風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「福寿草が花数を増やしています=名古屋市農業センター」

2022-02-27 07:15:46 | 日記・エッセイ・コラム

「しだれ梅まつり」が開催中の名古屋市農業センター。26日午後に覗くと、しだれ梅の開花状況は、まだ「咲き始め」とも言えないような状態でしたが、もう一つの目玉である福寿草は、3分咲きといったところでした。
でも、1けた続きだった名古屋の最高気温も、この日は12度。これからも2けたが続きそうなので、どちらの花も来週末に向けて開花を早めそうです。

福寿草園の説明プレートによると、福寿草の花は光を追うように動き、花の向きを変えます。虫を呼びよせ、日差しを受けてゆっくり蜜を吸ってもらおう、というのでしょう。
株から次々に茎が伸び、そこに新しい花が咲き、園全体が黄色くなっていきます。

 

 


楽描き水彩画「懐かしい国鉄の3等車両」

2022-02-25 07:01:59 | アート・文化

客車に赤い線と、3本の白い線。少年時代、修学旅行や受験、引っ越しなどなどのたびに乗った国鉄の3等車です。「参等」の文字が入ったのもありました。
水彩画教室のスケッチ取材で訪ねた、名古屋のリニア・鉄道館に展示されている3等車両を描きました。10号です。

かつて国鉄の客車は、1等から3等までの3級制で、車体には1等が白、2等が青、3等は赤の線が入り、切符の色も、そうでした。
座席の硬軟や足元の広さなどが違い、運賃にも大きな差があり、僕らにとって1等車や2等車は手洗いの時に、わざと別の車両へ行き、帰りに「見学」したものでした。
1960年に3等は廃止され、1等と2等の2級制になりましたが、1等やその後の「グリーン車」は縁が薄い存在です。

 

 


楽書き雑記「今年の『しだれ梅まつり』は寂しい開幕=名古屋市農業センター」

2022-02-23 07:06:56 | 日記・エッセイ・コラム

あちらにポツン、こちらにポツン。やっと開いたしだれ梅が、冷たい風に震えているようです。
23日から「しだれ梅まつり」が開幕する、名古屋市農業センターのしだれ梅園を前日午後に覗くと、こんな開花状況でした。

園内のしだれ梅は、12種700本。このうち、花を「発見」できた樹は10本足らず。しかも、1~3輪ずつ。僕が勝手に「標本木」にしている樹も3輪だけ。カメラを手にした人から「まつりの前日なので期待して来たけど・・・。こんなことも、あるのだな」と、ぼやく声が聞こえました。

過去数年間の僕のブログを開くと、暖冬だった2020年の開幕日(2月22日)は、何と「見ごろ」で迎えました。紅白のしだれ梅が咲きそろった光景に、感動したものです。逆に18年2月23日の開幕日は、今年と同様に蕾ばかりの寂しい状態でした。

下の写真は、2020年の開幕日の様子です。

 

 


楽書き雑記「ロウバイやピンクのサザンカも満開」

2022-02-21 08:03:50 | 日記・エッセイ・コラム

コロナのために久しぶりの訪問だった名古屋・庄内緑地公園では、ピンクのサザンカと黄金色のロウバイも満開でした。

この公園には沢山のサザンカがありますが、多くは赤色でピンクは一本だけ。しかも、太い幹から伸びた枝は直径10㍍ほどに広がり、圧倒されます。
落下した花殻に「もう少し早めに来れば良かった」と思ったのですが、まだツボミも残っており、しばらくは楽しめそうです。

ロウバイは、約30株を縦横2㍍ほどの間隔で植栽。ボリウム感いっぱいに咲き揃い、芳香を放っています。

 

 

 


