風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「ヘクソカズラとアレチヌスビトハギ」

2024-09-30 06:50:00 | 日記・エッセイ・コラム

やっと秋を感じるようになった散歩道を行くと、「ここまで可哀想な名前を付けなくても」と思う花が迎えてくれました。ヘクソカズラとアレチヌスビトハギの2つです。

ヘクソカズラはインドやスリランカが原産の蔓性植物で、漢字で書くと 屁糞蔓。昆虫が嫌うメルカプタンという成分を発することが名前の由来のようですが、白い筒状花で中央に紅紫の色を付けた花は可愛く、皮膚疾患などに効能のある薬草です。だからなのか、花言葉のひとつは「誤解を解きたい」だそうです。

アレチヌスビトハギは北米原産で、漢字では荒地盗人萩。てっきり、旺盛な繁殖力で荒れ地を我が物にしてしまうからだと思っていたところ、足袋を履いた盗人が爪先で歩いた跡のように実をつけるからだとか。
ただ、この実はことのほか厄介者で、写真を撮っているうちにズボンにベタベタ引っ付いていました。



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楽描き水彩画「レトロ」

2024-09-27 07:20:00 | アート・文化

水彩画教室から出かけた北名古屋市にある「昭和日常博物館」での1枚です。

館内には昭和30年代の商店街が造られ、市民から寄せられた当時の生活用品が並びレトロ感いっぱい。絵にしたのは夜の食品店です。
電球の明かり、遠目には判別できない店内の商品、メーカーの看板などをどう描くか
、それに何よりレトロ感をどう出すかが課題でした。画題は「レトロ」。10号です。

 

 


楽書き雑記「トラノオ」

2024-09-25 06:57:20 | 日記・エッセイ・コラム

庭の花壇にも、やっと秋の草花の出番。先陣を切ったトラノオが淡い青紫の花穂を次々と開いています。

かつて庭のトラノオは厄介者でした。旺盛な精力で他の草花や花木を追いやり、狭い花壇を占領するほどに。根ごと除去したり、新芽が出た段階で刈り除くなどの掃討作戦を進めたものです。

しかし勝手なもので、トラノオが激減すると寂しくなって作戦を中止したのですが、作戦中に領域を広めたホトトギスやフジバカマの抵抗は強く、トラノオが回復基調に入るには数年かかりました。

 

 


楽書き雑記「斑入りヤブランとミズヒキ」

2024-09-23 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

斑入りヤブランとミズヒキ。ともに地味な花ですが、ことしも半日陰の庭の片隅で咲いています。
ヤブランは草丈30㌢ほどの常緑多年草。暑さ寒さに滅法強く、穂状の青紫の花の後は黒い実に。庭の脇役としての存在感は十分です。

細長い花茎に小さな赤い花を並べたミズヒキは名前の通り、祝儀袋の紅白の水引にそっくり。花言葉も慶事、喜び、祭事など。散歩道で見かけたミズヒキは猛暑のせいか花が少なめでしたが、庭のはまずまずです。

 

 

 


楽書き雑記「1つ1つが一番いい姿で」

2024-09-19 06:55:55 | 日記・エッセイ・コラム

花の端境期でも、鶴舞公園の踊り子花壇は何時も満開です。

さほど広くはないものの、何種類の草花が植えてあるのか見当もつかないほど。密植と言ってもいいくらいですが、我が家の花壇のように花が折り重なってごちゃごちゃと言うわけではありません。
ひとつひとつの花の一番いい姿が寄り集まった花壇です。

 

 


楽書き雑記「ムラサキシキブ」

2024-09-17 06:46:50 | アート・文化

細い枝に並んだ淡い黄緑の粒状の実が、次第にピンクから鮮やかな赤紫に。自宅庭のムラサキシキブ(紫式部)です。

源氏物語の作家・紫式部の生涯を描いたNHKの大河ドラマ「光る君へ」が放映中とあってか、今年は例年以上の勢いで枝が広がり、一時は猛暑で葉が枯れそうになったものの立ち直りました。
花言葉は「聡明」、そして「愛され上手」だそうです。

