風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「この時期この花壇=名城公園フラワープラザ」

2023-04-30 07:57:42 | 日記・エッセイ・コラム

名城公園フラワープラザを囲むようにある花壇は、まさに春爛漫。チューリプは花期を過ぎましたが、ビオラやナデシコをはじめ、色とりどりの花が競うように咲いています。

半円形の花壇には、「晴れやかな魅力」の花言葉もあるラナンキュラスや、地中海沿岸を原産地とするキンギョソウが躍るように咲くのを、すがすがしい青や白のネモフィラが包みます。チョコバナナやブルーベリーカスケードなどといった、お菓子を思わせる花も。

 

 


楽描き水彩画「教室のスケッチ取材で、名古屋市庁舎と愛知県庁舎の庁内へ」

2023-04-28 07:12:14 | アート・文化



 

水彩画教室のスケッチ取材で、名古屋市三の丸にある名古屋市役所の本庁舎と愛知県庁の本庁舎の庁内を見てきました。

名古屋市役所の本庁舎は1933年(昭和8年)、愛知県庁の本庁舎は1938年(昭和13年)の完成。名古屋市は地上5階、愛知県庁は地上6階の鉄骨鉄筋コンクリート建てで、どちらも重要文化財に指定されています。

絵の素材にしたくなったのは、やはり歴史を感じる重厚感のある階段や廊下、そのデザイン。職員たちが登庁する際の地下鉄の階段、庁舎の窓から見える向かいの建物。錆びて塗料が剥がれた廊下の鉄の扉にも目をひかれました。

 


楽書き雑記「管理に失敗したコデマリとセッコク」

2023-04-26 07:12:02 | 日記・エッセイ・コラム

この期の庭の主役、コデマリとセッコクが咲き誇っています。でも、ちょっと気になることが・・・。

コデマリの花の間から、何本もの花の無い若い枝が伸びています。思い当たるのは、昨年は花後に枝落としをしたあと、秋が深まってから樹高を低くしようと枝の上部を切ったこと。この際、花芽が付いた部分も刈ってしまったようです。

セッコクも勢いよく咲いていますが、花茎のバルブが横に垂れ、全体として締まりがありません。ネットで調べると、思い当たるのは過剰な日照と水。それまで樹木の枝に架けてあったのを、他の鉢植えの草花たちとともに吊るした結果、日照を終日浴びることになりました。また、セッコクは乾燥には強く多湿には弱いのに、鉢植え草花への水やりをセッコクにも浴びせていたことです。

【コデマリ】

【セッコク】

 

 


楽書き雑記「これはツツジ?サツキ?」

2023-04-24 06:13:27 | 日記・エッセイ・コラム

バス通りの沿道や公園を彩る満開のツツジ。恥ずかしながら僕はこの花を何の根拠もなしにサツキである、と思い込んでいた時代がありました。友人たちと「ツツジかサツキか」が話題になって間違いを知ったのですが、今も見分ける自信はありません。

今回も、念のためネットの「ツツジとサツキの見分け方」を読んでみました。
そこには①花の大きさ=ツツジ約6㌢、サツキ約4㌢②おしべの数=ツツジ5本以上、サツキ5本③咲き方=ツツジ一斉に咲く、サツキぱらぱらと咲く④葉の大きさ=ツツジ約4~5㌢、サツキ約2~2.5㌢⑤葉の表面=ツツジ柔らかい毛がある、サツキつやつやして光沢がある――などとありました。

ものさしと天眼鏡を持って出かけて確かめると、③についてははっきりしませんが、①②④⑤はツツジと合致しました。
しかし、近くにある植え込みを見ると、おしべがツツジを示す8~9本あるのに、葉の大きさはサツキ並みの2~3㌢というのが咲いていました。僕の迷いは続きそうです。

 

 


楽書き雑記「名古屋城のナンジャモンジャ」

2023-04-22 06:57:39 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋城内の石垣の向こうに、真っ白なかたまり。「あれは、何じゃ?」。
そう、ナンジャモンジャ(本名ヒトツバタゴ)です。

