思い切ったモチーフや構図、彩色、筆づかいの作品が目を引きます。とりわけ、私学協会長賞を受けた夕暮れの港を描いた作品からは、全体に力強さを感じました。

写真部門には、小動物や魚、運動会、街角の風景などが並んでいますが、思わず「なかなか、やるねえ」と驚いた作品が少なくありません。
風景を捉えたスマホの画面をスマホで(?)撮った写真、猫の目の持つ野獣性を捉えた写真・・・。街頭が灯った風景の作品は、なかなかの力量だと思いました。

字の下手くそな僕には、書を見るだけの力はありません。でも、それぞれの文字とそれを選んだ生徒の思いなどを考えながら見たりすると、なかなか楽しいものです。


          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

       

            

                       
  
≪日本表現会展≫
公募展である日本表現会展には、30号以上の大型作品が並びます。
形式や技術にとらわれず、素直に表現することが会のモットーのようですが、確かにその通りだな、と思った作品が目を引きました。絵を定年後から始め、形式も技術も未熟な自分がいうのも変ですが、素直な表現だけは持ちたいと思ったものです。

それはさておき、嬉しかったのは、この展覧会の入場料600円が「学生、65歳以上、障がい者、・付添いの人 無料」だということです。数年前、海外旅行先の美術館で同様の「特典」を受けたのを思い出しました。

最近では国内でもこうした例が増えてきたのかどうかは知りませんが、美術鑑賞のすそ野を広げる試みは大切でしょう。それを、美術館としてではなく、公募団体として独自に行っていることに拍手したいと思います。




楽描き水彩画「愛知県半田市の旧カブトビールの赤レンガ建物を描く」

2015-10-23 18:36:27 | アート・文化

        

水彩画教室のスケッチ旅行で出かけた愛知県半田市にある、旧カブトビールの「半田赤レンガ建物」の1枚です。
この建物は1898年(明治31年)にカブトビールの製造工場として建ちました。パンフレットによれば、明治時代にできた日本のレンガ建物としては5本指に入る規模だったそうです。

全てレンガ造りの5階建て。戦争末期には軍需関連企業、戦後は食品会社のそれぞれ倉庫として活用。
文化庁の登録有形文化財などに指定され、ことし7月には観光施設になっています。

三河地震や東南海地震、太平洋戦争の空襲などを乗り切って117年。施設整備のためドアなど一部が手直しされているようですが、レンガ壁には戦闘機の機銃掃射による傷跡も残る「絵になる雄姿」です。

これまで何度か訪れているので、それらの写真も参考にして描きました。あと1、2枚は描いてブログにも掲載したいと思っています。








楽描き水彩画「実物そっくり、主張はっきり=元警察官・幸田震治さんの絵画展」

2015-10-20 14:53:36 | アート・文化

           

   

              
     

「実物そっくり、主張はっきり」を念頭に絵筆を握っています――。
展覧会案内のこんなフレーズに誘われて、名古屋・栄の市民ギャラリーで開かれている「幸田震治 絵画展」を拝見してきました。写実画をイメージして出かけたのですが、単なる写実画ではなく、一層深化させた水彩画作品の数々に見とれました。25日(日)まで。

元警察官の幸田震治さん(71)=愛知県みよし市黒笹3丁目=は、子供のころから絵を描くのが大好きだったそうです。
「1枚2円の画用紙に雑誌に記載されていた大相撲の関取などを、片端から描いていたものです。学生時代もそうでした」

警察官時代は、さすがに休みの時などに絵筆を握るくらいでしたが「描くのが大好き」が変わることはなかったそうです。

2004年、名古屋・天白署の署長を最後に定年を迎えると、再就職はせずに「お絵かきを楽しむ老後」を選択。
現在では、自宅近くに「ギャラリー&リアル水彩画塾・このゆびとまれ」を開いています。

