風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

(楽書き雑記「今年は2㍍20 ㌢=庭の超ノッポなマリーゴールド。今年も咲きました」)

2018-11-30 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

 昨年、突然変異のように草丈が一番高いので2㍍60㌢にもなった「マリーゴールド」と思われる草花が今年も開花。直径3㌢ほどのゴールド色の花が、初冬の日差しを浴びています。

今年の草丈の最長は2㍍20㌢ほど。かなり低くなったみたいですが、それでも一昨年前までは最も高いのでせいぜい1㍍20㌢前後だったので、大変なノッポです。

「マリーゴールと思われる」としたのは、かなり前から名前を知らずに花や匂いなどからマリーゴールドだと思って植えてあったのですが、図鑑ではこれほど大きくなる品種は見つからなかったことからです。

昨年は夏場に葉が黒ずみ、白い粉がふいたようになりました。しかし今年はそのようなことはなく、猛暑も難なく乗り越え、わが家では屋根の樋が吹き飛ばされたダブル台風も、事前に茎全体を紐でひと巻しただけで耐えてくれました。茎も昨年より多めです。

これから冷え込みが強まりますが、耐寒性も結構あることは実証済み。
この分だと昨年と同様にクリスマスを飾って年を越し、正月の飾り花にも参加しそうです。




楽書き雑記「松坂屋創業者・伊藤次郎左衛門祐民の別荘『揚輝荘』が誕生100周年」

2018-11-28 06:55:34 | 日記・エッセイ・コラム


現在の大丸松坂屋の前身である松坂屋の創始者、15代伊藤次郎左衛門祐民が1918年(大正7年)、名古屋市千種区覚王山に別荘として設けた揚輝荘(ようきそう)が100周年を迎え、さまざまなイベントが催されています。

往時の揚輝荘は1万坪(3.3㌶)の敷地に30棟余の建物が立ち、政財界や皇族、文化人らが集う迎賓館であり、交流の場でした。現在残されているのは聴松閣など5棟と庭の一部ですが、名古屋市有形文化財に指定され、豪華な造りは往時をしのばせます。

南園と北園からなり、南園にある聴松閣は地上2階、地下1階建て。応接室、寝室、書斎、さらに客人たちだけで楽しむ舞踏場もあり、それぞれ透かし彫りの入った椅子や彫刻像などの装飾が施されていました。
さらに地下からは全長170㍍の地下トンネルが。当時の内外情勢からすれば緊急避難用でしょう。

北園の庭には紅葉が湖面に映る池、小さな橋、茶室、それに赤い鳥居が続く豊彦稲荷も。マンションが建ち並ぶ住宅街の中の別天地です。

聴松閣では、100周年記念イベントとして「揚輝荘天街展」と題した展覧会(1130日まで)が催されていました。
名古屋を拠点に演劇活動を展開する天野天街(1960~)の作品展で、演劇を宣伝するために制作したコラージュ作品などが各部屋を飾っています。

北園門のヤマガキ。ピンポン大の実が鈴生りです

往時の揚輝荘はこのようだったそうです


揚輝荘天街展の展示作品




楽書き雑記「名古屋駅前のイルミネーション」

2018-11-26 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

(楽書き雑記「名古屋駅前のイルミネーション」

 

 

名古屋駅前のイルミネーションです。
25
日の会合の後、東京方面から来ていた親友たちを送って酔い覚ましのため駅前をブラブラ、光り輝く夜景をカメラに収めてきました。

リニア新幹線の開通をにらんだ大型ビル建築が続く名古屋駅前。
「名古屋の都心は?」という名古屋市民アンケートでは従来の栄を追い抜いたとさえ言われる駅前ですが、オフィスが多いため「夜が暗すぎる」との声に、ビル街の企業や団体で構成する名古屋駅地区街づくり協議会が3年前から始めたのが、この装飾作戦です。

駅前ロータリーの大きな樹木や街路樹がイルミネーションに包まれ、高さ12メートルのクリスマスツリーも。移転話が進められているシンボルの「飛翔」もライトアップされています。

若かったころのようなトキメキ感とまではいきませんが、それなりに楽しんできました。



 

 

 


楽描き水彩画「波と風が造り上げたアート=三河湾・佐久島の海食崖」

2018-11-24 06:35:28 | アート・文化

 

