尾道の島々は、造船の島。海峡を隔てて両岸に、新しい船の建造やメンテナンスのための造船所があります。
この絵はメンテナンスで真っ赤な塗装を終えた船底の下から、大小のドックやクレーンが林立する対岸の造船所を望む風景です。
船台の先端には、いつものようにパトロール中の白い猫がひと休み。よほどお気に入りなのでしょう。時間を忘れたように、まんじりともせず座っています。サイズは20号。今年の春、公募展で入選した作品です。
尾道の島々は、造船の島。海峡を隔てて両岸に、新しい船の建造やメンテナンスのための造船所があります。
この絵はメンテナンスで真っ赤な塗装を終えた船底の下から、大小のドックやクレーンが林立する対岸の造船所を望む風景です。
船台の先端には、いつものようにパトロール中の白い猫がひと休み。よほどお気に入りなのでしょう。時間を忘れたように、まんじりともせず座っています。サイズは20号。今年の春、公募展で入選した作品です。
久しぶりに名古屋城を訪ねると、黄色い実を纏うようにつけた庭木が目をひきました。名古屋城へは年に2~3回訪れますが、この時期にはまれ。この風景を見たのも初めてです。
東門から入り、二之丸広場の手前にある樹高5㍍ほどの木が5本。プレートには「マルバチシャノキ」とあります。中国や台湾、国内では沖縄や九州、四国に自生する樹高5~10㍍の落葉樹。1.5㌢ほどの実が房状に生り、秋の気配とともに緑から黄色へと色づきます。
名古屋の夏を締めくくる「第25回にっぽんど真ん中祭り」を見に、本祭1日目の26日に出かけてきました。
変則的な開催を余儀なくされたコロナ禍から解放され、国内外から集まった約200チームが、迫力いっぱいの踊りを25~27日の日程で繰り広げています。
会場はメインステージの久屋大通公園を中心に、名古屋城やテレビ塔、オアシス21、ナディアパーク、それに大須観音や天白区平針商店街など、合わせて15会場。大学や高校、地域、商工会などで編成したチームが、よさこいをアレンジした曲やリズム、趣向を凝らした振り付けや衣裳、大きな旗をなびかせて踊りまくっています。
記録的な猛暑続きだったこの夏。26日も最高気温35.1度の猛暑日でしたが、僕は名古屋城、テレビ塔、オアシス21、平針商店街会場へ。どの会場も大勢の市民が躍動感に引き込まれ、踊り子たちをカメラと拍手で包んでいました。
踊りを終えた踊り子に一杯の水でおもてなし=平針会場
名古屋・鶴舞公園のスイフヨウ(酔芙蓉)が咲き始めました。スイフヨウ園の約45株のうちまだ数株ですが、10月上旬まで一重、八重の1日花が妖艶な表情で迎えてくれます。
白く咲いた花が、酒に酔ったようにピンクに染まり、やがて紅色に。花言葉も「しなやかな恋人」「繊細な美」「心変わり」です。
依然暑さが厳しいといっても、時おり肌を撫でる風やフサフサ揺れるパンパスグラス(和名・シロガネヨシ)は、秋の使者のよです。
パンパスグラスは南米やニュージーランド、ニューギニアなどが原産のイネ科植物。ここ鶴舞公園のパンパスグラスは2㍍余ですが、大きいのは6㍍余にもなるそうです。
雌雄異株。フサフサしているのは雌株、やや茶色がかったのは雄株だそうです。花言葉は「雄大な愛」「強気な心」など。
ヨーロッパへのツアー旅行でバスが小休止した際、カメラに収めた1枚を描きました。
湖というより、やや大きな池のようです。強い風にヨシがしなる岸辺に、繋がれた一艘の小さなボートが目にとまりました。
船体は汚れが目立ち、船名やマーク、旗なども見えません。廃船のように見えますが、だとしたら用途は何だったのでしょう。釣り舟?対岸に事業所の建物などが見えるから渡し舟?。それとも、火事や水難事故に備えたボートでしょうか。
ボートにある白い木箱や向こう岸にある小さな白い小屋には、何が収まっているのでしょう。そこにヒントがありそうです。10号です。
