円錐形の純白の花と、ゴワゴワした大きな葉。鶴舞公園の緑化センターに咲くカシワバアジサイです。
北米原産。本格的なアジサイの季節を牽引するように勢いよく咲いています。葉が柏の葉に似ているからこの名が付いたようですが、花言葉は花そのものから付けたのは明らか。「汚れなき心」「清純」などです。
円錐形の純白の花と、ゴワゴワした大きな葉。鶴舞公園の緑化センターに咲くカシワバアジサイです。
北米原産。本格的なアジサイの季節を牽引するように勢いよく咲いています。葉が柏の葉に似ているからこの名が付いたようですが、花言葉は花そのものから付けたのは明らか。「汚れなき心」「清純」などです。
リニューアル整備された名古屋の鶴舞公園(つるまこうえん)に行ってきました。
この公園は1909年(明治42年)に開設、国の登録記念物に登録されている都市公園。リニューアル整備では園内散策路の改修や、レストランやカフェ、食品店がオープンするなど、これまでのイメージが一新された感じです。
レストランなどができたのは、正門から鶴舞図書館に向かう通り沿いの一角。「ツルマガーデン」の愛称で、飲食店を中心に幾つもの店ができ、ひとときを過ごせるエリアになりました。
日曜日とあってどの店も多くの市民の列ができ、待ち時間が長そうだったので入店はこれからの楽しみということに。
園内では公園自慢のバラに続いて、ハナショウブ、そしてアジサイのシーズンに入ります。
名古屋の鶴舞公園に入ると栗の花に似た香りが漂ってきます。ネズミモチとスダジイの花。ネズミモチの花は、5~8㍉の筒状で先端が4つに裂けて反り返った形。2本の雄しべが突き出ていて、虫を呼び寄せる匂いを放っています。
ネズミモチの名の由来は、秋になると黒くなる実がネズミの糞のような形をしていることから。最近でこそネズミの糞を見ることはありませんが、子どものころは毎晩のようにネズミが天井を走り回る音を聞き、天井裏に上がると糞がいっぱい転がっていたものです。
スダジイ(スダ椎)はブナ科の常緑高木の雌雄同株。どちらも白色で長さ8㌢ほどの尻尾のような花序を垂らし、遠くからも目立ちます。
椎の実は何種類もあり、スダジイの実の大きさは縦1.5㌢ほど。子どものころ口にした椎の実と比べると半分しかなく、拾いに出かける気にはなりません。
(ネズミモチ)
(スダジイ)
この時期の庭の主役である真っ白な「スタージャスミン」が、今年も満開です。昨年の花後の刈り込みが強めだったので、例年よりすっきりした感じです。
ジャスミンといっても、お茶や香水で知られるジャスミンがモクセイ科ソケイ属に対し、こちらはキョウチクトウ科テイカズラ属。でも同じ蔓性の常緑樹だし、花の色や形もそっくり。強くはありませんが匂いだってあります。
優美、愛らしさ、温和などの花言葉もほぼ同じという見事な「そっくりさん」。なにせ「スター」ですから。
23日午後、名古屋・鶴舞公園のバラ園を見てきました。
約120種1400株。花壇のバラもアーチやポール仕立てのバラも、連日の夏日続きにめげることなく、にこやかに迎えてくれました。
最盛期が過ぎた品種も少なくありません。でも、花殻の取り除き作業摘み作業などが行き届いているからでしょう。気分よく鑑賞できました。
♪山の畑の 桑の実を 小篭に摘んだは まぼろしか
この時季、通るたびに田舎で暮らしていた子どものころの童謡「赤とんぼ」や、農家のカイコに桑の葉をやった体験を思い出す散歩道を歩いてきました。
散歩道は農村地帯だった面影が今なお残る名古屋東部の一角。雑木林では生活雑貨の原料にしていた棕(しゅろ)や養蚕農家が植えた桑などが野生化して、樹高が10㍍はありそうな大木も何本か。垂れさがる桑の枝には縦2㌢、横1㌢ぐらいの実がびっしり。散歩道や草むらに熟した黒い実がころがっています。
いつもは、一つ二つ口に入れるだけですが、今回は50個ほど「収穫」。自分以外は誰も口にしないので、これで十分です。
木の上部ではムクドリが忙しく啄んでいます。木の下は僕の領分。争いごとなんてありません。