楽書き雑記「満開のマンサク」

2022-02-19 08:06:23 | 日記・エッセイ・コラム

驚きました。
この時期に、初めて満開のマンサクに出会ったのです。

マンサクの名は、春が訪れて「まず咲く花」とか、「満開に咲く」といった言葉がなまったと聞きます。しかし、僕はこれまで「満開になった様子は見たことがないので何とも言えないが、真っ先に咲くのだったら、ロウバイの方が早い」と思ってきたのです。
この日、久々に訪れた名古屋・庄内緑地公園でも、満開のロウバイを見たあと出会った3本のマンサクは、咲いていた花が数輪ずつ。「やっぱり、マンサクは遅い。来週にでも出直して来よう」と思ったものでした。

ところが、別の散策路を歩いている時でした。
行く手の林の傍に、赤みがかった濃い黄色の大きな塊が見えます。これが、満開になったマンサクでした。全部で5本。いずれも、大きく広げた枝に、形容しがたい形の花をびっしりと咲かせています。

先に見たまだツボミが中心のマンサクとの違いは、何だったのだろう。マンサクにも早咲き遅咲きがあるのだろうか。「花が満開に咲く」は確かだな。そんなことを考えながら、家路につきました。

 

 


楽書き雑記「この時期この花壇=名古屋市農業センター」

2022-02-17 07:52:41 | 日記・エッセイ・コラム

公園や文化施設などの多くで、真っ先に迎えてくれるのは花壇です。岩石やレンガ、廃材、コンクリートブロックなどによる囲いや仕切りのレイアウト。色とりどりの季節の花々で描かれたデザインは魅力です。

一見、管理は比較的用意に見えますが、どうしてどうして。花の種類や色が多く、育ち具合も一律ではありません。除草や花殻摘み作業も、バラやショウブなどと同様に休めません。
そこで、季節ごとにかわる「この時期この花壇」を、時おり掲載したいと思います。

第一回は、日ごろ散歩でも立ち寄る名古屋市農業センターの花壇です。
入場門を入って直ぐの楕円形の花壇では今、色とりどりのビオラが花数を増やしています。
説明用プレートによると、ここの花壇や鉢植えの花々は、センターでタネから育てています。ビオラは昨年8月中旬にタネを蒔き、10月下旬に811株を植え付けました。ヒヨコ、ハート、音符を描いてあり、除草や花殻摘みのための作業路を設けるのに苦労したようです。


 

 


楽書き雑記「ナノハナの春です」

2022-02-15 07:46:48 | 催し

僕は、この花を見てこそ「本当の春が来たな」と感じます。
ナノハナ(菜の花)。名古屋市農業センターへ出かけると、さほど広くはありませんが栽培園の一角に黄色い花園ができていました。

アブラナ科アブラナ属の代表格。名前の通り、食用の菜種油を絞るため江戸時代から栽培されてきました。大きな畑一杯に黄色いじゅうたんが敷き詰められた風景は、少年時代の思い出のひとつです。



 

 


楽書き雑記「サンタンカやドンベアウォリッキー =鶴舞公園の温室」

2022-02-13 07:45:57 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・鶴舞公園の温室を覗いてきました。こじんまりした室内ですが、いつも何かが咲いています。

真っ赤なポインセチアと、刺のある幹ながら可愛い花のハナキリン。ポインセチアは歳末の街を彩ってきたばかりですが、鮮やかさにひかれカメラを向けました。

サンタンカ。中国南部からマレーシア半島の原産で、赤やオレンジ色の小さな花が球形状に咲いています。マダガスカル諸島が原産のドンベアウォリッキーも、同様にこんもりと球形をつくっています。


ポインセチア

 

ハナキリン

 

サンタンカ

 

ドンベアウォリッキー

 

 


楽書き雑記「早咲桜や生垣のギョリュウバイ=名古屋の八事山興正寺」

2022-02-11 07:45:58 | 日記・エッセイ・コラム


参道のサザンカに誘われ、名古屋・昭和区にある八事山興正寺に立ち寄ってきました。1688年に創建され、国の重要文化財の五重塔もあって、水彩画教室の野外スケッチでも訪れたことがあります。

