風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋でプラモデルの『名古屋モノづくりフェスタ7』開催」

2018-10-30 14:08:16 | アート・文化

子どものころ、プラモデルの組み立てを楽しんだことのある方が多いでしょう。器用ではなかった僕も小学生の時、夏休みの自由課題に小さなヨットを作り、学校の展覧会に出した思い出があります。
名古屋市民ギャラリー矢田で開かれている「名古屋モノづくりフェスタ7」と題するプラモデルの作品展。昨年も訪れ結構楽しめることを知り、今年も見てきました。114日(日)まで。

フェスタは今年7回目。会場にはテレビアニメのロボット、フィギュア、飛行機などプラモデル愛好家グループやプラモデル教室の生徒たちの作品がずらり。女性だけのサークルもあるようです。

「自分たちの子どものころとは違って、プラスチック製のキットを組み立てるだけだから、みんな同じだろう」と思いたくなりますが、そんなものではありません。
キットに頼るだけでなく部品を自分で作ったり、他のキットの部品を使ったり。木や布、紙、鉄板などの素材も使われています。

プロの作品には「これもプラモデルなの?」と驚きました。
例えば、一抱え以上ある廃墟になった工場の作品。床に転がる工具やハシゴ、モーター、機械の朽ちた感じに目を見張ります。レンガ壁を這うツタは草花の毛根でしょうか。

教室で指導しているプロのモデラー(プラモデル制作者)の山田良太さんが話してくれました。

「制作はもちろん自分が楽しむためですが、やはり作品が見る人に感動を与え、記憶に残してくれるかも追求したくなる。だから、何を作るか、素材の研究も重ねるので作品の幅が広がり、質も高まります」

週末の1134日には全国からマニアが自慢の作品を手に集まり、コンテストが行われます。
今年のテーマは「タイヤで走るモノ」ですが、自己申告制で何を作ろうと自由。「これはタイヤで走るのだ」と言ってもらえばOKだそうです。

 


 


楽描き水彩画「さくらちゃん親子の一番うれしい時間=名古屋・東山動物園のアジアゾウ舎で」

2018-10-28 07:35:47 | アート・文化



久しぶりに名古屋・東山動物園の仲間たちを書きました。アジアゾウ「さくらちゃん」の家族です。

さくらは、早くも5歳8カ月になりました。
動物園の昨年春のデータでは体重が2000㌔を突破。子どものころのゾウは一般的に1日1㌔のペースで増えるそうですから、現在は2500㌔ぐらいでしょうか。

すっかり大きくなりましたが、いつもママのアヌラと一緒。広場で草を食べたり、散歩をしたり、観客に鼻をあげポーズをとって応えています。

母子にとって毎日の一番の楽しみは、同じゾウ舎ながら別の部屋なのでふだんは一緒に遊んだりできないパパのコサラと柵越しに交わすひとときでしょう。

 この日も、コサラが姿を現すと、母子は待ちかねていたように広場との間にある柵へ駆け寄りました。
親子は鼻を伸ばし、絡ませます。さくらは少しでも肌を接触させようと柵に体を擦り付け、足を柵の間から中に入れたりしています。

コサラが柵の上から鼻を伸ばして、さくらの頭や首筋に優しく押し当てたり撫でながら、何やら話しています。
「ちゃんと食べているか?ママの言うことをよく聞くのだよ」
「うん、砂遊びや水浴びもしているよ」
絵は10号です。

 

 


楽書き雑記「名古屋でもセイタカアワダチソウが復活?」

2018-10-27 07:34:01 | 日記・エッセイ・コラム

 

このところ存在が薄くなっていたセイタカアワダチソウが、名古屋でもかつての勢いを取り戻してきたように思います。

セイタカアワダチソウは、北米原産の帰化植物。
多年草で繁殖力が強く、ひと昔前は空き地という空き地が高さ150㌢ほどの黄色い花で埋め尽くされたほど。因果関係は定かでないようですが花粉症との関連も懸念され、町内会や自治会などが駆除活動に精出した記憶を持たれている方も多いと思います。

