風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「今度は『KAZEの会』展です」

2021-11-30 07:10:03 | アート・文化



絵仲間6人での「風の游子展」が終わり、今度は6人が所属する朝日カルチャーセンターにある水彩画教室「KAZEの会」の作品展が、12月7日(火)から始まります。会場は、同じ市民ギャラリー。12日(日)までです。

生徒は18人。うち16人が10号を中心に、計約50点を展示します。コロナ禍で風の游子展と同様に、2年ぶりの開催。こちらも個性的な作品です。ご来場をお待ちします。

 

 


楽描き水彩画「コロナ禍での第13回風の游子展が閉幕。ありがとうございました」

2021-11-29 07:39:44 | アート・文化

名古屋市民ギャラリー栄で2年ぶりに開催した水彩画仲間6人の「第13回風の游子展」が、28日終わりました。コロナ対策のため、消毒や検温で客を迎える毎日。予期した通り、従来とは比較にならない数の入場者でしたが、数多くの温かな評価をいただきました。

「6人それぞれの個性的な作品に驚いた」「とても、80歳代と思えない力強さがある」「絵になりそうにない課題や描き方に挑戦している」等々。こうしたお言葉を素直に受け止め、「今年より来年」を目指して励みます。
ありがとうございました。

 

 


楽書き雑記「鶴舞公園の秋のバラ」

2021-11-28 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・鶴舞公園のバラ園をのぞいてきました。
鶴舞公園のバラは約120種1400株。どの品種が一季咲きか、二季咲きか、それとも四季咲きかは知りませんが、秋はバラ園全体にボリュウム感さえある春のようにはいきません。

でも、少ない花数の中で晩秋の日差しを浴びる姿は、キリッとした感じです。接写でもするように、カメラを構える姿があちこちに見られました。

 

 

 

 


楽描き水彩画「風の游子展の展示作品から30点を掲載」

2021-11-26 07:34:54 | アート・文化

水彩画仲間6人で開催中の「風の游子展」(23日~28日・名古屋市民ギャラリー栄)に展示している、計50点の作品(10~50号)の中から、それぞれ5点を掲載します。(あいうえお順)

【小野 秀史】

 

【川井 隆】

 

【塚原 徹也】



【藤墳 富弥】

 

【古川 幾男】

 

【村上元彦】

 

 

 


楽描き水彩画「ウイズコロナの中、再開した『風の游子展』

2021-11-24 07:29:22 | アート・文化

ウイズコロナの中で、2年ぶりに再開した水彩画仲間6人でのグループ展「風の游子展」(28日まで、名古屋市民ギャラリー栄)は、今日2日目です。予期した通り、初日の入りは2年前とは比較にならない激減ぶり。ここに掲載した作品「名古屋城内堀の晩秋」の冷たい風に揺れるヨシのような思いです。

市民ギャラリーの指導通り、展示場の受付には、消毒液のボトルを置き、検温し、クラスターに備えて名前と電話番号を書いてもらい、黄色のカードを渡します。初めての体験に戸惑いながらも、快く応じてくれるお客さんにホッとします。

展示している作品は、10~50号の50点。いずれも、2年前より着実に上達していると自負しています。コロナも落ち着き、週末までの天気予報も晴れ続き。ご高覧、お待ちしています。


 


楽書き雑記「飛び石連休の街では花マルシェ」

2021-11-22 06:54:29 | 日記・エッセイ・コラム

飛び石連休中の名古屋・栄に出かけると、テレビ塔広場やオアシス21広場、久屋大通庭園フラリエで華やかな花マルシェが開かれるなど、通りは落ち着いたコロナに外出を楽しむ市民で賑わっていました。

紅葉に包まれたフラリエ。クリスタルガーデンを中心に、色とりどりのキクやバラ、ランなどのほか、テント張りの苗売場がずらり。ここではサボテンなど多肉植物の店や、岐阜県立恵那農業高校生の店も加わって、お気に入りの一鉢を買い求める市民が列をつくっていました。
いずれも、23日(祝)まで。入場無料です。

 

 


楽描き水彩画「筋骨巡りのシンボル・金剛力士像=風の游子展出品作から」

2021-11-20 07:16:42 | アート・文化

「筋骨めぐり」の町で知られる、岐阜県下呂市金山町で出会った金剛力士像です。細い路地が人体の筋や骨のように入り組み、古民家や商店、昔懐かしい銭湯などが並ぶ通りを楽しみましたが、この筋骨隆々の金剛力士像もそのシンボルのように思い、描いてみました。

金剛力士像があるのは、町の中心から少し離れ、飛騨川の橋を渡った先にある金山長福寺という古刹。金山長福寺は1549年に創建、1730年に現在地へ移り、山門は1813年の建立とされたようです。山門の両側に阿形像、吽形像が境内を守るように並び立っています。