名古屋の庄内緑地公園に咲くセンダン(栴檀)の花です。同時期に園内でも咲いているバラとは真逆の地味な花ですが、大木全体を淡い紫色の小さな花のかたまりが霞で包むように咲く様子は見ものです。
庄内緑地公園のセンダンは、芝生広場の周りに幹回りは大人ふたり、樹高は10数㍍の巨木を含めて何本かあります。高い所に咲く小さな花なので細かく見るのは難しく図鑑頼りですが、花径は2~3㌢、花弁は5枚。飛行機のプロペラみたいで、10本のおしべは合着して紫色の筒状になっているようです。
ことわざの「栴檀は双葉より芳し(かんばし)」の栴檀は白檀のこと。香りがあるとかないとか、開花日が毎年同じとかそうではないとか・・・。諸説あるからか、花言葉も「意見の相違」だそうです。
名古屋市内有数のバラ園のひとつ、庄内緑地公園のバラ園を見てきました。
品種によっては
もう少し早めに来れば良かったかな、と思う品種もありましたが、手入れの行き届いた園内を歩き、色とりどりのバラに包まれてきました。
80種約2100株。従来の洋風庭園に加えて、新しく庭園の入り口近くにも幾つかのバラの花壇ができ、楽しみの範囲が広がっていました。
名古屋市民ギャラリー栄で開かれている「第8回彩游会水彩画展」を見てきました。メンバーの一人で、個展も開いている大坪信之さんらの教室展。目と足が引寄せられる作品が並んでいます。展覧会は21日まで。
11人が3~4点ずつ出品。冒頭に掲げた大坪さんの絵をはじめ、雪景色や河畔、並木の風景など、「こんな風に描けたらいいなあ」と羨望の眼差しで拝見する作品に次々出合いました。
宿根性植物たちの生存競争に任せている我が家の2~3坪の花壇では、同じ顔触れでも開花の様子は年ごとに違い、開花しない花もあります。
ことしはシャクヤクの花が戻ってきました。かなり前からこの時期の主役だったのに、周りの草花に包囲されて株が1つ、2つと減り、昨年はひょろひょろと株が伸び、蕾も開花できないままでした。
しかし、ことしは2株が順調に伸び、合わせて5個の蕾が開花できそうです。他の草との地中での争いに何があったのかは分かりません。言えるのは、手を加えない限り同じことが繰り返されるか、いずれシャクヤクが消えてしまうかだろうということです。
赤いグラジオラスが咲いています。花壇の端なので、中央部のような争いがないからか、例年通りの咲き具合です。
海外旅行のツアーで親しくなった名古屋の北條俊紀さんらのグループ展「第10回アートクルール絵画展」を、名古屋・栄の市民ギャラリーで見てきました。展覧会は14日までです。
2010年秋に出かけたイギリスの旅でのこと。湖水地方やバッキンガム宮殿などを回るうちに、お互いに水彩画を始めたばかりであることが話題になり、作品展などの連絡を取り合うようになったのです。
僕は名古屋の朝日カルチャーセンターの教室に通っていますが、北條さんらのグープは少し違います。
指導者はおらず「みんなが先生で生徒」。月に2回集まって描きたい絵を描き、互いに相談や批評し合って質を高めていくのです。集う場も地域のコミュニティセンターなどを渡り歩くなどの大変さはあるでしょうが、作品展を拝見するたびに、和気あいあいと学び合っている素晴らしさを感じます。
現在のメンバーは8人。展覧会には4点ほどずつ出品されていますが、北條さんの3枚の絵のうち1枚は、何とイギリス旅行で立ち寄ったコッツウォルズでの作品。並ぶ石造りの家と軒先を飾るつる性植物や、周りの木々の緑が美しく描かれており、一度は挑戦しかけて断念した僕も再挑戦したくなりました。
ブログ仲間の塚本紘枝さん(名古屋市東区在住)が主宰する教室展「第21回彩青展」が、名古屋市民ギャラリーで開かれています。14日まで。
墨と水彩で描く絵画。はがき大から6号ほどのサイズですが、拝見するたびに「絵の素晴らしさは、サイズの大小ではない」ことを知らされます。
生徒は女性を中心に25人。花や果物、旅先の風景など4点ずつ、塚本先生も八坂の搭の2枚を出品しており、合わせて100点余が工夫を凝らした展示場に並んでいます。