水彩画教室の宿泊スケッチで出掛けた愛知県の三河湾に浮かぶアートの島「佐久島」(西尾市)の代表的な自然風景です。

海食崖(かいしょくがい)。延長約11㌔の海岸線のほとんどが、このような断層状の岩壁やゴツゴツした岩場、暗礁などが連なり、岩壁は高さ3~4メールるから10㍍。島には現代アート作家の力作が並んでいますが、こちらは波や風、地殻変動などが造ったアートと言えるでしょう。

よく見ると、岩のブロックの集合体のよう。一つひとつが大きさや色、形が違い、割れ目や大小の穴などがあります。
天候、時間、太陽の方向などによって表情が刻々と変わります。絵のサイズは10号です。




楽書き雑記「洋画部門に仲間2人の水彩画=名古屋の区民美術展上位入賞作品による市民美術展。陸前高田市からの作品も」

2018-11-22 07:00:00 | アート・文化

 


名古屋市16区で秋に行われた区民展で上位入賞した作品を集めて、市民ギャラリー栄で開かれている市民美術展(25日まで)に行ってきました。
日本画・洋画・書・彫刻・工芸・写真の6部門ですが、僕は水彩画を趣味にしていることや教室の仲間2人の作品が出ていることなどから、水彩画の並ぶ洋画部門が中心になりました。

2人の作品は尾崎知久さん(北区)の「網代垣」と、鈴木勝美さん(中村区)の「作業場」と題する作品で、いずれも区民展では市長賞を得ました。

尾崎さんの「網代垣」は、名古屋城内の御深井丸(おふけまる)にある茶室と庭を囲む竹垣を描いています。
歳月の経過を感じさせる垣根の割竹、木々の合間から差し込む光と小枝の影を優しく丁寧に表現しています。

鈴木さんの「作業場」は、あまり描かれることのない現場の一隅を描いています。
無造作に置かれた2つのヘルメットが作品を引き立てており、使用した紙も一般的な水彩紙とは違って透かし模様が入っていて絵全体の雰囲気にマッチしています。

事前に10号サイズの作品を拝見していたり、スケッチ会で僕も描こうかなと思った題材ですが、どちらも個性的な表現力で良い作品に仕上げたな、と思いました。

会場には、今年も名古屋市と友好都市協定を結んでおり、東日本大震災からの復興途上にある岩手県の陸前高田市からの絵画作品10点が展示されています。




楽書き雑記「五台山竹林寺の紅葉と牧野植物園のオオツワブキ」

2018-11-21 17:09:51 | 日記・エッセイ・コラム

 

高知への旅では、今朝掲載した「キイレツチトリモチ」の花を見た後、小雨の中を園内と隣の五台山竹林寺を回り秋の色を数枚カメラに収めてきました。

植物学者・牧野富太郎の「雑草という名前の植物はない」という姿勢から全ての植物に名前のプレートを付け、展示も自然のままを原則にしている牧野植物園。

初冬に入った今は花数も少ない中で目立ったのは「オオツワブキ」でした。
自宅の庭にもツワブキが数本ありますが、ここのは名前の通りひときわ大きく、起伏の多い園内のあちこちを鮮やかな黄色で彩っています。年明けまで見ごろが続くようです

植物園を出て竹林寺へ。

ここは四国霊場第31番札所。724年に創建され、800年代当初には空海(弘法大師)が滞在して堂塔を修復したとされ、重要文化財に指定されています。
山門から続く石段や境内の紅葉にしばし見とれてきました。




楽書き雑記「牧野植物園で開花した激レア植物『キイレツチトリモチ』を見てきました」

2018-11-21 07:00:03 | 日記・エッセイ・コラム

 高知県立牧野植物園で、極めて珍しい「キイレツチトリモチ」という植物の花が咲いた――。
所用で高知へ向かう列車内で開いたスマホのニュース欄で、こんな記事を発見。これは見逃すわけにはいくまい、と日程を一部変更して高知市五台山にある牧野植物園に立ち寄ってきました。

植物園正門の入場券売り場のすぐそば。「激レア」の看板が立ち、背丈ぐらいの石垣の上の地面に、キノコのようにニョキニョキと伸びていました。石垣には簡単な木製の足場が取り付けてあり、背伸びしなくても大丈夫です。

小さな花穂の集合体らしく、大人の親指ほどの太さで、高さ3~5㌢ほど。黄色と茶色が混じったような容姿です。小さくてよくわかりませんが粒々のような花らしいものが見えます。11月いっぱいは見られそうとか。

