根の部分が幹から板状の形で地面に伸びています。エノキという落葉高木樹の「板根(ばんこん)」です。 愛知県春日井市と岐阜県多治見市間の旧国鉄中央線の廃線跡で行われた愛岐トンネル群保存委員会による見学会で、ガイドさんが案内してくれました。
板根は根の周りの土が崩れたり、流出したため根を伸ばせなくなった植物が板状の支持材として発生させるそうですが、詳しいことは分かっていないそうです。熱帯地方や沖縄県西表島など気温の高い地域で多く見られますが、本州では珍しく「多分、これが北限でしょう」とガイドさん。
樹高28m、根周り6m、樹齢推定200年。灰色がかった樹皮はザラザラしてシワがあり、ゾウの肌のよう。鉄道の建設から廃線までを見守ってきたこのエノキを地元の人たちは、親しみをこめて「山おやじ」と呼んでいるそうです。
絵は10号です。
※6月4日(火)から9日(日)まで、名古屋市民ギャラリーで開く「第6回風の游子展」に僕が出展を予定している作品をシリーズでご覧いただきました。これらに数点加えて12点ほど出せればと思っています。
風の游子展には僕の他に5人の仲間が出品します。僕よりもずっと素晴らしい作品がそろっています。例年より随分早い梅雨入りをしましたが、ぜひご高覧、ご好評をお願いいたします。
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