「91歳の新入生さんの作品です」。塚本先生からこう説明された絵の新鮮さと、描く喜びが伝わってくる感じに、自身が絵の世界に飛び込んだころを思い、反省もさせられました。
僕は65歳の定年を前にしたある日の深夜、「余生の趣味の1つは大嫌いだったことにしよう」と中学生以来のお絵描きに挑戦しました。はがき大の用紙に、色鉛筆で2時間余もかけて描いた1個のミカン。本当にうまそうだったことは忘れません。なのに今、トシのせいにして絵を続けるかどうか、なんて思うことがある。「こんな事じゃいけないな」。これが反省です。
コロナが季節性インフルエンザと同じ5類になって、街なかの動きも活発に。趣味の発表の場である名古屋市民ギャラリーにも、ほぼ日常が戻ってきました。
今週(9日~14日)の催しの中には、僕の友人たちがかかわる個展やグループ展が合わせて3つも。会場を回り、きょうから3回に分けて掲載したいと思います。
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定年後は旅を楽しみ、水彩画に描き、年に1度は個展を開く――。名古屋市緑区在住の佐藤英機さんは、この夢を着実に実現してきました。個展は今回で19回目です。
会場には、サブタイトルの「四季を描く」をテーマに、旅先や都心のオアシスである名古屋の「フラリエ」などの風景を描いた8号の作品をはじめ、長崎の軍艦島など公募展で発表した80号の大作もずらり。その巧みな色使いと力強いタッチに、見とれるばかりです。
佐藤さんと私は同年齢。「70代まではどうってことは無かったけど、80代に入ったら・・・」。絵の話に、トシの話が加わります。「来年の個展は、ちょうど20回目ですね」との私の言葉に「20回で終わりにしようかな、とも考えています」と佐藤さん。一方で、「古くなったものをどう描くか」などの話も。お互い、描くことはまだまだ続きそうです。
庭の一角で今年も紅紫のシランが花数を増やしています。
今ごろシラン?と思われるかもしれませんが、訳があります。シランが生えているスペースは、日照時間が夏でも数時間、冬はゼロに近く、雑草もほとんど生えない場所なのです。
シランも繫殖力が旺盛と言われるのに、ここの約30株は何年も前から増減がないまま。開花も近所の花壇のシランより2~3週間遅れます。でも他のシランに比べ遜色はありません。
山野草に分類されるラン科の花。花言葉は「変わらぬ愛」「「薄命の美人」などです。
日本庭園で知られる、名古屋・熱田区の白鳥庭園へ出かけてきました。
コロナ規制解禁のゴールデンウィークとあって、お出かけスポットはどこも大混雑。高齢者にはここなら大丈夫だろう、と訪ねました。
予想はピタリ。好天にも恵まれ、深緑に包まれた大小の池や流れ、それを繋ぐ橋や散策路をゆったり歩き、初めて見る花にも出会えました。
まず、池の湖面にスイレンに似た葉がびっしり広がり、点々と咲く小さな黄色い花。カメラで見ると、花弁の周りがギザギザになっています。帰宅後に調べたら、アサザという浮葉植物と分かりました。
池の周りの新緑のモミジには、ピンクの小さなブーメランに似た実がいっぱいです。
散策路に、たくさんの白い5弁の花を咲かせた木が目に止まりました。ネーム札にトキワサンザシとあります。別名はピラカンサ。秋には鮮紅色の実を枝いっぱいに付け、花も実も見事です。
近くに、またも白い5弁の花の樹木。シャリンバイ。葉が車輪状に丸くつき、花も梅に似ています。
池の水際には、青いアヤメや黄色いキショウブも。ヨーロッパや西アジアが原産のキショウブは、要注意外来生物に指定され、管理の行き届いたところでしか見られません。訪れたかいがありました。
池の土手には、赤紫のアザミの姿も。幼いころから耳にし、倍賞千恵子も歌った「あざみの歌」をハミングしながら家路につきました。
【アサザ】
【モミジ】
【トキワサンザシ(ピラカンサ)】
【シャリンバイ】
【アヤメ】
【キショウブ】
【アザミ】