説明プレートによると、九州から台湾にかけて分布する雌雄同株の多年草。トベラ科など特定の植物に寄生し、葉緑素は持たないようです。1910年に鹿児島県喜入町で発見され、小学校の先生が採集。標本をもとに牧野富太郎が「植物学雑誌」に学名を発表したそうです。

今回咲いたキイレツチトリモチは、2014年に高知県西部の四万十町の海岸に近い林で発見。植物園の研究員が種子を園内のトベラ科の木のそばで栽培した結果、2年後の16年に開花、さらに2年後の今年も花を咲かせたのです。この調子だと「ビエンナーレの開花」ということなのでしょうか。

 




楽書き雑記「日陰の庭の女王『ヤツデ』が花を咲かせました」

2018-11-20 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

日陰の多い我が家の庭で、ひときわ存在感のあるヤツデが花を咲かせています。
葉径が30㌢ほどもある大きくて光沢のある濃緑の葉、ピンポン球よりもやや大きめな白い花。ミツバチやハエなどがシーズンの最後の晩餐を囲むように寄り集まっています。 

日本原産で、別名「天狗の葉団扇(はうちわ)」。また、ヒトの手のような形で指の部分が8つに分かれているのが名前の由来とも言われていますが、実際に葉を見ると7つもあれば9つもあり、平均8つといったところでしょうか。

花言葉のひとつが「健康」。なるほど、日陰でも育ち、肥料の心配もなく、病害虫にも強いのは確かです。




楽書き雑記「地域医療の現場から=同窓会の懇親会で会員が特別講義」

2018-11-18 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム


僕の卒業した高知学芸高校の中部支部同窓会では、名古屋で毎年開く総会後の懇親会で、会員の1人が40分前後の「特別講義」をすることになっています。

テーマは自由。仕事や趣味、習いごと、子育て、ボランティア活動、夢や希望、悩んでいること・・・。何だっていいのです。
世代は違ってもそれぞれの日常や思いを知り合うことで一体感も深まる、との考えからです。

17日午後開かれた総会での講師は、高知学芸高校から岐阜大学医学部へ進み、岐阜市民病院、岐阜赤十字病院などを経て、現在は岐阜県郡上市の県西部地域医療センター国保白鳥病院で外科医を努める味元宏道さん(63)。
「地域医療の現場から」と題して、郡上市が他の地方自治体と共通する人口減少と少子化、そして高齢化の現状や自分の役割や思いなどを話してくれました。

それによると、郡上市の人口は2000年当初に比べて7000人減って約42000人に、出生数は410人から280人に。
高齢化率は27%だったのが34%にアップ。つまり3人に1人が高齢者なのです。全世帯のうち高齢者夫婦だけの世帯は14%、高齢者だけの1人暮らしは11%にもなっています。

このような地域の現状に対して国や県は、医療だけでなく疾病予防のための健康づくりや在宅ケア、リハビリテーション、福祉介護サービスの全てを抱合抱合する包括的地域医療をかかげています。

この結果、白鳥病院では婦人科の分娩の取り扱いを郡上市民病院に集約。病床数も減らしました。
その一方で、高齢者らの寝たきりを防ぐための高齢者筋力増強システムやリハビリテーション用プールなどを整備しており、この取り組みは全国から視察に訪れる医療関係者が多いそうです。

 今後も、国民医療費や社会保障給付費は増大。一方で病床の削減や病院同士の合併、病院機能の分化が進み、病院から診療所や介護保険施設への移行が増えるでしょう。

介護支援専門員でもある味元さんは、「こうした循環的な包括医療は当然のことだろう。私自身も、予防対策や健康寿命を延ばす取り組みをさらに勉強したい」などと話し、これまで医師人生の心構えとしてきた座右の銘を2つ挙げて締めくくりました。

1つは、学芸時代に過ごした学校寮の舎監から教えられた①利他②報恩③感謝。
もう1つは「医は仁術なり」という格言。

「学生時代はあまり考えもしなかったが、医師を続ける中でこの言葉の大切さを知りました」と付け加えました。


楽描き水彩画「三河湾のアートの島・佐久島へ②自然も町並みも全てアートです」

2018-11-17 07:00:00 | アート・文化



水彩画教室で宿泊旅行をした愛知県の三河湾に浮かぶアートの島「佐久島」巡りの2回目は、紀元前3000年前から人が住み始めたと見られる島の自然や町並み、暮らしが織りなす美しさです。

