草花の多くが冬眠状態に入った名古屋市農業センターの宿根草園を覗くと、「まだまだ」とばかり咲き続けている花がありました。トリトマ。別名にはクリスマスチアーとか、クニフォフィアなどがあり、花期の長いのも特徴です。
南アフリカの原産ですが、耐寒性は十分。ボリュウム感のあるオレンジ色の花穂の下部から上部へと向かって開花が続き、12月下旬に入ってもこの通り。先に咲いて垂れる花殻は、さしずめ長いヒゲか襟巻のようです。
草花の多くが冬眠状態に入った名古屋市農業センターの宿根草園を覗くと、「まだまだ」とばかり咲き続けている花がありました。トリトマ。別名にはクリスマスチアーとか、クニフォフィアなどがあり、花期の長いのも特徴です。
南アフリカの原産ですが、耐寒性は十分。ボリュウム感のあるオレンジ色の花穂の下部から上部へと向かって開花が続き、12月下旬に入ってもこの通り。先に咲いて垂れる花殻は、さしずめ長いヒゲか襟巻のようです。
テラコッタ鉢の白いミニバラが、1輪だけ咲いています。初めてではありませんが、今年は秋の早い段階で蕾の有無を見ながら小枝を剪定したので、年越しバラはあるまい、と思っていたのです。
剪定を免れた枝に小さな蕾が残っていたらしく、師走になって開花しました。
花径は4㌢ほど。よく見ると、白い花弁の先端がほんのりピンク色。テラコッタ鉢のポケットに植えてある、ミニのハボタンと結構マッチしています。
名古屋市農業センターの温室横にあるシナヒイラギの実が、気温の低下で一層赤くなりました。
中国中部や朝鮮半島南部の原産地。 12月25日の誕生花で、セイヨウヒイラギとともにクリスマス装飾の定番です。長方形の葉の角にある鋭い刺は、成木になるにつれて角が丸くなり、刺も消えるそうです。
サザンカとナンテンとネズミモチ。名古屋・鶴舞公園の鶴々亭そばの林で目にした、白と赤と黒の競演です。
サザンカは、園内のあちこちで赤や白、ピンクの花を咲かせていますが、ここでは白が中心。結構背丈のある幹から伸びた深緑の葉を、かき分けるように咲いています。
鶴々亭の入り口には、艶やかな赤い実をびっしり付けた数十株のナンテン。古くから縁起木として人気のあるナンテンですが、白い花から生まれた赤い実がどんどん赤みを深めていくことから、花言葉には「私の愛は増すばかり」といったのもあるようです。
白い花から黒い実をつけるのは、ネズミモチ。この春、僕はその花をブログに「ヒマラヤトキワサンザシ」と書いてしまい、ブロガーさんのご指摘を受けて間違いに気づいたものでした。
ネズミの糞に似ているからネズミモチ、という名がついたと言われていますが、子どものころ住んでいた家では夜になると、天井裏を駆け回るネズミの足音を聞いたものです。上がった天井裏には黒い小さな粒々がいっぱい落ちており、それがネズミの糞でした。
週末に出かけた名古屋・鶴舞公園にある緑化センターのギャラリーで、絵手紙や粘土、木の実細工の作品展を見てきました。趣味の講座で学ぶ生徒たちの作品でしょう。
粘土人形に挑戦したテーマは、来年の干支であるトラ。タイガースファンの僕は、居並ぶ可愛いトラ人形たちに楽しくなりました。
絵手紙の1枚に、うなずきました。大きなハボタンを描き「形は不細工だが これが個性」と大書きされています。教室で絵を学び、いつも先生から個性、個性と言われている僕も同感です。
黄金色のマリーゴールドと真っ赤なナンテン。我が家の庭に露地植えし、クリスマスや正月の室内飾りにも一役買う庭の花と実です。どちらも放りっぱなしですが、2㍍前後もの背丈で冬空の日差しを浴びています。
草丈が2㍍30㌢にもなることがある超ノッポのマリーゴールド。今年はやや小柄ですが、他の草花が冬眠態勢に入ったなかで、冷たい風を物ともせず咲いています。
ナンテンも軒下からはみ出すように伸び、赤い実をゆさゆさ。色づいた葉も美しいものです。
新年まであと2週間余。所用で名古屋駅へ出かけると、デパートやテラス、通りでは、歳末を盛り上げるきらびやかなデコレーションに迎えられました。
駅のコンコースに通じる広場には、大きくて真っ白いクリスマスツリー。ジェイアール名古屋タカシマヤへ入ると、こちらもクリスマスデコーレーションがお出迎え。名鉄デパート前通りでは、装いも新たな巨大マネキン人形「ナナちゃん」が、通りを行き交う買い物客からカメラを向けられていました。
通りのマスコットとして立ち続ける身長7㍍のナナちゃん。もう48歳になったそうです。
ナナちゃん
白いツリー
来年は僕の年だからね
コロナのため、2年ぶりの開催だった教室展(KAZEの会展・7~12日、名古屋市民ギャラリー栄)が終わりました。冷え込みや変異型コロナウイルスへの不安。覚悟していた通り、例年に比べ客足は半分以下に激減しましたが、温かな評価もいただき、僕も幹事の1人としてホッとしました。