「私の絵は、再現するのではなく再構成することを心がけています」と幸田さん。
個展の会場には、6号ほどの大きさから40号大まで約50点。風景、人物、はては飼育しているナマズをモチーフにした作品などさままですが、見える通り忠実に描いてあるわけではありません。

例えば風景画にしても、構図などを整えるための工夫が随所に見られます。お孫さんや100歳になった叔母さんを描いた絵からも、単なる写実画ではないことが読み取れます。

会場には、幸田さんの絵と文で出版した絵本「はじめての体験」「犬地蔵捨て犬ベアの物語」も、絵とともに展示されています。
それらの一枚一枚を見ていると、優しくて柔らかい筆遣いからは幸田さんの絵に込める思いが伝わってきます。子供のころから絵が大好きだった幸田さんと違って、子供のころは絵が大嫌いだった僕の絵画に欠けているものが分かった気がしました。

※展示作品の一部を掲載しましたが、写真に室内照明のハレーションなどが入ってしまいました。幸田さん、すみません。実物はもっともっと素敵です。                

                 

           









 


楽書き雑記「10回目を迎えた名古屋の合唱団『男声合唱を楽しむ会』のサロンコンサート」

2015-10-18 19:14:20 | アート・文化


 闘牛士スタイル?で、オペラ「闘牛士の歌(カルメンより)」を歌いました


 賛助出演の仲間と合同で合唱

名古屋にある合唱団「男声合唱を楽しむ会」のサロンコンサート(指揮・向川原愼一、ピアノ・はやせ ようこ)が18日午後、名古屋市芸術創造センターであり、拝聴してきました。
絵仲間で三菱重工OBの塚原徹也さんも加わるこの会は、12年前に「職場などでも楽しんできた合唱を続けよう」と結成され、年1回のコンサートはちょうど10回になりました。

プログラムは日本の民謡集で幕開け。
南部地方の「牛追い唄」を皮切りに、宮崎県の「刈干切唄」や山形県の「最上川舟唄」など、僕も何度も耳にし、歌いもした曲を披露。
第10回を記念し「色とりどり うたの花束」と題した特別企画では、「時の流れに身をまかせ」「Jupiter」「てんとう虫のサンバ」などを歌い、最後は会場の鑑賞者も一緒になって「遠い世界に」を合唱しました。

オペラ名曲集のプログラムも。
「囚人の合唱(フィデリオより)」「闘牛士の歌(カルメンより)」などの後、「男声合唱を楽しむ会」と、賛助出演の「混声合唱団レ・マーニ有志」「JMCサポーターズ」「V.O.C(コスモ合唱団)」が合同で「行けわが思いよ金色の翼に乗って」を歌い上げ、コンサートを締めくくりました。

楽しむ会の約40人のメンバーの年齢は、毎年着実に高くなっています。しかし、合宿や月2回の練習など「メンテナンス」の成果は十分。
「まだまだ枯れない声」を聴かせてくれました。










楽描き水彩画「旧カブトビール工場と篠島・師崎を巡る=水彩画教室の宿泊スケッチ旅行」

2015-10-15 16:55:28 | 日記・エッセイ・コラム

       

      

     

    

   

僕が学ぶ朝日カルチャーセンター(名古屋)の水彩画教室が、年に一度企画する一泊スケッチ旅行に出かけてきました。
14,15両日の日程で、電車と船を乗り継ぎ、愛知県半田市にある旧カブトビール工場の赤レンガ建物、三河湾に浮かぶ篠島、知多半島先端の師崎を巡るコース。
天気晴朗、波も穏やか。ただ、どれだけ絵にできるか、毎度のことながら難題を抱えて帰ってきました。

≪戦争や巨大地震にも耐えたビール工場≫
まず、名鉄河和線「住吉町」で下車、1898年(明31年)に建った赤レンガ建物へ。

5階建て。ほんの一部に木が使われているものの、ほとんど赤レンガづくりです。
ビール製造のあと、太平洋戦争末期の1944年に軍需関連企業の倉庫、戦後は94年まで食品会社の倉庫として使われ、半田市に譲渡。貯蔵棟などが国の登録有形文化財に指定され、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。