像の制作年や仏師の名前などは分かりませんが、運慶、湛慶らの弟子のそのまた弟子の・・・というわけでしょう。

阿吽どちらかの像の全身を描こうかなと思いましたが、部分的に描くのも面白いのでは、とまず上半身を描き、さらに巨体を支える足を描きました。いずれも10号です。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

 


楽描き水彩画「浜松・中田島砂丘の堆砂垣=風の游子展出品作から」

2021-11-18 07:01:33 | アート・文化

先に、水彩画教室の宿泊取材で出掛けた浜松市の「中田島砂丘」にある堆砂垣の1枚です。

中田島砂丘は天竜川から流れ込む砂で形成されてきました。しかし、上流にダムができてからは、砂の量が減り「やせる砂丘」になっています。このため、ダム湖で浚渫した砂をトラックで運び込む一方、砂が風に飛ばされないように「堆砂垣」を設けています。

堆砂垣は割竹や木を組み合わせて出来ていますが、風で飛んでしまう砂の量が多いうえ、垣も竹や木の老朽化が激しく何年か経つと砂に埋もれてしまいます。中田島へはこれまでも訪れているので、その時の写真も含めて数枚描こうと思っています。作品は10号です。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 




楽描き水彩画「神域の小路=風の游子展出品作から」

2021-11-16 07:00:00 | アート・文化

グループ展である風の游子展には、公募展やブログに掲載した作品からも出展します。
これは白山山麓の標高700㍍にある住民270人ほどの小さな集落、岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)の神域で見た風景です。

石徹白には、特別天然記念物の石徹白大杉(樹齢1800年)はじめ、巨木・古木が渓流沿いや、白山信仰と関わりが深い白山中居神社などの神域に林立しています。描いたのは神社の神域に通じる山道で撮ったひとコマ。小路の左右に巨木・古木が並びます。
視線の向こうに、もう一本背の高い樹木がありましたが、背後の神社の赤い屋根を入れたかったので、横へ動いてもらいました。10号です。

 

 


楽描き水彩画「浜松の中田島砂丘と楽器博物館へ=宿泊スケッチ取材2日目」

2021-11-14 07:22:35 | アート・文化

水彩画教室の宿泊スケッチ取材旅行2日目は、遠州灘に面した中田島砂丘と楽器博物館へ。コロナと高齢もあって、例年のような前夜の酒宴は中止したので、比較的軽やかにホテルを出ました。

ところが、最初の中田島砂丘での取材は僕自身、かなり手こずりました。
砂に足を取られて、思うように砂丘を登り進むことができないのです。ここへは何度も来ていますが、こんなことは初めて。
リュックを下に残し、這い上がるようにして砂丘の山の天辺にたどり着きましたが「80歳になるとは、こんなことか」と実感させられました。

天竜川から流れ込む砂で形成された中田島砂丘では、天竜川上流にダムができて以来、砂の流れ込む量が減っています。このため、砂が風に飛ばされるのを防ぐため竹や木で「堆砂垣」を設け、ダム湖から浚渫した砂を中田島へ運んで補給しているそうです。

自分や仲間たちが残した足跡も、風の吹くたびに砂がサラサラと流れ、さまざまな紋様に変えていきます。堆砂垣で溜まった砂の中から、名前を知らない草が伸びています。いつまでも見ていたい風景がありました。

浜松市楽器博物館には、世界各地から集まった3300点の楽器が所蔵され、世界一の博物館でしょう。これまで見たことのない民族楽器も多く、いかに人々が音やリズムで喜びや思いを表現してきたかを改めて知りました。

しかも、嬉しいことに70歳以上は入場無料。初日に入った浜松市秋野不矩美術館も、70歳以上は一般入場料の半額でした。アートと高齢者福祉に対する施策に拍手です。

 

 

 


楽描き水彩画「天浜線で浜松へ=水彩画教室の宿泊スケッチ取材の旅」

2021-11-12 10:37:49 | 日記・エッセイ・コラム



水彩画教室の宿泊スケッチ取材旅行として10、11両日、浜松へ出かけてきました。教室では年に4回、どこかへ出向いており、うち1回が宿泊取材です。
今回の参加者は講師を含め14人。平均年齢80歳という高齢者集団ですが、コロナが落ち着き、2日間とも好天に恵まれて、容易には描ききれそうにない収穫がありました。

まずは、東海道線新所原=掛川間の浜名湖北部を走る「天竜浜名湖鉄道(天浜線)」に乗りました。
幹事役の僕は、一時間に一本、一車両だけの列車をいくつか降りて、スケッチ場所を探し歩けないかと考えたのですが、事前の下見で高齢者集団には無理があると判断、中間の天竜二俣駅までとし、途中下車駅は「金指(かなさし)」駅だけにしました。