受付で入場客に対し、手の消毒をお願いや検温、証明カードの配布等々、初体験の1週間でした。
でも、自画自賛すれば、展示作品は2年間のブランクを感じさせない出来だったと思います。ご覧いただいた方々からも「一人ひとりの個性が出ていて好感が持てた」「全体にグレードアップした感じ」といった評価が少なくありませんでした。
来年の開催は7月の予定です。今回とは正反対の暑い夏。コロナも終息に向かっている、と信じたいですね。
我が家の庭に露地植えしてあるマンリョウ(万両)です。背丈が70㌢ほどの一株だけ。放りっぱなしですが、今年も2本に分かれた枝から真っ赤な実を垂らし、日陰の庭で存在感を見せています。
正月用の縁起木とされ、江戸期から色や斑入りの葉など、多くの品種が生み出され、鉢植えとして愛でられてきた園芸植物。宝船とか白鵬などといった名前の品種もあるようです。縁起木らしく財産とか、寿ぎなどの花言葉も。
街なかは何処もクリスマスの飾りでいっぱい。名古屋農業センターの温室でも、カボチャやヒョウタンの可愛いサンタや雪だるま、そして赤いだるまさんが、子どもたちを楽しませています。
センターでは毎年、カボチャとヒョウタンのトンネルを作って栽培しており、ハロインでもジャンボカボチャなどが活躍していました。
今日から始まるKAZEの会展の会場
今日7日から名古屋市民ギャラリー栄で、朝日カルチャーセンター(名古屋)にある水彩画教室のひとつ「KAZEの会」の作品展が、12日(日)までの日程で始まります。生徒は現在18人。うち16人が10号を中心に、計45点ほど出展しています。
コロナ禍のため、私たちの教室展も2年ぶりの開催です。今年も春に開催を予定していましたが、緊急事態宣言が出たために中止し、ギャラリーに空き室があった今月まで延期していました。
昨日午後、搬入した展示室では、これまでのようなフロアの中央に展示用パーテーションを置くのをやめました。出展数が減ったせいもありますが、展示間隔が狭まったことで作品も引き締まって見えるようです。
コロナは今のところ落ち着いています。期間中の名古屋の天気予報も、初日の今日は雨模様ですが、その後はまずまずの予報です。ご来場をお待ちします。
水彩画教室で訪ねた名古屋のおもちゃ屋さんで見かけた、コロナ禍の中でのユーモラスな光景です。
店内は、おもちゃの山。天井からもキャラクターの風船がいくつも吊るされています。
入口の所にあったのが、この骸骨人形。コロナ消毒液のボトルを抱えるようにして「シュッシュを、お願いしますね」というわけです。
ユーモラスな光景に大笑い。絵の骸骨には、掛けていなかったマスクを描き入れ、背景はキャラクターたちで囲みました。それにしても、いつまでこんな状況が続くのでしょう。題名は「ウイズコロナ」。10号です。
ここに描いたのは、何だか分かりますか。
水彩画教室で出掛けた浜松市・中田島砂丘で目にした、観光客らの「あしあと」です。砂丘の正面入り口から進むと、砂丘の頂上へ向かう砂の坂に、こんな穴が無数に並んでいます。
何回か砂丘を訪れたことのある僕は、軽い気持ちで足を踏み入れました。スーッと吸い込まれるように足が沈みます。「?」と、もう一方の足を運ぶと、同じように吸い込まれます。跡には直径30㌢、深さ15㌢前後の穴。靴底の模様をサラサラ落ちる砂が消してゆきます。
何歩か進んで「こんなはずじゃなかった。ひょっとしたら、粒の細かい砂を入れたのだろうか」と思いながらも、仲間たちの懸命に登る姿を見ると、引き返すわけにはいきません。とうとう頂上の数㍍先で、立って進むのを断念。腹ばいになって両手を使い、よじ登るようにして、てっぺんに立てました。
砂丘の風紋を描くつもりでしたが、これも砂丘の風景。それに、80歳になったことを否応なしに認識させられた証し、として描いてみました。10号です。
僕が学んでいる水彩画教室の教室展「KAZEの会」展が、12月7日から12日まで名古屋市民ギャラリー栄で開かれます。僕は10号の作品3点の出展を予定しており、それを順次掲載させてもらいます。1回目は昨年の晩秋、教室のスケッチ取材旅行に出掛けた京都での1枚です。
場所は、京都の台所として知られる「錦市場」。八百屋の店頭に、マツタケを3本ずつ載せて並ぶ竹篭が目にとまりました。立派なマツタケに驚きましたが、それ以上に驚いたのは値札の数字でした。
1万5000円から2万円、2万5000円、そして何と5万円も。スーパーで1本800円ほどのマツタケを見て「もう少し安ければ・・・」と思案する身としては、ただただ見入るばかりでした。
絵では、商品の値札の数字などはきちんと描かないことが多いのですが、この場合は値段そのものが絵だと考えて描きました。