風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「真夏日を楽しんでいる花木と野菜たち=名古屋・鶴舞公園と農業センターから」

2019-07-31 06:23:28 | 日記・エッセイ・コラム


寒さには弱いが暑さなら・・・の僕ですが、さすがに35度超えが続くとなると閉口します。で、花たちはどうだろう?
よく出掛ける名古屋の鶴舞公園や農業センターを覗いてきました。

案の定、どちらも花壇の草花は咲いているものの花木類の花ほとんど見かけません。
そんな中で、鶴舞公園にある緑化センターで咲き誇るサルスベリに目を引かれました。ギラつく日差しを楽しむように咲いています。

サルスベリは夏を代表する花といえるでしょう。なにせ「百日紅」と書くように初夏から晩夏まで咲き続けるのですから。赤系を目にすることが多いですが、白もなかなかですね。

傍らにはコダチフヨウやアメリカフヨウ。蕾を見るとしばらく楽しめそうです。アメリカフヨウは先日、名古屋の名城公園で見た花茎が25㌢もある交配種「タイタンビカス」の一方の親。改めて見ると当然ながらよく似ています。

農業センターは花よりも収穫期に近づいた野菜類が主役です。
畑には名物の家畜用ジャンボカボチャが10個余り。キッチンガーデンではこれまた大きなピーマンが鈴なりになっていました。
カボチャやヘチマのトンネルでも大型品種が大きさを競っているようです。

温室の前にある小さなコンクリート池では、ピンクや白の可愛いスイレンが迎えてくれました。

㊤コダチフヨウ ㊦アメリカフヨウ

 

ヘビウリ

㊤ジャンボカボチャ ㊦ハロウィン

 

 

 


楽書き雑記「多かった収穫=豊田市美術館で開催中の『クリムト展』を見てきました」

2019-07-29 06:31:40 | アート・文化

豊田市美術館で開かれている「クリムト展~ウイーンと日本1900」を見てきました。
金箔を使った女性像など「黄金様式画家」として知られ、19世紀末のウイーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862~1918)の没後100年の記念展。作品に添付された平易なコメントや事前のトークに参加したこともあって、収穫の多い鑑賞になりました。

今回のクリムト展は朝日新聞社などが主催。日本では過去最多のクリムト作品が展示され、すでに終わった東京都美術館と現在催されている豊田市美術館での開催です。


また豊田市美術館は、名古屋の愛知県美術館などで開催される「あいちトリエンナーレ2019」(8月1日~10月14日)の会場でもあり、クリムト展もトリエンナーレに連動した企画。クリムト展を一足先に開いており、閉幕はトリエンナーレと同じ10月14日です。

展示されているのは全部で120点。うちクリムト自身の油彩画は日本でのクリムト展では最多の25点以上。
クリムトの代表作とされる金箔で装飾した女性像「ユディトI」、豊田市美術館が所蔵する「オイゲニア・プリマフェージの肖像」、愛知県美術館所蔵の「人生は戦いなり(黄金の騎士)」などが並んでいます。

さらに鉛筆やカラーリトグラフ、黒チョーク、パステルなどによるクリムト作品が15点ほど。
他にクリムトの弟や工房の仲間、35歳の時にウイーンの保守的な画家たちに反発したいわゆる分離派の作家らの作品が並んでいます。

会場を一巡して、クリムトに対する僕の認識は一変しました。
クリムトは「キンキンキラキラの金箔で、女性の裸体を官能的でエロチックに描いた」「生涯独身だったとはいえ10数人の女性と関係を持つドンファンだった」などのイメージが先行して、画家クリムトの絵画に取り組む姿勢や生き様をほとんど知らなかったからです。

①クリムトもモネやゴッホと同様に、浮世絵や東洋の陶磁器などに強い関心を持ちモチーフとして使っていたこと。豊田市美術館所蔵の「オイゲニア・プリマフェージの肖像」には日本の工芸品を描き入れ、性愛画には日本の春画を積極的に取り入れたことがうかがえます。

