地域的なことかもしれませんが、ことしはセミの鳴き声が例年に比べてたくさん聞こえる気がします。大量発生でしょうか。
わが家の狭い庭でも、孫たちが「こんなにあったよ」とアブラセミの抜け殻を15、6個も集めてはしゃいでいました。サツキなどの低木や草花の葉にも抜け殻がくっついています。このような様子を何年か前にも見た記憶がありますが、例年目にする抜け殻はせいぜい5、6個でした。
世界で2000種とも3000種ともいわれるセミ。その一生は、卵→幼虫→成虫へと変化することはよく知られていますが、土の中で過ごす幼虫期間は短いので3年、長いのだと17年。アブラゼミは6年だそうですから、記憶にある「何年か前」は、6年前ということになるのでしょうか。
ところで成虫の命は?
「1週間ぐらいでしょ」。こう答える方が少なくないのでは――。僕も、そう思ってきました。
でも、このブログを書くため調べていて間違いだったと知りました。これはセミを捕まえても育てるのが難しいことや、幼虫期間に比べて成虫期間があまりにも短いためにできた俗説で、実際には野外だと1ヶ月ほど生きているそうですね。
子どものころ、幼虫が夜更けから明け方にかけて羽化する様子を観察した方も多いと思います。僕も再挑戦してみたいとは思いますが、徹夜する自信は・・・。