左右の車窓には収穫真っ盛りのミカン畑、波静かな浜名湖、雑木に覆われた緑のトンネル。我々以外の客は一人か二人。我々はカメラを手に、昔の遠足気分です。
金指では駅構内のレストランで昼食。天浜線には何カ所かの駅にレストランが併設されており、金指駅には「Piazza(ピアッツア)」という店があります。石窯で焼かれたボリュウムのある本格ピザに、大満足のひとときでした。

天竜二俣駅で下車。駅構内の操車場や鉄道歴史館の見学です。
蒸気機関車時代からの回転式転車台、扇形の列車車庫、運行機器、職員の浴室、・・・。各地にある鉄道操車場などの施設の多くは新しい建築ですが、ここでは大量の金属が戦車や戦艦になった大戦時代に、木造で建造された列車車庫や、1940年に造られた給水塔を目にすることができました。

このあとは、天竜二俣駅近くにある秋野不矩美術館へ。文化勲章を受けた日本画の女流画家・秋野はこの地で生まれ、インドへ渡って描いた力作など生命力と迫力ある作品に接することができます。美術館の建物も藤森照信の設計によるもので、なかなかユニークです。
折から秋野の「生誕100年回顧展」として、秋野に師事した石本正の作品展が開催されており、秋野の作品とともに鑑賞できました。

浜松中心部のホテルへ。例年の「絵を忘れる宴」は、コロナと高齢を自覚して今年は自重し、翌日の中田島砂丘や楽器博物館巡りに備えました。写真も数多く収めてきたので、まず天浜線の部分だけを掲載、あとは次回にします。

美味しいピザが焼かれていた石窯

建造80年を過ぎた給水塔

鉄道職員の作業着や手袋も乾してありました

ユニークな設計の秋野不矩美術館

 

 


楽書き雑記「花壇の主役はウインターコスモスと皇帝ダリア」

2021-11-10 06:58:17 | 日記・エッセイ・コラム

早くも、これらの花が花壇の主役の季節になりました。ウインターコスモスと皇帝ダリア。名古屋市農業センターの花壇でも、晩秋の日差しを浴びて咲き誇っています。

ウインターコスモス(別名・ビデンス)は、メキシコを中心に世界各地に広がるキク科の花。150~250品種もあり、色も白やピンク、黄色、それらの混色もあるそうです。
開花期が長く、5月から翌年1月までOK。でも、やはり名前の通り冷え込みが始まり、花壇の花数が少なくなる、この時期が一番似合うようです。

皇帝ダリア(別名・キダチダリア)も、メキシコの原産。名古屋市農業センターには、草丈5㍍級の超ノッポと、その半分くらいの品種が咲き、それに一重咲きだけでなく二重咲きもあります。



 

 


楽書き雑記「小さくて可愛いマルバルコウ」

2021-11-08 07:15:46 | 日記・エッセイ・コラム

マルバルコウ。散歩道の造成地で見かけながら、このオレンジ色の小さな花が何という花なのか分かりませんでしたが、花期が終わりに近づいた今、やっと正体が分かりました。

北米の原産の帰化植物で一年草。サツマイモに似た葉をつけた細い蔓を、他の雑草や低木に絡ませながら、漏斗状で花径2㌢ほどの五角形の花をたくさん咲かせ、花が萎んだ後には直径2㍉ほどの実がついています。

見かけたのは2年前。雑草図鑑やネットを開Iいたものの見つからず、花や葉の色や特徴などの入力を繰り返した結果、やっとたどりつくことができました。環境への適応力や繁殖力に優れているらしく、初めて見た時よりかなり生育範囲を広げています。

 

 


楽描き水彩画「古民家の板塀の経年アート=風の游子展出品作から」

2021-11-06 07:00:00 | アート・文化

イヌ?ブタ?クマ?・・・それともトラ?

古民家が連なる街歩きで出会った、板塀に出来た木目の「経年アート」です。
枝が伸びていた痕跡がある板に、長い歳月と雨や風によって味わいのある色合いや、目、鼻、口、それに毛を思わせる縞模様ができたのでしょう。平面なのに、立体的に見えます。

板塀を作った職人が意図していたかどうかは分かりませんが、「いずれ面白い板塀になるだろう」とぐらいは思っていただろうし、結果はそれ以上でしょう。20号です。

 

 


楽書き雑記「ホッとさせるツワブキ」

2021-11-04 06:55:05 | 日記・エッセイ・コラム

この季節、半日陰の多い我が家の庭の主役は、ツワブキです。薄暗い低木の根元や置石の脇などで、「私は、ここで結構です」とばかり、艶のある大きな葉と鮮やかな黄色い花で存在感を出しています。

丈夫な常緑多年草。施肥や水やり、病害虫駆除などといった世話は一切なし。かといって、強い繁殖力で他の草花の領域を脅かす、というほどではありません。花言葉は「謙譲」「謙遜」。見ていて、ほっとします。