市松模様や銀色の点々を描き入れた表現も日本の影響でしょう。「赤子(ゆりかご)と題する作品の赤ちゃんをくるむ色とりどりの布は、日本の着物の端切れのように思えました。

②女性だけでなく男性の肖像画も描いていたこと。仲間と運営する工房を維持するためにも受注に力を入れていたのでしょう。

③風景画も描いていたこと。雨の後の庭の風景や家畜小屋の牛たちを力強く描いた絵が展示されています。

④生と死に対する強い関心。生後間もなく亡くなった息子の肖像画や死の床にある老人を描いた絵、医学のための習作といった作品もありました。
幼い女の子と母、年老いた老女を描いた「女の三世代」と題する絵はクリムトの「生命の円環」を端的に表現した傑作でしょう。

もう一つ、鑑賞する前に聞いた西田兼・島根大学准教授のトークで知ったことですが、クリムトは絵画に入る前に手掛けた彫刻や装飾を通して古代の陶器などに描かれた絵や模様を研究、それを絵画の中の脇役として描き入れることで絵の持つ寓意性を高めていること。
チケットにもなっている絵「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)」に蛇が描かれている意味も理解できました。

鑑賞に出かけた日は朝から台風6号による荒れた天気でしたが「来てよかったな」の思いで帰途につくことができました。

 

※掲載した絵の写真は展覧会のパンフのものです

 

 

 


楽書き雑記「巨大できれいな新しい花、その名もタイタンビカス=名古屋・名城公園で初めて出会いました]

2019-07-27 06:27:37 | 日記・エッセイ・コラム

猛暑も大歓迎。3㍍もの草丈に、直径が25㌢にもなるピンクや赤い花をどんどん咲かせる――。

こんな夏の申し子のような全く新しい花が、名古屋・名城公園のフラワープラザ前の花壇で咲いています。
名前は「タイタンビカス」。花の形はハイビスカスに似ていますが、大きさはその倍、いやそれ以上の巨大輪です。

 花壇に掲示されている説明やこの花を開発した津市の赤塚植物園のホームページなどによると、タイタンビカスは、アメリカフヨウとモミジアオイの交配種。約30年前に生み出し、品種改良を重ねて本格販売にこぎつけたようです。

巨人神タイタンから命名したらしく、とにかく強健な宿根草。日当たりさえよければ場所を選ばず成長、真夏を中心に巨大花がどんどん咲きます。6月から9月までの一株の花数は200輪以上にもなるとか。

秋には地上部は枯れても翌年は新しく芽が伸びてきます。草丈が高いので、フラワープラザ前の花壇でも支柱を添えてあります。

我が家の狭い庭では以前、皇帝ダリアを植えてその巨大さを持て余しましたが、タイタンビカスは夏場の開花だし、きれいだし、葉もスマートなので鉢植えを含めて検討してみようかなと思いました。

 

 


楽書き雑記「名古屋・名城公園フラワープラザで『名古屋朝顔まつり』を初めて見てきました」

2019-07-25 13:46:26 | 日記・エッセイ・コラム

 

昨今では存在感が薄くなったとはいえ、僕の頭の中にある夏の花といえばやっぱり朝顔です。子どものころ自分で育てた花の第1号は朝顔、東京での単身赴任時代は入谷の朝顔市で買ってきた鉢植えをベランダに飾ったものです。

名古屋・名城公園のフラワープラザで開かれている「名古屋朝顔」という独特な仕立て方をした「第30回名古屋朝顔まつり」を25日午前中に見てきました。
名古屋朝顔は数多い名古屋の伝統文化の一つと聞いてはいましたが、愛好家の成果が並ぶ作品展を見たのは初めてでした。28日まで、入場無料です。