まず、延長11㌔の海岸線のほとんどで見られる海食崖(かいしょくがい)。波や風によって形成された海食棚や平坦な海食台、暗礁などが連なり、断層状の崖の高さは数㍍から10㍍ほどのところも。まさに「波と風のアート」です。

3カ所にある港はあちこちの離島と同様、小さな桟橋や漁船やロープ、それに陸に上がった壊れた小船やボート、錆びたイカリ、漁具、漁具などが並びます。

黒壁集落。家屋を潮風から守るため、板壁に黒いコールタールを塗った家々が並ぶ小路です。過疎化で剥がれ、破損したところを島民やボランティアたちが修復したそうです。

一方で、極端な過疎化で居住者を失い、台風などで屋根や柱が倒れて内部がむき出しになった廃屋も目につきます。

かつては燃料のマキ材を生み出し島の暮らしを支えてきた雑木林も、倒木やツタが絡み、垂れてちょっとしたジャングルに。子どものころのターザンごっこを蘇らせてくれた山道の散策でした。

家族連れや若者を迎え入れるための施設は、今はシーズンオフということもあって多くが休業中。シーズン中にやってきた若者たちが筒島(別名・弁天島)にある弁財天に願い事を書いて置いてきた石の山は「願い事アート」とも言えそうです。

散策コースのコスモス畑は今が満開。海食崖のあちこちにも野生のツワブキが目を癒してくれました。

景観ではありませんが、先週11日付け朝日新聞によると、佐久島で新しい特産品として「さくまいも」(佐久島ではサツマイモを、こう呼んでいるそうです)を栽培して芋焼酎を造る「さくまいもプロジェクト」が、愛知淑徳大学の学生も加わって進行中とか。4度目の佐久島詣でが楽しみです。

 

朝開けです

 

  

 


楽描き水彩画「水彩画教室の1泊旅行で三河湾のアートの島・佐久島へ行ってきました①アート作品」

2018-11-16 06:57:30 | アート・文化

 


「アートの島」で知られる愛知県の三河湾に浮かぶ佐久島(愛知県西尾市)へ14・15両日、水彩画教室の1泊旅行旅行に行ってきました。佐久島へは2010年3月にも同じスケッチ旅行で来ていますが、当時のメンバーらのリピート希望も多くて民宿も同じところにお願しての企画となりました。

佐久島の面積は東京ディズニーランドの3倍(約173㌶)、海岸線は約11㌔。三河湾で最大の島なのに島民は約220人。信号機は1機もない「歩く島」。
僕は通算3度目の訪問でしたが、今回ものんびり楽しんできました。

佐久島が高齢化(現在、高齢化率が50%を超えるとか)と過疎化が進む島の活性化策として、アートの島の産声をあげたのは2001年でした。

以来、名古屋をはじめ全国から大学生ら若い現代美術のアーティストたちが訪れ、自然に溶け込んだ作品造りだけでなく島の歴史や祭りとコラボしたイベントなどを展開。新鮮な魚介類も味わえ「ゆったり過ごせる」人気の島になっています。

島の東西にある港のうち宿泊する民宿「魚増」に近い東港から上陸して、2日間の島内ピクニック。
足が向くまま次々に出会うアート作品、迷路のような黒壁集落、由緒ある寺や神社、風と波が造り上げた見事な海崖・・・。

夜はもちろん、絵よりも大事な海の幸と酒の宴。平均年齢が後期高齢になってメンバーのほとんどが薬持参ですが「この日ばかりは特別」と深夜まで宴を楽しんだうえ、日の出前には島内巡りに繰り出すという猛者ぶりを発揮しました。

カメラに収めた「絵になりそうな風景」が多いので、2回に分けて掲載します。
1回目は、アート作品。8年前に訪ねた時にも感激した佐久島アートのシンボル的作品である「おひるねハウス」など、やわらかな光とまったりとした時間に包まれる作品に次々出会いました。

 

浜で拾い集めたガラスの破片で制作した作品です

 

 