しかし、次第に姿を消していきました。
セイタカアワダチソウは、他の植物の生長を抑制するアレロパシーという成分を持っており、周りのススキなどを追い出していたのですが、地中がアレロパシーだらけになった結果、自分たちに作用して繁殖できなくなったのが原因だろう、と聞いたことがあります。

ところがこの秋、散歩道でセイタカアワダチソウが消滅した跡地を占領していたススキの原に、かなりのセイタカアワダチソウが戻っていることに気づいたのです。土壌の中のアエロパシーが雨に流されるなどで減少したからでしょうか。

さらに先日、チョウのアサギマダラを見に出かけた名古屋近郊の東海市加木屋緑地の周辺で、セイタカアワダチソウの草原を目にしてびっくり。昨年までの状況は知りませんが、雑草地や山すその黄色い絵の具をぶちまけたような光景に、セイタカアワダチソウ復活を見る思いでした。

㊤の写真3枚は東海市で、㊦の2枚は散歩コースのものです。

散歩道の池や宅地造成地のセイタカアワダチソウです


16年11月中旬の宅地造成地。ススキが多数派でした



楽書き雑記「未来の芸術家たち展2018=東邦高校美術科第26回卒業制作展」

2018-10-25 06:30:04 | アート・文化

 


「未来の芸術家たち展2018
名古屋にある東邦高校美術科の第26回卒業制作展を、名古屋市博物館で見てきました。
意欲溢れるタイトルにふさわしく、豊かな感性と表現力に満ちた作品が並んでいます。28日(日)まで。

 この地方の私立高校では唯一の美術科。1年生ではデッサンを、2年生の1学期には日本画、油絵、彫刻、デザインのうち2科目、2学期からは1科目に絞って、美術・デザイン系大学への進学を目指しているそうです。

今年の卒展は、従来の会場である愛知県芸術文化センターが改装工事のため名古屋市博物館に変更されたうえ、ひと月早い開催となって制作も大変だったようですが、日本画、油絵の22人の生徒が、50号と100号の作品を合わせて2枚ずつ出展しています。

風景、人物、花などさまざま。ただ、共通しているのは我々の一般的な教室展などではあまりお目にかかれない題材への挑戦や構図でしょう。 

例えば、富士山。「富士山なんて描けないし、描かない方が懸命だ」といわれますが、逃げることなく堂々と100号で仕上げた作品はなかなかの出来。一緒に展示されていた砂場を描いた作品も見事だと思いました。
思い切り大きく描いた動物の顔、大胆に描いた人物なども、画面に引き寄せられます。 

彫刻やデザインでも「親子で作ろう」と題した段ボールのカーキット、100人にアンケートして考案したという1つの靴を天気や季節に合わせて履くアイデアなど、豊かな発想力を感じました。 

「せっかくの豊かな個性や創造力を持ちながら、大学では学年が進むにつれて、こじんまりしてくる」という声をよく聞きます。東邦の卒業生にはその壁を乗り越えて欲しいものです。



 


楽書き雑記「定年後の夢『絵描きの旅、街歩き』を実現。8回目の個展=名古屋市民ギャラリー栄」

2018-10-23 14:28:05 | アート・文化

 

「旅をして街を歩き、絵を描いて年に1度は個展を開く」
定年後のこんな夢を実現している愛知県日進市在住の筒井敏彦さん(75)の8回目の個展「絵描きの旅、街歩き」が名古屋市民ギャラリー栄で開かれ、拝見してきました。28日(日)まで。

絵は初心者だったそうですが、絵画教室に通うこともなく、ペンや顔彩をバックに積めてひとりで街へ。時には海外へも出かけます。

筒井さんの創作に向かう姿勢には、こだわりがあります。
①描きたい風景に出会い、構図を決めると彩色が終わるまでそこを動かない。完成しなければ翌日も同じ場所に座り、続きを描く。
②写真には頼らない。写真では現場で感じた光や陰、空気が描けないと思うから。