 名古屋朝顔の正式名称は「名古屋式盆養切込みづくり大輪朝顔」。100年以上前から庶民の間で栽培されてきたといい、現在も愛好家団体の名古屋朝顔会が伝統を守っているそうです。

特徴は朝顔の蔓を伸ばさないように育てることで、大輪の直径は15~20㌢にもなります。福助人形のような形ですが、花や葉などの姿や鉢との調和を見るのが鑑賞のポイントだとか。

会場には愛好家らが丹精込めて育てた朝顔が100鉢以上。赤や青、白、縞模様などの大輪を1~2輪ずつ咲かせており、なかなかのものです。

余談ですが、僕は祭りが始まった24日の午後にもここを訪れたのですが、25日午前に出直してきたのでした。
というのは―――。

24日午後1時過ぎに訪れた時、会場に展示されていたのはテーブルの端にわずか10数鉢。
そこで、受付にいた名古屋朝顔会の係りの人たちに質問しました。「展示作品が揃わなかったのですか?」と。
考えれば考えるほど、失礼な問いかけだったと思います。

でも、係りの人は丁寧に答えてくれました。
「明日のために、もう鉢を移動させました。きれいな花を見てもらえるのは午前中だけですから」
「チラシにもそのように書いてあります。それに名古屋朝顔まつりは、一般的な朝顔市とは違いますから」

チラシを見ると、展示時間は「午前10時~正午」とあり、正午の文字を赤くしてあります。僕はチラシを見ておらず、ネットで見た会期だけを憶えていました。それに「花を見るなら朝のうち。とりわけ朝顔は名前通り朝の花」といった常識を忘れていたのです。
恥ずかしく、まさに赤面の思いでした。

午前中の展示が終わると、別の部屋に運んで咲いていた花を取り除き、残っている蕾が開花するように光を当て、翌朝、新しい花がきれいに咲いている鉢だけを展示テーブルに並べるのだとか。だから別室には会員が持ち寄った200~300鉢の花を用意してあるそうです。

「水やりのタイミングや気温への対応などに気を使います。そうしたことができる会場があることに感謝しています」と会長さん。名古屋朝顔の奥深さと、生き物を扱う展覧会の大変さを改めて知りました。

 

 


楽描き水彩画「ちょっと遊んでみました。石灯篭の穴から見た日本庭園です」

2019-07-24 06:25:17 | アート・文化

 

 先に水彩画教室の取材で出掛けた旧脇街道・美濃路の旧起宿(おこしじゅく=一宮市)での一枚です。

起宿は川幅900㍍余の木曽川の渡船場が設けられ、上洛する将軍や参勤交代の大名らの一行も利用する政治、経済、戦略上の要衝でした。それだけに、本陣や脇本陣も豪華なものだったようです。

描いたのは脇本陣だった旧林家住宅の庭園。巨石がふんだんに使われた日本庭園は当時の栄華を思わせます。
巨石の中には宿泊した大名や有力者から贈られた石もあるでしょう。

庭をどのように描くかを考えていて、古い石灯篭が目に留まりました。近づくと灯篭の丸い穴の向こうに庭の一部が見えます。
そこでちょっとした遊び心がわき、こんな絵に。それも、丸い穴に少し動いてもらったことにして違う角度からの景色を描きました。10号です。




楽書き雑記「ビジネス街に子どもも大人もブロックアートを楽しむ場=名古屋・納屋橋にある名古屋芸術大学地域交流センター」

2019-07-22 06:25:57 | アート・文化

フロアに展示されたブロックアートによるジオラマ作品――。
名古屋芸術大学が社会と大学をアートでつなぐ場として、ビジネス街である名古屋・納屋橋に設けている地域交流センターを訪ねてきました。

センターは中区栄1丁目2-49 テラッセ納屋橋の3階。ブロックアートを楽しむ場になっており、フロアにはブロックアート教室や無料体験室、作品の展示スペースなどがあります。