モクセイ科の落葉高木。古木は樹高30㍍にもなるといい、長崎県の対馬や愛知、岐阜、三重、長野県などに自生して、国の天然記念物に指定されています。

名古屋城西南隅櫓下の堀を挟んだ梅林沿い。近づくと、細長くて真っ白な4枚の花びらの花が雪のように樹全体を覆っています。花言葉は「清廉」。まさに、そんな感じです。

 

 


楽書き雑記「名古屋の藤の回廊を歩いてきました」

2023-04-21 06:50:52 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋城の東門前から、お堀沿いに名城公園方向へと向かう「藤の回廊」を歩いてきました。
延長660㍍の
回廊ができて40年近く。三尺藤など9種85株の紫や白、ピンクがかった房が風に揺れていました。

 

 


楽書き雑記「名古屋・昭和区のハナミズキ」

2023-04-20 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・昭和区のハナミズキ通りを歩いてきました。
昭和区では、1989年に名古屋の市制100周年記念事業として、区民の投票でハナミズキを区の木に選定。塩付通や山手通、桜花学園高校周辺などにハナミズキ並木ができ、春には白やピンクの花で、秋には赤い実で彩っています。

街を歩くと、ハナミズキを庭のシンボル樹にしている民家もあちこちに。街路樹としては白いハナミズキが中心ですが、民家の庭では赤やピンクが目立ちます。

 

 


楽書き雑記「ヒメオドリコソウ」

2023-04-18 06:18:40 | 日記・エッセイ・コラム

前回掲載したホトケノザと同様に散歩道で見かける淡いピンクの花、ヒメオドリコソウです。
ヨーロッパ原産。明治中期に東京で見つかり、在来種のオドリコソウに似た小さくて可愛い花だったので姫の冠がついたそうです。

ヒメオドリコソウは道端や畑、公園の垣根の周りなどで他の野草たちと混在しています。ホトケノザとも同居するかのように生えていることが多く、見間違うことも少なくありません。
両者の一番の違いは、ホトケノザの花は花径の襟巻状の葉の上に飛び出し起立するように咲くのに対し、ヒメオドリコソウは葉の下から横へ顔を出すように咲いていることです。

 

 


楽書き雑記「かがんで鑑賞したくなるホトケノザ」

2023-04-16 06:55:54 | 日記・エッセイ・コラム

散歩の度に道端でよく目にするホトケノザです。
花茎に襟巻状の葉が階層状につき、襟巻の上に薄紫の筒状の花が起立するように咲いています。この襟巻を蓮華座に見立てて花の名がホトケノザ、花言葉も信心がうかがえる調和や小さな幸せ、輝く心などになったようです。

道端だけでなく、畑や公園の花壇の周りなどでも繁殖。いわば雑草扱いされていますが、かがみこんで見つめたくなる可愛い花です。ただし、春の七草のひとつとされる同名の黄色い花のホトケノザ(別名・田平子=タビラコ)とは全く別物です。

 

 


楽書き雑記「可愛いローラ」

2023-04-14 06:52:22 | 日記・エッセイ・コラム

我が家のガラスケースのようなミニ温室に、花径が直径1㌢、長さ1.5㌢ほどの釣り鐘型でオレンジがかった花が咲いています。多肉植物の「エケベリア ローラ」です。

多肉植物の趣味があるわけではなく、多肉植物とサボテンとの違いさえ分かっていません。なのに、肉厚の植物なら水やりなどの手間も少ないからと、ミニ温室に数個だけ置いています。
ローラは3ヵ月前、名古屋・久屋大通の「フラリエ」の多肉植物・サボテンコーナーで、花芽が付いているのを1個だけ買ってきました。


直径6㌢ほどだった苗は9㌢近くに。そこから4本の花茎が伸び、蕾が合わせて約30個。開花期間が結構長く、3月上旬から、ひとつ、ふたつと咲くのを楽しんでいます。

 

 


