風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「パソコン任せのツケ」

2022-12-28 06:57:22 | 日記・エッセイ・コラム

今年もあとわずか。大掃除や年賀状書き、おせち料理の買い物にと大忙し。わが家も例外ではありません。
ただ、ほんの少し変わったのは長い間、表面も裏面も全てパソコン任せだった年賀状書き。例年、裏面は書店に並ぶ年賀状デザイン集の素材をパソコンで加工、印刷してきたのを、今回は郵便局が出している印刷済みハガキを利用したのです。

その代わり、というわけではありませんが、表面の宛名書きは自筆に。裏面に加える添え書きも、多くが10数文字の決まり文句だったことを反省、前年届いた賀状を再読するなどして自筆で書きました。

パソコンは使わずじまい。時間は何倍もかかりましたが、添え書きも少しは賀状らしくなったなと思います。
ただ、自筆で宛名や添え書きを書く中で、読み書きができていた漢字の中に、スムーズに書けないのがありました。数年前から気づいていたことですが、数も増えているようです。

現役時代後半の1980年代に入ってまもなく、仕事をするうえで一番のツールだった鉛筆は、ワープロに交代を余儀なくされました。
以来約40年、執筆は短行であれ長行であれ、ワープロやパソコンに打ち込んできました。漢字を書く能力低下の要因は、己の老化を否定しないまでも、鉛筆を手放し、漢字辞典などを書棚の奥に追いやったことにあると思っています。

※今年のブログ掲載は、年末年始の休みに入ります。みなさん良いお年を。


迎春を待つ名古屋の鶴舞公園

 

 


楽描き水彩画「香嵐渓の岩壁」

2022-12-26 12:40:05 | アート・文化

紅葉どころ・豊田市足助町の香嵐渓にある岩の壁です。巴川に架かる待月橋のそば。散策路から見上げると、大きな岩が重なるような壁があります。

岩が落ちたりしないだろうかと少し心配になりますが、よく見ると幾つもの玉石をコンクリートで固めるなどした防護対策がされているようです。
透かし模様が入った和紙に似た画用紙を使いました。10号です。

 

 


楽書き雑記「続・晩秋の散歩道」

2022-12-24 07:42:25 | 日記・エッセイ・コラム

散歩道の雑木林・竹林コースでは、前回掲載した紅葉の風景の他に、樹木の枝に生る大小さまざまな実にも出会いました。

「カクレミノ」といった面白い名前の樹木に生った丸くて黒い実や、赤い実が塊のように生るトキワサンザシ、ムラサキシキブのような小さな紫色の実・・・。野鳥が食べ残したカキ、一個だけ垂れるカラスウリも。今は雑木林の一部になっていますが以前は民家があったらしいところには、クロガネモチやナンテンの姿もありました。

 

 

 


楽書き雑記「散歩道の晩秋」

2022-12-22 07:54:14 | 日記・エッセイ・コラム

散歩道のうち、雑木林や竹林、カカシ(案山子)が立つ田畑などが中心のコースを歩き、晩秋の風景をカメラに収めてきました。

名古屋市内とはいえ、自然が残る郊外なので紅葉はもちろん、サザンカの大木や木の実もたくさんありました。コマ数が多いので、木の実は次回に掲載します。

 

 


楽描き水彩画「続・三州足助屋敷の草木染コーナー」

2022-12-20 08:54:46 | アート・文化

水彩画教室のスケッチ取材に出掛けた、豊田市足助町にある「三州足助屋敷」の草木染コーナーを描いた作品の2枚目と3枚目です。

着衣や傘、ショール、買物袋、ハンカチなどが並びます。藍染のブルーだけでなく赤、緑、黄、橙など、まさに色とりどり。絵の具を次々に取り出し、水を加減するなどして一気に描きました。いずれも10号です。

 

 


(楽描き水彩画「魚市場のトロ箱」

2022-12-20 08:12:52 | アート・文化

歳末の市場は1番忙しい時期。クリスマスや正月に向けて、食品や花、野菜などが一斉に動きます。魚介類が中心の名古屋・柳橋中央市場での1枚です。忙しく行き交う魚介類を入れたトロ箱を描きました。

トロ箱の魚を覆ったビニールを外して、魚がもっと見えるようにすべきか。バックをどこまで描くか。
結局、市場らしくするためにも、新鮮さを保護するビニールは外しませんでした。場内にあったエビの絵の懸垂幕を入れてみました。10号です。

 

 


楽書き雑記「昔も今も正月飾りの1番人気」

2022-12-18 07:19:14 | 日記・エッセイ・コラム

昔も今も正月飾りの1番人気のハボタン(葉牡丹)。名古屋市農業センターの「暮しの畑」もハボタンで彩られています。

「ハナキャベツ」の呼び名もあるハボタンは、見ての通りキャベツの仲間。
江戸時代に食用として渡来しましたが、野菜というより鑑賞用として広がり、品種も数多く開発されているようです。

暮らしの畑には数十球ずつ寄せ植えされ、畑の主役になっています。

 

 


楽書き雑記「花壇の迎春準備OK」

2022-12-16 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

今年も残すところ約2週間。公園の花壇では、花の植え替えなど迎春に向けた準備がほぼ終わりました。

名古屋・鶴舞公園の緑化センター前にある立体花壇も、植え替えを終えました。高齢者や車椅子の人、赤ちゃんを抱いたママもしゃがむことなく鑑賞できる幅180㌢×120㌢、高さ90㌢のレイズド フラワーベッドでは、シックな感じのアンティークハボタンが目を引きます。
膝上の高さにある露地植え花壇は、白や青みがかったパンジーなどの寄せ植えになっています。



 

 