大学が夏休みなどの期間も開いています。
[平日] 11:00~19:00[土日]10:00~18:00。定休日は木曜日。
子どもたちだけでなく、ビジネス街で働く大人たちも気軽に「ブロックに興じるひととき」をということでしょう。

展示スペースを拝見。
教室の小中高生らが制作した2.6m×2.6mのジオラマには、商店街や公園、住宅、歩道橋のある自動車道路などの風景を造形。名古屋芸大レゴ部制作の大学校舎もありました。

 

 


楽書き雑記「アートで中川運河の再生を=名古屋市都市センターでの作品展など」

2019-07-20 06:28:06 | アート・文化

 小舟や円球の浮き球がついたアート作品。背後の窓の眼下には中高層のビル群――。

ここは名古屋の金山総合駅南口前で、名古屋ボストン美術館もあった名古屋市都市センタービル11階の「まちづくり広場・企画展示コーナー」フロア。展示されているのは、市が近くを流れる殺風景な中川運河の河畔を市民憩いの場に、と進めているアート作戦(中川運河再生文化芸術活動助成事業 ARToC10)に呼応した若手作家たちの作品で1す。

1930年(昭和5年)に開通した中川運河ですが、流通手段の発達で役目を終えた現在は中小の金属加工工場や運輸会社の駐車場などが並び、日中も人影がほとんど見られません。
そこで、名古屋市は芸術の力で都心に集まる人たちが訪れる「にぎわいゾーン」にしようとさまざまな取り組みを進めています。

都市センタービルでのアート展もその一つで、運河の水面に浮かぶ立体作品など若手アーティストの傑作を28日(日)まで展示しています。

この他にも秋にかけて、運河沿いの西宮神社を舞台に「人と神社と運河をつなぐ」をテーマにしたコンサートや堀止緑地でのアートキャンプ、リサイクル製品をアート作品にするワークショップ、完成したオブジェを中川運河の起点である堀止船溜まりの湖面に浮かべるなどのイベントが予定されています。




楽書き雑記「天候不順に立ち向かう庭のオニユリ」

2019-07-18 07:01:26 | 日記・エッセイ・コラム

 

天候不順に立ち向かうように、庭のオニユリ(鬼百合)が花数を増やしています。
オレンジの花弁に黒紫の斑点。なかなか個性的だし、僕には魅力的です。

かなり前から植えっ放し。花後に茎の葉の付け根に付いているムカゴと呼ばれる小豆大の黒い粒が落ちて発芽、翌春には数多くの苗が伸びます。

ほとんどは蕾を付けないままですが、ことしは例年より多めの6本が数個ずつ蕾を付けて咲かせています。ただ梅雨寒、日照不足、そして台風接近。乗り越えてくれるとは思いますが。

 

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楽書き雑記「古墳を基礎から学び楽しむミュージアムも=名古屋の『志段味(しだみ)古墳群』に行ってきました」

2019-07-17 06:11:38 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

大阪府堺市にある「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録が決まりましたが、名古屋にもいくつかの古墳群があります。
その一つで、この春に古墳ミュージアムがオープンした名古屋市守山区上志段味の「志段味(しだみ)古墳群」を小学生の孫たちと見てきました。 

名古屋市内で確認されている古墳は約200基。ほとんどが4世紀から7世紀にかけて造られた前方後円墳はじめ円形の形をした円墳、四角い形の方墳、ホタテ貝形の帆立貝式古墳で、志段味地域では66基が確認されており、うち7基が「志段味古墳群」として2014年(平成26年)、国の史跡に指定されています。

まず、ミュージアム。
愛知県西尾市出身の絵本作家・岩井俊雄さんによる「古墳時代の風景」を描いた大壁画に迎えられます。
展示室には志段味の古墳から出土した壺や土器、埴輪、矢じり、金やガラスのアクセサリーなどの本物やレプリカがずらり。古墳群の成り立ちを紹介するアニメや大きな鳥観図もあります。