古木が並ぶ赤いサザンカは、冷え込みを歓迎するように咲き誇っています。傍らには、赤やピンクのツバキも寄りそうようにして、花数を増やしています。

境内を進み、寺院では珍しいエスカレーターで昇った先には、青空をバックに早咲き品種のサクラが一本。石段の傍らにはウメの姿もありました。

生垣に真っ赤な小柄な花が咲く低木を目にしました。
ギョリュウバイ(御柳梅)。初めて見る花です。
原産地はオーストラリアやニュージーランド。何本も伸びた細い枝に可憐な花が密集しています。開花期は長く、本格的な春になるまで楽しめるようです。

 

 


楽書き雑記「道端の瑠璃色の実と黒真珠のような実」

2022-02-09 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

「気づかないの?こんなに、きれいなのに・・・」。
足元の草むらから顔を出している、瑠璃色の宝石のような実と、黒真珠のような実。ジャノヒゲとヤブランです。

名古屋市農業センターの散策路。ササが茂る半日陰で、2つの実が同居しています。
瑠璃色はジャノヒゲ、黒いのはヤブランです。どちらも丈夫で寒さにも強く、こんもりと伸びる葉が庭の植え込みとしても人気がありますが、実の方もいいものです。


 

 

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターのブーゲンビレア」

2022-02-07 07:41:36 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの温室は、ホッとする空間です。東山植物園のような大きさではありませんが、室内には鉢植えの草花や可愛いアートがいっぱい。冷え込みが続くこの日も、色鮮やかなブーゲンビレアが迎えてくれました。

ガラス屋根からの日差しを浴びる、熱帯生まれの華麗な花。オシロイバナ科で、開花期が長く、いつ入室しても咲いている感じです。

つるを伸ばして広がる鮮やかなピンクの花。といっても、花に見えるのは花ではなく、花を守る苞(ほう)です。花は中心にあるオシロイバナに似ていますが、開花後まもなく苞よりも先に落ちてしまいます。

 

 


楽書き雑記「満開の梅と福寿草」

2022-02-05 07:50:09 | 日記・エッセイ・コラム

梅が満開、福寿草も毎日開花。といっても、我が家の盆栽の世界です。
盆栽愛好家ではないので、盆栽はこの一鉢だけ。しかも露地植えの草花と同様にほとんど放りっぱなしですが、毎年2月中旬以降には、それなりに花を見せてくれます。

でも、今年は2週間余前に梅の小さな蕾を見て、思いつきました。「早めに咲かせてみよう」。
以来、夜は室内に入れ、晴れた日には外へ。みるみる蕾が膨らみ、福寿草もにょっきり顔を出しました。1週間前には数輪の梅が開き、福寿草も4本のうち3本が咲き始めました。

福寿草の花は室内では閉じていますが、日が高くなったころに外へ出すと、20分ほどで写真のように開きます。日が陰り始めると閉じるので、室内へ。この繰り返しで、冷たい風雨にさらすこともありません。

名古屋市農業センターの福寿草園を覗くと、まだしばらくかかりそう。ひと足先に楽しんでいます。

室内へ戻ればこの通り。

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターのロウバイも満開」

2022-02-03 07:49:17 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの花木のうち、真っ先に咲かせるソシンロウバイがほぼ満開になりました。
いつも通りの蜜蝋色の花が芳香を放ち、カメラを向けられています。

園内のソシンロウバイは約50株。先月中旬に咲き始めた数本を見て、「早いなあ。月末には咲きそろうだろう」と思っていたのですが、連日の「風冷え」もあってか、少し足踏みしていたようです。







 

 


楽書き雑記「名古屋・鶴舞公園のツバキは、まだこれから」

2022-02-01 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋の鶴舞公園へ行き、ツバキ園を覗いてきました。「まだ早いかな」と予想していた通り、20本前後あるツバキのうち、花が咲いていたのは数本。しかも、花数は、数輪から多くて20輪ほどでした。

一番多く咲いているのは、花径が3~4㌢の白い花。名札プレートが付いていないので自信はありませんが、我が家にもあるワビスケ(侘助)でしょう。