相変わらずの猛暑が続きますが、名古屋の都心のオアシス「フラリエ」には秋の訪れが近いことを感じます。
花数を増やした寄せ植えのルドベキア、センニチソウなどがハーモニーを奏で、鉢植えの花々も手招きしてくれます。
散策路の木陰、風が撫でるスイレンの水面。しばらくベンチに座って、炎天下を歩いた疲れを癒してもらいました。
名古屋の久屋大通庭園「フラリエ」を訪ねると、今年も色とりどりのイレンと、直径1~1.5㍍ほどのたらいのようなパラグアイオニバスが迎えてくれました。
パラグアイオニバスは、アルゼンチンやパラグアイが原産のスイレン科オオオニバス属。20㌔くらいの重さなら乗っかっても沈まないのは、葉柄にレンコンのような穴があり、そこに空気を留めることができるからだそうです。
葉の脇には、開花を間近にした大きな蕾が膨らんでいます。
葉の緑の茂みから、お菓子のネジリンボウや赤ちゃんがギュッと握り締めた拳のようなピンクの実が、次々に飛び出しています。散歩道の街路樹や公園で見かけるコブシです。
真っ先に白い花で春の訪れを、今度は色づいた実で秋の訪れを告げてくれています。
自宅庭のタカサゴユリが今年も開花を始め、半日陰の庭を明るくしてくれています。以前から毎年2~4本が伸び今年は3本ですが、蕾に虫が入ることもなく育ちました。
原産地は台湾。大正期に渡来したそうです。細長い葉に、純白のスリムな花。花言葉は「無垢」「飾らぬ美」など。
太平洋沖から台風7号が接近しています。このユリは切り花にして部屋を飾ってもらいましょう。
真っ赤に熟した長さ7~8㍉の実のかたまりが、ブドウの房のように垂れ立ち木。名古屋・鶴舞公園のバラ園前にあるサンゴジュ(珊瑚樹)です。
日本や朝鮮半島南部、台湾に分布する常緑広葉樹。日本では関東南部以西の沿岸地を中心に多く、真っ赤な実をサンゴに見立ててこの名が付いたようです。
庭木としてだけでなく、葉や枝に水分が多いので防火樹、耐潮性があるかいがんの防風林としても重用されてきました。
今回は、街歩き中に出会った名古屋市東区東新町の中部電力ビル前にある花壇です。
コンクリート造りの花壇に、マリーゴールドとペンタスを寄せ植えしてあり、道行く人を和ませています。
説明プレートによると、テーマは「天の川」。白いペンタスで天の川を、紫のペンタスと黄色いマリーゴールドで夏の夜空を描いています。花壇はチャレンジド(障害を持つ人)の手で育てられた花の苗で維持管理されているそうです。
この時期の街路樹に似合うのは、やはりサルスベリ(百日紅)でしょう。
名古屋の都心を走る大通りのi一本、錦通の中央分離帯でも、赤、白、ピンクの鮮やかさに目を引かれます。
中国南部が原産地で、日本へは江戸時代より前に渡来。名前の通り開花期間が長いこともあって、街路樹として広がりました。
「サルも木から落ちる」の例えになったスベスベした木肌に、恐るおそる挑戦したのは遠い昔。「雄弁」「饒舌」が花言葉です。
園内に幾つもの花壇がある名古屋・鶴舞公園で、中央部にある踊り子花壇は今が一番美しい時期かもしれません。
踊り子像を囲むように、寄せ植えされた夏から秋にかけての草花が次々に開花。バラも鮮やかな彩を添えています。
噴水搭周りの花壇でも、名古屋の高年大学(鯱城学園)OBの園芸緑友会が栽培しているマリーゴールドなどが咲き誇っています。
真夏を代表するヒマワリ。名古屋鶴舞公園の中央広場にあるヒマワリ畑も満開です。ヒマワリも畑も超ミニサイズですが、強烈な直射日光を迎えるように咲く姿は、存在感いっぱいです
原産地の北米から食用としてスペインなど欧州に広がり、品種改良が進みました。大きなのは草丈は3㍍以上、花は直径40㌢も。一方で鑑賞用としての改良も繰り返され、鶴舞公園のヒマワリのサイズは3~5分の1程度です。
花言葉は「憧れ」「私はあなただけを見つめる」だとか。