楽書き雑記「撮影したアサギマダラに移動状況調査のマークを発見」

2018-11-14 07:14:51 | 日記・エッセイ・コラム




「アレっ、これは?!」
カメラのSDカードの写真をパソコンで整理していて、驚きました。
先月、愛知県東海市の加木屋緑地へ出かけ、フジバカマ園で蜜を吸う南下中のアサギマダラを撮った50コマほどの中に、羽に文字が書き入れられたアサギマダラが数コマ写っていることに気づいたのです。

海を越え、南西諸島や香港まで数千キロもの旅をするといわれるアサギマダラの移動を調べるマークでしょう。撮影している時は羽の文字には全く気づきませでした。

マークが比較的よく見える2コマを掲載しましたが、同じアサギマダラなのかどうかは分かりません。SDカードの撮影日時は10月19日の午後2時から3時にかけてになっています。

アサギマダラの移動状況調査は、捕獲したアサギマダラの羽にマジックインクで日時、場所などを記入して放つ方法で1980年代に本格化。アサギマダラの生態だけでなく環境や気象調査にもつながるとあって、研究者に加え個人や団体に拡大しているようです。

しかし、マーキングされたのを見たことはなく、書かれたローマ字や数字、カタカナらしい文字などの意味は分からりません。
ただ、カタカナは「トウカイ」とも読めそうです。それが東海市のことだとすれば、ここでマーキングされたばかりだったのだろうか、それとも春の北上の際にもここを通ってマーキングされたのでしょうか。
1109の数字は写真を撮った10月19日とどう関連するのでしょう。

ともあれ、偶然とはいえ調査にほんの少し関わったような気がしてうれしくなりました。このマーク入りアサギマダラも、無事にどこかの島にたどり着いたことでしょう。

 

 


楽書き雑記「名古屋城の第71回菊花大会へ」

2018-11-12 07:05:56 | 催し



名古屋城で開催中の菊花展に出かけてきました。
今年で71回目。西之丸広場を中心に、名城菊の会の愛好家らが丹精込めて栽培した傑作が展示されています。1123日(金・祝日)まで。

大菊・山菊など約450点。毎年のように拝見し愛好家の説明に耳を傾けながら少しは学んだ知識をもとに、開花具合や色、大きさが揃っているか、姿はいいか、全体の調和はどうかなどと見て回りました。

いつもながら大菊を何十輪も咲かせた大輪仕立て、砂や石と山菊で深山幽谷の絶景を表す盆景、福助人形に似ているところから名付けた「福助仕立て」など、趣味とはいえここに展示されるまで一日たりとも手抜きは許されなかっただろうと、敬服する思いで鑑賞しました。


 


楽書き雑記「名古屋・円頓寺(えんどうじ)の『秋のパリ祭2018』=若者たちの行列も」)

2018-11-10 14:43:34 | 催し

 

名古屋・円頓寺(えんどうじ)商店街の「秋のパリ祭2018」(10・11日)に出かけてきました。

シャッター通りだったアーケード街を、パリに古くからあるアーケード街「パッサージュ」のように蘇らせようと、6年前から始めたこの祭り。若者だけでなく中高年の姿も増えて「円パリ人気」が定着してきたようです。

長さ220㍍、幅8㍍のアーケード街は青・白・赤の三色旗に彩られ、屋台の店にはフランスをキーワードにしたようなパンや菓子、ワイン、アクセサリー、雑貨などがずらり。レストランなどもフランスメニューで迎えています。

天候に恵まれ、店によっては20㍍以上の行列ができたところも。
アコーデオンなどの演奏が流れる中で、「パリっ子気分」の晩秋の1日を味わっていました。

若者の行列ができるところところも

 

 


楽書き雑記「意欲的で斬新な作品=第65回愛知県私学美術展」

2018-11-08 14:01:42 | アート・文化

 

 

愛知県内の私立高校生らの作品が並ぶ第65回愛知県私学美術展が、名古屋市博物館ギャラリーで開かれています。11日(日)まで。

絵画・デザイン画、写真、書道の3部門。
どの部門にも高校生らしく意欲的で、一気に制作した作品が目立ちます。

中でも驚いたのが写真の部での「40・3度」という4枚の組み写真。
猛暑だった今年の夏を、名古屋の東山動物園で水に飛び込んだゾウやサイの様子で表現しています。撮影日は8月3日。名古屋で観測史上最高の40・3度を記録した日です。いわばニュース写真です。

高校生らの写真展には、花鳥風月だけでなくこうしたニュース性や記録性、時代を捉える斬新な作品が目立ち、僕が楽しみにしている理由です。