古墳や古墳時代についての関心は、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録などで高まってはいるものの、戦国時代などとは比較にならないのが現実です。
そこでまず子どもたちに古墳への理解を深めてもらおうと、易しく丁寧な展示やアート体験などのコーナーが中心ですが、大人も結構興味深く楽しめました。

ミュージアムを出て絵地図を手に古墳群へ。

竹林や雑木林、草むらを行く散策路を歩くと、次々に古墳の名称を示すプレートが目につきます。そこにある膨らみのある地面が古墳ですが、慣れてくると孫たちもプレートより先にそれらしい地形を見つけてはしゃいでいました。

古墳の周りには住宅街が広がります。
宅地開発と古墳の保存。関係者の労苦が想像できます。

ミュージアムの横には、昨年秋に水彩画教室の宿泊旅行で出掛けた現代アートの島である三河湾の佐久島でも傑作を目にした、名古屋芸大卒のアーティスト・松岡徹さんがモザイクタイルで制作した志段味古墳群の立体地図なども展示されていました。

時おり小雨がぱらつく梅雨空での見学でしたが、孫たちが古墳にどこまで興味を持ったのか。夏休みの自由研究候補の一つにはなったでしょう。





楽書き雑記「88歳の早川さん、ハーモニカで『夜空のトランペット』を独奏=岡崎市での第14回三河ハーモニカ演奏会」

2019-07-15 06:30:35 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

哀愁を帯びた音色がホールに響きます。
「夜空のトランペット」。吹奏している楽器は、トランペットではありません。ハーモニカです。しかも88歳になった老奏者の独奏。会場は温かい拍手に包まれました。

岡崎市シビックセンターのコンサートホール「コロネット」で14日開かれた第14回三河ハーモニカ演奏会。僕の現役時代、同業他社の大先輩でとして何かと指導してくれた元NHK記者の早川伸さん(岡崎市在住)が、今年も元気に米寿の独奏を聞かせてくれました。

奥さんを現役時代に亡くされた早川さんは、メシより酒、力士の後援会にも入るほどの大相撲ファン。もう一つのトレードマークだったタバコの「ピー缶」は、75歳になってハーモニカを趣味に選んだことと引き換えに手放しましたが、何事も徹底する姿勢は今も変わりません。

「病気はない。薬などには一切、世話になっていない。でもね・・・」と早川さんは話し、続けます。
「80歳になった時は何も感じなかったが、最近は疲れがたまるようになった。それにハーモニカが一向に上達しなくてね」

そんなことを言いながら、今回は「夜空のトランペット」を独奏すると知ってびっくり。イタリアのトランペット奏者で作曲家だったニニ・ロッソの名曲を、ハーモニカで吹奏するなんて大丈夫だろうかと思ったものです。

でも、独奏が始まると、そんな思いはたちまち消えました。
透明感と哀愁を感じさせる音色と旋律が力強く広がります。自分なりの夜空を描き、見上げる思いを込めて吹奏しているのが伝わってきます。

背筋を伸ばし、一礼し、年齢を感じさせない足運びで退場する姿に聴衆の温かい拍手が続きました。
「100歳までハーモニカを吹けたら、チゴイネルワイゼンを吹きたい」と話す早川さんらしいと思ったものでした。

演奏会のあとは、お互い仲間同士で今年も演奏会を一緒に聞いた元豊田市長の鈴木公平さんと3人で、いつも通り「かるく1杯」に直行。談笑につぐ談笑。4杯そして5杯・・・。これまた、いつも通りでした。





楽書き雑記「沢山のヒマワリと巨大なアガパンサス=名古屋・東山植物園」

2019-07-14 06:22:34 | 日記・エッセイ・コラム

 

名古屋・東山植物園の「お花畑」を覗いてきました。
ここは東山植物園を花でいっぱいにしよう、と活動している市民や企業グループ専用の花壇として、草花を栽培しています。