 

 


楽書き雑記「ハギが開花」

2024-09-13 06:36:21 | 日記・エッセイ・コラム

自宅の庭で秋の代表花であるハギが開花を始めました。残暑といっても名古屋では最高気温が連日35度前後が続いていますが、やはり秋です。

庭のハギは赤と白が混じった「江戸絞り」と、名前通り白一色の白萩。このうち江戸絞りが数日前から開き始め花数を増やしています。
狭い庭なので、ここ数年は枝が伸びすぎないように春に新しい枝を刈り取ってきましたが、
咲き具合が今一つの感じなので、今年は思い切って刈り取るのを辞めてみました。その結果、猛暑の中でも勢いよく伸びて2㍍を超える枝が絡み合うほど。でも、蕾も多く花の色も良さそうです。

 

 


楽書き雑記「スイフヨウ園の脇役・ムクゲ」

2024-09-11 07:30:01 | 日記・エッセイ・コラム

鶴舞公園のスイフヨウ園を通りかかると、スイフヨウの本格的な開花にはまだしばらくかかりそうですが、スイフヨウの傍らへ脇役のように植えられたムクゲのブルーサテン、紫玉、ヴァンゴッホなどといった品種が迎えてくれました。

一見弱々しい感じもあるムクゲですが、厳しい残暑にも平然と咲いています。
花言葉ひとつは
「信念」とか。

 

 


楽書き雑記「鶴舞公園で『虎の翼』展」

2024-09-08 06:50:15 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・鶴舞公園の緑化センターに立ち寄ると、NHKで放送中の連続テレビ小説「虎に翼」に因んだ展示会が開かれていました。今月12日(木)まで。
法の世界に突き進む主人公・寅子
の成長ストーリーやキャスト、人物相関図、印象的なシーン、寅子役の俳優・伊藤沙莉さんらのサインなども展示されています。

「虎に翼」のロケでは鶴舞公園内の噴水搭や公会堂はじめ、名古屋市役所の本庁舎、明治村の展示施設などが使われています。

 

 


楽描き水彩画「突風」

2024-09-06 06:50:30 | アート・文化

名古屋・栄の新しい中日ビル7階にある屋上広場でカメラに収めた1枚を描いてみました。

屋上広場には、階段状のウッドデッキや円形の芝生広場などがあり、テレビ塔や名古屋駅のツインタワー、大通公園を隔ててある松坂屋などの風景を楽しめます。
この日は青空が広がり大勢の客がいましたが、時おり強い風が吹く日。慌てて肩をすぼめたり、バッグを抱えるシーンがありました。F号。画題は「突風」です。

 


楽書き雑記「キンカンの花」

2024-09-04 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

庭にある唯一の果樹、大粒キンカンに咲く花です。

この樹を植えてから10年以上。掘った穴へ苗を植え込む際に、袋からこぼれた肥料をきちんと取り除かなかったため肥料過多になり、一時は枯れた状態に。やっと樹高が180㌢ほどになったものの、花は咲いても実るのは年に10個どまりが続き、処分すべきかどうか迷っているところです。

今年も春に咲いた花に10個近い実がなっていますが、何故か8月末にも多数の花が咲き、心配された台風10号の被害もなくこのように。これらが幾つ実になるかで、処分すべきかどうかが決まりそうです。

これは春に咲いた花の実です

 


楽書き雑記「ノシラン」

2024-09-02 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム



名古屋市農業センターの竹林沿いの半日陰に、点々と広がる白いひも状の束。ノシラン(熨斗蘭)です。

ランとあっても、ラン科ではなくユリ科。花後にできる緑色の実は、冬になれば鮮やかなブルーの宝石に。花言葉は「ひっそり」「あなたのために」だそうです。