今年7月には観光施設としてオープン。工場内の見学も容易になりましたが、やはり絵になるのは建物の外観でしょう。
1世紀余の風雪に加え、南海地震や東南海地震、三河地震、半田空襲などに見舞われながらも、堂々と立ち続ける赤レンガ建物。戦闘機の機銃掃射による傷跡も残る壁面をどう描くか、楽しみです。

住吉町駅近くのレストラン「桔梗屋」で昼食。たまたま、この日が教室の先生が喜寿(77歳)の誕生日とあって、店長に無理をきいてもらい、ワインで祝杯をあげました。力量さえあれば、このシーンもスケッチ会の一枚になるのでしょうが。
≪トラフグ、タイ・・・≫
河和港から篠島へ。約600世帯1700人が暮らす小島ですが、風光明媚と新鮮な魚介類、そして都会の喧騒を忘れるたたずまいに引き寄せられます。

豊かな漁場からは、手釣り(竿やリールを使わない)で釣り上げたタイ(御幣鯛=おんべだい)を対岸の伊勢神宮へ奉納。トラフグ漁の水揚量は、下関と肩を並べます。

カメラを手に、坂のある路地を右に曲がり、左に折れ、階段を上り下りして散策。港内にびっしりと係留された漁船、漁具の山、秋の日差しにまどろむ猫たち・・・。漁村の豊かな風景が、次々に目に入ります。


篠島神明社は、今年が20年に1度の御遷宮とか。神社の建物は伊勢神宮の御遷宮で出る古材で造られています。たまたま、前々日まで遷宮祭や御幣鯛奉納祭などが行われた舞台に手を合わせ、さらに展望台から海原を染めるサンセットを眺めました。

夜は民宿「漁師の宿・志波(しば)で、絵描きよりも楽しみな宴の会。「ちょっと贅沢だけど、この時期はやっぱり」とチョイスしたふぐ料理を味わいながら、相変わらず愚作を描き重ねる憂さを晴らしました。


≪半島の先端≫
翌朝、再び船で師崎へ向かい、知多半島先端の羽豆神社やお魚広場へ。
何枚もカメラに収めた「絵になる」風景。到底こなすことはできないだろう宿題を抱えて家路に。

 

  

  

      
   
 
  

 

 






 


楽書き雑記「ヘタでいい、ヘタがいい=全国 男の絵手紙祭展 in名古屋」

2015-10-13 16:58:36 | 日記・エッセイ・コラム

    

    

    


描こう、伝えよう。「ヘタでいい、ヘタがいい」。女性たちに気後れせず、男も絵手紙で第2の人生を楽しもう――。
名古屋・栄の市民ギャラリーで開かれている「全国 男の絵手紙祭展 in名古屋」をのぞき、展覧会PRのこんなフレーズに納得しました。18日(日)まで。

催しのタイトルからてっきり、全国各地を巡回する展覧会の「名古屋展」だと思いました。
ところが、全国を探しても名古屋にしかないという「男だけの絵手紙教室」のメンバーたちが全国の同好者に呼び掛け、男性から絵手紙を寄せてもらって開いたのです。

名古屋だけにある「男だけの絵手紙教室」は、ことし傘寿になった岡母都子(おか・もとこ)先生が10年前に開設。月2回、名古屋市役所のそばにある市政資料館で開いています。
「それまで開いていた教室では大勢の女性の中で、男性は1人だけだったのです。手紙は女性だけのものではない、男性たちにも広めようと思ったのです」と岡先生。
現在の生徒数は28人。もちろん男性のみです。

絵手紙は絵手紙運動の提唱者である小池邦夫さんが「絵と文字で心を伝えよう」と展開、日本絵手紙協会(小池会長)ができて30年になります。
大きく広がってはいますが、まだ「絵手紙は女性のもの」という考えが多いのが実状でしょう。