海外でも同じ。安宿に泊まり現場で完成させるそうです。今年は台湾へ1週間ほど出掛け、台北の街角などで描いてきました。

展示されているのは、この1年間に描いたハガキ大から6号大の40点余。
台北の他には各地の城、京都や名古屋市内の街角など、先が細いミリペンでデッサン、淡色で彩色した作品からは、現場に座って細かくペンを走らせる様子が伝わってきます。

筒井さんは話します。
「デッサンに時間がかかり、歳とともにしんどいと思うようになってきました。でも、現場で描いているのは楽しい。たくさんの人に囲まれ、励まされるのも嬉しいですから・・・」

 

 


楽書き雑記「カラスの前に、野鳥がちゃっかりつまみ食い?=散歩道のアケビ」

2018-10-22 16:17:12 | 日記・エッセイ・コラム

 

2カ月ほど前のブログに掲載した散歩道の雑木林に生るアケビを見上げて「アレッ」と思う光景を目にしました。15個ほどのアケビのうち4個が2つに割られたり、穴が開いているのです。

先のブログでは「いずれカラスが食べるだろう」と書いたのですが、どうもカラスの仕業ではなさそうです。

カラスだと自分の体重が重くて羽も大きいので、茂った雑木の細い枝に伸びた蔓に生っているアケビを割って食べるのは大変ですから、アケビを地上に落として口ばしと足で割るでしょう。
昨年の食べた後の現場には、割られた10個数個のアケビの皮がころがっていました。

近くには神社の森があり、エナガやコゲラ、シロハラなどの野鳥が何種類も確認されています。
カラスより小さくて軽いので、小枝に止まって小さな口ばしで穴を開けたり、皮を割ることができるはずです。

カラスに食べられる前に、ちゃっかり頂戴した野鳥たち。
それに、カラスは集団行動が多く、一羽だけで勝手なことをすれば仲間から手ひどい仕打ちを受けることでしょう。
鳥の世界も大変です。




楽書き雑記「アサギマダラの舞うフジバカマ園=愛知県東海市の加木屋緑地へ」

2018-10-21 07:38:38 | 日記・エッセイ・コラム

 


海を渡って長距離を移動することで知られるチョウの「アサギマダラ」。
室内イベント会場などではなく、アサギマダラが秋の七草であるフジバカマに集まる習性があることから、愛知県内でもアサギマダラの舞うフジバカマ園が何カ所か造られているのを知り、その1つ東海市の加木屋緑地へ出かけてきました。

 アサギマダラは、初夏のころ南西諸島から北上して北海道など涼しいところで過ごし、秋口になると南西諸島へ帰っていくことが分かっています。
羽を広げても10㌢ほどなのに、研究者らによるマーキング調査(つかまえたチョウの羽にマジックインキで日時場所などを記入して放つ)では、1000~2000㌔以上を移動、一日で200㌔も飛んだ記録があるそうです。

 愛知県はさしずめ長旅の休息と栄養補給の場というわけで、この時期は南下の途中。満開のフジバカマ畑を飛び交って蜜を吸っています。

アサギマダラがフジバカマの蜜を好むのは、毒素のある体にして鳥などの捕食者から身を守るためと繁殖のためだとか。
幼虫時代に食べる葉、成虫になって吸う蜜にも、アルカイド系の毒素を持つ植物を選ぶことで毒素を持つ体にしているのです。

フジバカマの蜜には、ピロリジジンアルカイドという毒素が含まれています。また、オスがメスを引き付けるフェロモンを分泌するにはピロリジジンアルカイドの摂取が必要ともいいます。

東海市の加木屋緑地では、数年前から市民ボランティアたちがフジバカマを植栽。秋にはアサギマダラのためのレストラン「フジバカマ」というわけですね。




楽書き雑記「みんなが先生、みんなが生徒=名古屋のグループ『アートクルール』の絵画展」

2018-10-20 15:27:37 | アート・文化



以前、海外旅行で親しくなった北條俊紀さんらのグループ「第7回アートクルール絵画展」を、名古屋市千種区新池町のギャラリー甚(じん)で見てきました

特に今回は、北條さんの作品が案内はがきに掲載され「やったね」の気持ちでギャラリーへ出かけたのですが、9人のメンバーが描くことを心から楽しみ、互いに切磋琢磨して力もアップしている印象でした。