楽書き雑記「散歩コースで新しくフジの花を発見」

2023-04-12 06:50:17 | 日記・エッセイ・コラム

散歩コースで、ややノッポの樹木にフジの花が目にとまりました。あまり使わないコースであることや、最近まで雑木林状になっていたのでフジの存在には気づきませんでした。

野生化した桑の木などに蔓を絡ませて薄紫の花序を垂らしており、花序の長さが10~20㌢とやや小柄なことからヤマフジのようです。花の周りにはアブなのかハチなのか分かりませんが、やや大きめの虫が蜜を求めて群がっていました。

 

 


楽書き雑記「庭のムスカリとツルニチニチソウ」

2023-04-10 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

半日陰の庭でも元気に育ってくれる、ムスカリとツルニチニチソウの青い花が今年も満開です。

ブドウを逆さにしたような姿のムスカリ。草丈約15㌢とやや小柄ですが、快活や陽気といった花言葉通り、庭を賑やかにしてくれます。
それに手間がかからないこと。球根植物なので分球で増え、数年前は10本足らずだったのに何倍にもなりました。

ツルニチニチソウも極めて丈夫な植物ですが、それが少々持て余すほど。蔓がどんどん広がり、花後の切り戻しが欠かせません。

【ムスカリ】

【ツルニチニチソウ

 

 


楽描き水彩画「マスク通学も、やがて思い出に」

2023-04-08 06:47:11 | アート・文化

 

コロナ感染に対するさまざまな規制が緩和され、3年間続いた日常生活でのマスク着用の姿も、少しずつですが減ってきました。描いたような「マスク通学」も、やがて思い出になることでしょう。

創作した絵は、瀬戸内の連絡船が発着する渡船場の朝。船から降りてきた登校生や通勤客、観光客らは全員マスクです。マスクの色は、全て白にしました。20号です。

 

 


楽書き雑記「トキワマンサクとシナヒイラギ」

2023-04-06 07:07:24 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・鶴舞公園の緑化センターに咲くトキワマンサクとシナヒイラギ。この公園には何度も来ているのに、どちらも花を見たのは初めてです。

トキワマンサクは、マンサク科トキワマンサク属。といっても、この属はこの1種だけ。自生地は中国にもありますが、日本では静岡、三重、熊本だけだそうです。マンサクが落葉樹に対し、トキワマンサクは年中葉があることから「常盤万作」の名がついたようです。花は白いリボンのような花弁で木全体を覆い隠さんばかりに咲いています。

シナヒイラギは中国や朝鮮半島が原産の常緑樹。花弁4枚の花茎1㌢あるかないかの黄色みをおびた花が数多く咲いています。クリスマスの装飾には欠かせない赤い実は目にしているのに、このような花が咲くとは知りませんでした。

 

 

 


楽書き雑記「植物の名前の由来」

2023-04-04 07:12:03 | 日記・エッセイ・コラム

名前の由来は葉や枝、花の形からという植物は少なくありません。名古屋・東山植物園の散策路でカメラに収めた、今を盛りと咲くミツバツツジやコバノミツバツツジ、ミツマタ、シジミバナもそうでした。

鮮やかな紫色のミツバツツジやコバノミツバツツジ。低木落葉樹ですが、開花まもなく枝先に飛び出してくる葉が3枚のひし形をしているので名前になったそうです。

枝の先に黄色い花を咲かせるミツマタも落葉低木。中国中南部からヒマラヤが原産で、樹皮が1万円札など高級和紙の原料になることで知られていますが、枝を見ると必ず3本に分かれています。

ユキヤナギと思って近づいたのが、シジミバナでした。こちらも中国原産の落葉低木。株元からたくさんの枝が立ち、小さくて可愛い八重の花をびっしり咲かせています。この花がシジミ貝の中身に似ているので、シジミバナの名前がついたそうです。
ただ、花の中心にくぼみがあり「エクボバナ」の別名もあるとか。こちらの方がいい感じですね。

【コバノミツバツツジ】

【ミツマタ】

【シジミバナ】