そこで、岡先生は生徒たちと相談。全国の男の世界に絵手紙を広めるきっかけになれば、と今回の展覧会を企画したそうです。

全国から寄せられた絵手紙は620点。はがき、画仙紙、巻紙など大小さまざまですが、その絵と文字は「うまいなあ」と感心する作品も少なくありません。
しかし、一枚一枚を拝見していると、うまいヘタには関係なく、自分に届いた手紙ではないのに、差出人の思いに胸が熱くなりました。

正直言えば僕自身も「絵手紙は女性のもの」というのがこれまでの印象でした。それなのに、たまに絵手紙を手にすると、頬が緩み、心が温まり、レターボックスへも大切にしまう自分に気づきます。

なのに、自分が絵手紙を出したことはありません。定年後に絵を習い始めたのですが、一枚一枚に優しくて心のこもった絵を描けるわけではなく、文字にも自信がないので、年賀状もパソコンの写真と文字に頼っているのが現状です。
「ヘタでいい」と分かってはいても、「やっぱり上手がいい」のプレッシャーに負けてしまうのですね。

大切なのは素直な気持ちでしょう。

「サクラが咲いた。元気にしているかな」「ありがとう。みかん、うまかったよ」の気持ちを素直に伝えるのが、絵手紙なのですから。

「あいつ、絵を習っているはずなのに、いまいちだね」なんて思われてもいいから、ヘタな絵手紙を出してみようかな。

           

                          

                    

                                    


















 


楽書き雑記「大道芸人250人が集う=名古屋・大須の第38回大須大道町人祭」

2015-10-10 16:29:06 | アート・文化

    

   

                   

名古屋・大須の街全体を舞台に繰り広げる大須大道町人祭。今年38回目の日程は10、11両日の2日間。早速、初日に出かけてきました。
10本のアーケード街に設けられた計15の会場に、250人の大道芸人が集いました。

おいらん道中、大道プロレス、金粉ショー、大須太鼓、あやつり人形、中国雑技団、津軽三味線、がまの油売り、けん玉、パントマイム、ジャグリング、ヨーヨー、乙女文楽・・・。プログラムはとても、書ききれません。
さまざまなパフォーマンスが続きます。

どの会場も、秋の1日を楽しむ市民の人垣でいっぱい。
笛や太鼓のにぎやかな音色に加え、湧きあがる拍手と歓声。演技が終われば、投げ銭入れに入れる硬貨の音が続いていました。

      

            

                 












楽描き水彩画・東山動物園の仲間たち「オランウータンの『アキ』と、アキが描いた絵画」

2015-10-06 08:09:05 | アート・文化

       

類人猿コーナーの人気者のひとり、オランウータンの「アキ」です。
オランウータンの絵は以前(ことし4月24日)にも掲載しましたが、見ていて飽きない親しみのある表情にまた描きたくなりました。

オランウータンは、東南アジアのスマトラ島とボルネオ島に生息。スマトラオランウータンとボルネオオランウータンに種別されており、東山動物園にいるのは森林の伐採などで7500頭ほどに減っているスマトラオランウータンです。

「アキ」は、先月31歳になりました。
園庭の特設デッキを上り下りしたり、麻袋やつり下げられたボールで遊んだりしています。

描いたのは、
足の長さの2倍もある腕でハクサイをつかんで食べているところですが、目はどこか別の方向を見ているみたい。何か、考え事でもしているのでしょうか。
オランウータンの呼称が、現地語で「森の人」を意味することが納得できます。
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          

≪アキが描いた絵画≫
下に掲載した絵はアキが描いたもので、アキが過ごす園舎に展示されています。

説明によると、アキは2006年に赤ちゃんを産みましたが、赤ちゃんは2週間後に亡くなってしまいました。
落ち込んでエサもあまり食べなくなりました。そこで、心配した飼育員がなんとか慰めようと、アキに飼育員がクレヨンを渡したところ、飼育員と遊びながらこんな絵を描き、やがて食欲も戻ったそうです。
人間の1~2歳の子が描く絵もこんな感じですね。