「アートクルール」は先生がいて学ぶといった教室方式ではありません。コミュニティーセンターなどの部屋を借り「自分たちみんなが先生であり生徒」として水彩画や油彩画を学び合っているグループです。

銀行のロビーや病院のギャラリーなどで展示してきましたが、今回は東山動物園に近い閑静な住宅街のギャラリーで開催。6~8号を中心に各自3~4点ずつ並んでおり、描きたい絵を互いに尊重し合い、みんなの考えも素直に受け入れて描いた様子が伝わってきます。




楽書き雑記「人気の体験コーナー。職人技が一堂に=名古屋で尾張名古屋の職人展」

2018-10-19 17:36:25 | 催し

「この道ひとすじ」の職人技が集まった「第35回尾張名古屋の職人展」が19日、名古屋のオアシス21「銀河の広場」とNHK名古屋放送センタービル「プラザウェーブ21」で始まり、出かけてきました。入場無料。21日(日)まで。

衣・食・住・生活の分野で伝統技術を引き継ぎながら、新しい製品開発にも挑戦している職人たちの40団体と伝統工芸作家らが参加。テント張りのブースで製品の紹介や実演、職人技の体験などを楽しめます。

ブースに並ぶ刺繍加工品、名古屋友禅、木製家具、仏具、節句人形、三味線、七宝焼、電波時計、掛け軸・・・。
和凧、つげ櫛、豊橋筆、竹製釣具、鯉のぼり、小原和紙、金箔押しなどの実演もあり、職人の手元を見つめる大勢の市民が囲んでいました。

クリーニングでの染み抜き、かんなかけなどの体験コーナーもなかなかの人気。体験学習で「つかの間の弟子入り」に来た小学生たちに教える職人の笑顔が印象的でした。





楽書き雑記「75歳の美術科同期生の作品展『第3回旭美TEN』=名古屋の愛知県立旭丘高校美術科10期生」

2018-10-18 06:32:49 | アート・文化

 

名古屋にある愛知県立旭丘高校の美術科で学んだ10期生たちの「第3回旭美TEN」と題する作品展が、名古屋の地下鉄伏見駅に近い電気文化会館5階の西ギャラリーで開かれています。21日(日)まで。

1962年(昭和37年)の卒業。巣立った44人の中には有名な画家もいますが、プロにならなくてもさまざまなジャンルの美術を生きがいにして、創作活動を楽しんでいる卒業生が少なくありません。

 「還暦もとうに過ぎたのだし、そろそろみんなで作品を出し合って展覧会を開こうよ」と、65歳の時に第1回を開催。5年後の70歳(古希)では2回目、そして75歳になった今、3回目を開いたのです。

今回の出品者は19人。工芸、日本画、油彩、水彩、写真・・・。木彫や彫塑、名古屋友禅の出品も。さすが美術科卒を思わせる作品展です。

5年ごとの開催だと、次回は80歳(傘寿)になりますが――。

「その前の喜寿(77歳)もいいわね」「いずれにしても元気でいなきゃ」「大丈夫。女性は強いから」。賑やかな女性作家75歳のやりとりでした。




楽描き水彩画「指導者亡きあとも続く女性5人の絵画グループ展」

2018-10-16 15:16:08 | アート・文化


名古屋の愛知県芸術文化センター12階アートスペースGで、女性ばかり5人の墨彩・水彩画が並ぶ「彩林展」を見てきました。21日(日)まで。

 指導を受けていた墨彩画家は14年前に亡くなりましたが、生徒たちが同好会として制作を続け、展覧会も同じ場所で継続。今年でちょうど30回になりました。
いつもホッとする絵をブログで拝見している「折々スケッチ」さんもメンバーのひとりです。