石垣で階段状にして区分けされた花壇に、今咲いているのはヒマワリ。
草丈が50~70㌢の比較的小型の品種が一斉に咲きそろい、分岐した枝にもたくさんの蕾が見えます。
数は少ないですが、1㍍以上になる品種の蕾も開花に向けて大きくなっています。

ヒマワリを見下ろすことができる場所には、巨大なアガパンサス。
茎が1㍍以上、花房の直径が25㌢以上もあり、その名も「アガパンサスガーデンキング」などといった青や白の大型種が咲き誇っていました。

 




楽書き雑記「オレガノの花=派手な花ではないけどハーブ界の優等生」

2019-07-12 06:37:12 | 日記・エッセイ・コラム

 

 庭のハーブコーナーでオレガノが咲き始めました。
ピンクや白が混じった小さな花序の塊。ミント系の匂いがします。花に派手さはありませんが、薬草としての効能は抜群だそうです。

ハーブの図鑑などによると、オレガノはシソ科ハナハッカ属で、草丈70㌢ほどの多年草。ギリシャ、ローマの時代から葉や茎を含めて頭痛や風邪の特効薬として用いられてきました。

現代になっても免疫力をはじめ抗菌、抗酸、鎮静などさまざま効能が注目され、「天然の抗生物質」と言われているとか。
高血圧や糖尿病などの予防・治療薬に用いられ、さらに新しい薬品を開発するため成分分析が進められているそうです。もちろんポプリやドライフラワー、食用にも使われ、まさにハーブ界の優等生といっていいでしょう。

オレガノはギリシャ語の「山の喜び」が語源。ギリシャでは幸せのシンボルだそうです。

 

 


楽書き雑記「ハスの開花風景、期待通りに=名古屋・鶴舞公園の胡蝶ケ池」

2019-07-10 06:34:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

名古屋・鶴舞公園のハスが見ごろになりました。
下見に訪れてから10日。期待通り園内にある胡蝶ケ池のハスはどんどん花数を増やしています。

ひところ池のハスの株が激減して、ところどころに湖面が見えていたのが嘘のようです。
残る蕾の量や様子では、しばらく楽しめそうです。

 

 


楽描き水彩画「86歳になった名古屋の愛知県庁大津橋分室ビル」

2019-07-08 06:34:14 | アート・文化

 

名古屋市中区丸の内の愛知県庁舎から歩いて数分、大津通に面して建つ県庁大津橋分室です。映画の撮影にも利用される名古屋市役所庁舎や愛知県庁と同様、歴史的な建造物の一つです。

県庁大津橋分室は鉄筋コンクリート造り地上3階、地下1階建てで、1933年(昭和8年)竣工しました。
名古屋市庁舎も同じ年にでき、県庁本庁舎は5年後に建設されています。

大津橋分室ビルは愛知県信用組合連合会の建物として誕生したあと農村会館になり、57年(昭和32年)に県に寄贈されたようです。

県では県史編纂室として利用したあと、現在は1階が愛知・名古屋戦争に関する資料館、2・3階はあいちトリエンナーレや現代アートの情報を発信する「アートラボあいち大津橋」になっています。

戦争資料や若い作家のアート作品を見るために何度か訪れていますが、ユニークな階段の部屋や柱、バルコニー、丸い窓など、建物そのものがアートです。

2、3階の窓に室内蛍光灯の白い灯りが見えます。大戦を乗り越えた86歳のビルが今なお元気。しかも若いアート作家らの活動の場になっていることを考え、そのまま描き入れました。10号です。

 

 


楽書き雑記「名古屋の久屋大通庭園『フラリエ』で熱帯スイレンフェスタ」

2019-07-06 06:32:38 | 日記・エッセイ・コラム

 水面に浮かぶ色とりどりの睡蓮(スイレン)。
モネならずとも、しばし暑さを忘れ見とれます。

赤・白・黄・青・紫・・・。約150輪のスイレンが開花。大型種からミニ種まで、スイレンの苗の販売コーナーもあります。