             









        



楽書き雑記「東山動植物園の秋祭り開幕=主役はキリンの母子。イケメンゴリラ父子が連れしょん」

2015-10-03 17:31:13 | 日記・エッセイ・コラム

        

         

                        

 名古屋・東山動植物園の第65回秋祭りが、3日開幕しました。11月15日まで、動物におやつを与える会や植物クイズなど、盛りだくさんのイベントが企画されています。

祭りのポスターに採用された今秋のスターは、キリンの赤ちゃん。7月29日に生まれ「ジュラ」と命名された赤ちゃんは順調に育ち、ママにべったりくっついて過ごしています。

早速、ジュラちゃんをカメラに収めようとキリン舎を訪ねましたが、ジュラちゃん母子は園庭につくられた囲いにいて、離れていることや柵が邪魔をしてポスターの写真のように撮ることはできません。結局、園庭の外に立てられていたジュラの写真を掲載しました。

≪イケメンゴリラの父子の「連れしょん」を目撃≫
園内をひと歩き。ブログの「東山動物園の仲間たち」で取り上げた仲間たちを訪ねると、夏の間のグッタリ感は消えて、秋を楽しんでいる様子でしたが、ゴリラ舎では思わぬシーンを目にすることもできました。

「イケメンゴリラ」として人気が上昇、動物園のホームページによれば東山動植物園のオフィシャル写真集「シャバーニ!」を、秋祭り開幕とともに園内の売店だけでなく全国の書店でも発売を始めたというゴリラ一家の主「シャバーニ」が、園庭の堀の上から勢いよく放尿を始めたのです。

傍らで、こんな父親の様子をみていた、間もなく3歳になる「キヨマサ」もシャーッ。
思いがけない「父子の連れしょん」場面に、見ていた観客からも笑いと「イケメン形無しだな」の冷やかしも。
そういえば、僕にも仲間たちと堤防やあぜ道で「連れしょん」を楽しんだセピア色の記憶があります。

               
                イケメンの父親「シャバーニ」が放尿

               
                見ていた息子の「キヨマサ」もシャーッ


   



   
















 





楽書き水彩画「楽しく描かれているな、が印象の水彩画『アートクルール展』

2015-10-02 18:09:01 | アート・文化

     

            

             

何年か前に海外旅行のツアーで親しくなった友人が加わる絵仲間の水彩画展「アートクルール展」を、名古屋市名東区本郷の丸茂ギャラリーで拝見してきました。6日(火)まで。「友人だけでなく、皆さんが描くことを本当に楽しんでいるな」が僕の印象でした。

この会「アートクルール」は、数年前からギャラリー近くのコミュニティーセンターで月2回、自分たちで「教室」を開いてきました。
メンバーは僕の友人で「新人」の北條俊紀さんら9人。2か月前から月に1度は講師をお願いすることにしたそうですが、それまでは講師なしでやってきました。

「こうした方が・・・」「この色、もう少し塗りが欲しいと思うけど・・・」
互いに考えを出し合ってのお絵かきと銀行のロビーなどでの展示、そして勉強後の一杯を楽しんできたそうです。
かつて公募団体にいたり、カルチャーセンターなどで学んだメンバーもいますが「とにかく描きたいものを描く」「仲間の意見は素直に聞く」がモットーなのでしょう。

今回展示されているのは、各自2、3点ずつ8号サイズの風景画を中心に20点ほど。見て回りながら「筆が弾んでいる」「嫌味がない」「無理をしていない」「癒される」などといった印象が残りました。

笑いながら「何を教えたらいいのか・・・」と、講師を引き受けた加藤喜久美先生。伸びのび描くメンバーのこれからを楽しみにしているようです。
丸茂ギャラリーは、地下鉄東山線「本郷」駅前の丸茂病院の隣にあります。