展示作品は15点ずつ。
凍てつく雪景色、コスモスの咲く道、海外旅行のひとコマ。年老いて床で滑らないように靴下を履かせた愛犬の絵は、靴下とともに展示。感動を素直に描いた作品に心がなごみます。

 




楽描き水彩画「旧陸軍関ケ原火薬庫の入口です」

2018-10-15 06:25:22 | アート・文化

 

 
岐阜県関ケ原町にある「旧陸軍関ヶ原火薬庫」の入口のひとつです。

場所は、夏の小さな旅で立ち寄った関ヶ原鍾乳洞から歩いて数分のところ。内部への立ち入りは禁止されているので、頑丈なコンクリート壁の入り口部分を描きました。8号です。

大正初期から1945年の終戦まで使用されました。
周囲6㌔、面積約270ha。東洋一の規模だったそうです。
東西からの交通の要衝であること、小高い山がいくつもあり洞窟状の火薬庫を造るのに好都合であるなど、立地条件が良かったからでしょう。

コンクリート壁を覆うコケやカビ。閉鎖されてから70年余の歳月を感じます。入り口から覗くと、柵の向こうにはホールのようなやや広いスペース=㊦の写真
=が見えました

 



楽書き雑記「今年も賑やかに名古屋・大須の大須大道町人祭」

2018-10-13 16:43:33 | 日記・エッセイ・コラム

おいらん道中や中国雑技団、津軽三味線、パントマイム、ヨーヨー、ボールダンス、辻狂言、がまの油売り・・・。
各地からやってきた芸人たちが名古屋・大須の商店街でさまざまな演技を繰り広げる「第41回大須大道町人祭」(13・14日)に行ってきました。

「官製の名古屋まつりに負けない祭りを」と1978年から地元の町民たちが始めたこの祭。回を重ねるごとに内容も充実してきました。

大須観音をはじめ、何本もあるアーケード商店街や広場、神社や寺の境内など18カ所もの会場で、芸人たちが数10分ずつのタイムスケジュールで公演。
沿道には露店が並び、各商店でも趣向をこらしたセールやパフォーマンスで盛り上げています。

あちらこちらで笑いと拍手、そして「投げ銭」。身動きもままならない通りもできるほどの大勢の市民や観光客が、祭り気分を楽しんでいました。


身動きがままならないほどの人出でした

 



楽描き水彩画「フィッシュポンプの赤いホースがある漁船」

2018-10-12 08:10:13 | アート・文化

 

今回も漁船上の風景です。
大小の柱や煙突、縦横に走るロープ、ホースのような水揚げ用器具、てっぺんには白い船舶用レーダーのアンテナ・・・。
それにしてもロープはすごい本数です。白や黒、太さはさまざま。これでも煩雑になりすぎると思い、何本かを減らしたつもりです。

興味があったのは太くて赤いホース条のパイプ。「フィッシュポンプ」という水揚げ装置の一部です。
港での水揚げだけでなく、漁場で網に入った魚をこれで吸い込み船倉に送り込むようです。

大きなタモ(網)で掬って船倉に入れていた時代よりも作業効率が大幅に向上、シラスやイカナゴ、コノシロなど小さな魚も傷つけることなく、鮮度も保てるというわけです。




楽描き水彩画「漁船上に巻かれた船曳き網を描きました」

2018-10-11 06:38:24 | アート・文化

 


教室のスケッチ会で先日訪ねた愛知県碧南市の大浜漁港は、南北朝時代から海上輸送の要衝として米や酒、みりんなどを運んできたと言われます。

現在は、漁業基地としてシラスやイカナゴ、コノシロなどを船曳き網やまき網、底引き網などで水揚げする県内有数の漁港で、今回は漁船に積んである船曳き網を描きました。

といっても、訪れた日は多くの船が出漁中。残っていた船に積んだ網もカバーが掛けられていたので、ちょうど10年前に訪ねた時の写真を引っ張り出して描きました。