楽書き雑記「庭の縁起木3人衆」

2022-12-14 06:50:45 | 日記・エッセイ・コラム

ヤツデ、マンリョウ、ナンテン。
半日陰で適度の湿り気のあるのが好適地、しかも揃って縁起木として親しまれる我が家の庭の3人衆。この時期の主役です。

天狗の大団扇のような葉で邪気を払うとされるヤツデ。白くて大きめのピンポン玉やタンポポの綿毛を思わせる花には、ハエぐらいの小さな虫が寄ってきます。芳香などは感じませんが、ほとんどの草花が姿を消したこの時期、小さな昆虫にとって人気のレストランのようです。

金運に恵まれるとされるマンリョウ(万両)。野鳥のお土産によるものでしょう。樹木の下など数カ所に高さ30~50㌢ほどの株が育ち、赤い実をびっしり付けています。
難を転じるというナンテンは、古い幹を剪定したので例年より実の付きも良好。実だけでなく葉も紅葉させ、お正月飾りとしての出番を待っています。

【ヤツデ】

【マンリョウ】

【ナンテン】

 

 


楽書き雑記「たかがサザンカ、されどサザンカ」

2022-12-12 07:19:38 | 日記・エッセイ・コラム

どの公園でも自宅庭や散歩道でも、花が少ない中でサザンカ(山茶花)だけが花盛り。サクラやバラなどのようにもてはやされたりはしませんが、サザンカがなかったら、どんなにか寂しいことでしょう。

名古屋の鶴舞公園へ出かけました。リニューアル工事のため立ち入れない個所がありましたが、その他の散策路の先々で赤や白、ピンクの花弁をボリュームいっぱいに覆ったサザンカに迎えられました。

サザンカは日本固有種。ツバキと見分けにくい場合がありますが、サザンカはツバキより一足早く咲くので、いま盛んに咲いているのはサザンカといっていいでしょう。花言葉は、強まる寒さに立ち向かう姿から「ひたむき」「困難に打ち勝つ」だそうです。

 

 


楽書き雑記「雑草の庭にころがる金平糖」

2022-12-10 08:13:09 | 日記・エッセイ・コラム

自宅の庭で、金平糖の呼び名で親しまれるヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の花が、晩秋の日差しを浴びています。

ヒメツルソバはヒマラヤ原産。地面に張り付くように蔓を伸ばし、ピンクや白い金平糖のような花を咲かせます。
春から晩秋まで咲く息の長い花としても知られますが、我が家の半日陰の庭だと、春には軒下の日陰でも咲いていたのに、秋は日当たりのあるところだけ。しかも花径が小さく、春の半分ほど。花数も少なめです。

 

 


楽描き水彩画「赤く染まる川面の光景を2枚」

2022-12-08 07:08:39 | アート・文化

先に水彩画教室のスケッチ取材で訪ねた紅葉の名所・豊田市足助町の香嵐渓で、巴川の水面が紅葉に赤く染まる風景です。ただし、訪ねた時間はこのような光景は目にできなかったので、これまでに何度か出掛けたアルバムから取り出して描いてみました。

アルバムの記録によると、この真っ赤な水面はいずれも2014年11月24日午後2時半ごろ。その光景に息をのんだほどでした。
といっても、美しさを描くのはやはり難しく、いろいろ色を重ねているうちに、色が濁ってしまいました。サイズはいずれも10号です。

2014年11月24日午後2時半ごろの様子です

 

 


楽書き雑記「真っ赤になったカラスウリ」

2022-12-06 07:13:05 | 日記・エッセイ・コラム

冷え込みが強まるにつれ、カラスウリが真っ赤になりました。

散歩コースの林で、カラスウリを確認している場所は3カ所。これまで数個ずつだったのが、今年は2カ所が10個を超えており、郊外とはいえ名古屋とは思えぬ数字に驚いています。残る1カ所はゼロでしたが、蔓が残っているので心配はしていません。

カラスウリと呼ぶ由来は知りませんでしたが、カラスの好物だからなどというのではなく、周りの植物に蔓を絡みついて枯らすウリだからだそうですね。

 

 


楽書き雑記「イエロー・マジェスティとライオンズ・イヤー」

2022-12-04 06:59:40 | 日記・エッセイ・コラム



草花が咲く姿が少なくなった名古屋市農業センターの宿根草園で、高い草丈で花の形も似た2つの花が咲き誇っています。

黄色い花穂のイエロー・マジェスティ(サルビア・マドレンシス)と、橙色の花穂のライオンズ・イヤー(レオノチス)。原産地はイエロー・マジェスティがメキシコ、ライオンズ・イヤーは南アフリカですが、ともにシソ科で、花穂の姿は似ており、草丈は2㍍近くになるそうです。

ライオンズ・イヤーの名称は花がライオンの耳のようだからだそうですが、オスのたてがみのようにも見えますね。

 

 

 


楽書き雑記「皇帝ダリアと斑入りのツワブキ」

2022-12-02 07:02:19 | 日記・エッセイ・コラム

散歩中に名古屋市農業センターに立ち寄り、皇帝ダリア(木立ダリア)と斑入りツワブキをカメラに収めてきました。

ここには夏に咲くハイブリッドの皇帝ダリアもありますが、僕はやはり冷え込みが始まるこの時期の方が似合うように感じます。
またここには、一般的な一重咲きの株だけでなく、花径も草丈もやや小ぶりながら一重と八重が混在して咲く株もあります。

皇帝ダリアを後にして進んだ雑木林には、ツワブキの花も。自宅の庭に咲いているのとは違って、斑入りの大きな葉の中から黄金色の花が飛び出していました。

 

見分けが難しいですが一重、八重が混在しています