風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「名古屋の東海工業専門学校金山校の卒展を見てきました」

2019-02-28 07:17:44 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

  

名古屋にある東海工業専門学校金山校の建築工学科とインテリアデザイン科の卒業制作展2019を、市民ギャラリー栄で見てきました。3月3日(日)まで。

建築業界の即戦力となり、プロフェッショナルを目指して学んできた課程の成果がずらり。

各自で決めたコンセプトに沿って建築物を設計するコースでは、震災復興地での新たなコミュニティーの場づくりや、物語を感じられる店舗などといった提案が並んでいます。
「輪住物語~自然に呼応する暮らし方」と題し、水上都市のような居住地づくるというユニークな提案も。

実在する建築物をさまざまな画材や道具を使って摸写するパースのコースでは、対龍山荘聚遠亭(京都)、バルセロナにあるサグラダ・ファミリア生誕の門、東京スカイツリーなどに挑戦。
実在の建物を題材に、3D-CGソフトで建物内外の完成予想図を作るというコースでも、東京国立博物館や東京国立近代美術館など意欲的な題材に挑んでいます。


 


(楽書き雑記「母子で絵画と写真のコラボ展=名古屋市民ギャラリー栄」

2019-02-26 15:57:54 | 催し

 

 

地域の祭りや踊り、神社仏閣などをスケッチした母の絵画と、モンゴルの放牧民らの生活をカメラに収めた息子の写真のコラボ・・・。どちらもサイズは大きくありませんが、作品からは現場に身を置いて描き、撮った眼差しの優しさ、楽しさと温もりを感じます。

旅を語る「出会い」のスケッチ・写真展と題する母子展。名古屋市民ギャラリー栄で33日(日)まで開いています。

名古屋近郊の日進市に住む川田きし江さん(76)と川田敏章さん(45)。
きし江さんは愛知学芸大(現・愛知教育大)を出た後、中学校の美術教師を勤めていましたが、放送作家の生駒忠一郎(本名・川田正)さんと結婚。子育てのため教師は退職したものの、絵を止めることはなく、正さんと世界の少数民族をテーマに旅をしたスケッチ取材などを続けています。

画文集「地球スケッチ紀行」の出版や展覧会、さらにメールマガジン(メルマガ)で作品を発表。今回の母子展ではメールマガジンに出した「日本歴史散策」の原画18点を展示しています。

きし江さんの展示コーナーで驚いたのは、全ての作品に400字詰め原稿用紙2枚に描いた踊りや祭り、風景について歴史やいわれ、住民の生活や文化などを書いて添付されていること。

作品に添付されたコメントは院展などでも目にしたことがありますが、同じ風景を描くにしてもこのような調べや学習が大切なことを改めて教えられた思いでした。

長男の敏章さんもこうした両親の影響を受けて民族学を研究。公務員を勤める傍ら時間ができるとモンゴルに飛び、遊牧民の暮らしや文化を取材しており、今回の展覧会には写真13点を出品しています。7

 

 



楽書き雑記「福寿草の咲き具合も順調です=名古屋市農業センター」

2019-02-25 07:25:54 | 日記・エッセイ・コラム

しだれ梅まつりが開かれている 名古屋市農業センターで、もうひとつの見ものは福寿草。しだれ梅と同様に、こちらの咲き具合も順調です。

福寿草園は梅園からちょっと奥へ入り、なだらかな坂道を登ったところ。3㍍×5㍍くらいの花壇で黄色い花数を増やしています。僕は福寿草といえばウメの盆栽への添え物ぐらいに思っていましたが、露地植えもいいものですね。

 

 


楽書き雑記「花数多くご機嫌のスタート=名古屋市農業センターの『しだれ梅まつり』が開幕」

2019-02-23 13:19:37 | 日記・エッセイ・コラム

 12品種700本のしだれ梅がある名古屋市農業センターの「しだれ梅まつり」が、23日開幕しました。さっそく出かけてみると、昨年の開幕日とは打って変わった花数の多い開花状況。訪れた市民もカメラを向け、屋台の団子などを口にしてご機嫌でした。まつりは3月17日(日)までです。

梅園を回ると、多くが1~3分咲きほどの花を付け、それ以上開いたのもあちこちに。昨年の初日は園内をくまなく歩いても花を付けていたのは数本、それも数輪ずつの寂しさだったのとは雲泥の差です。
ここ10日間ほどの2桁の最高気温や適度の降雨が開花を早めたのでしょう。

しだれ梅まつりの期間中は無休。茶席や屋台、大道芸人のパフォーマンス、青空市などが並びます。

 

 

 


楽書き雑記「街づくり、より良い暮らしの提案=愛知淑徳大と名古屋市立大の作品展」へ」

2019-02-22 07:39:43 | 日記・エッセイ・コラム

大学生たちが考える街づくりや地域の活性化策、より快適な生活のためのアイデアは――。名古屋で開かれている2つの学生展を見てきました。
名古屋市民ギャラリー栄会場の愛知淑徳大学都市環境デザイン専修2019優秀作品展と、同市民ギャラリー矢田会場の名古屋市立大学芸術工学部・大学院の卒業・修了制作展。いずれも24日(日)まで。

 

【愛知淑徳大学都市環境デザイン専修2019優秀作品展】

超高齢化時代の暮らし、快適な集合住宅、歴史的建造物を活かす街づくり、都市の活性化などをテーマにした作品がずらり。
そんな中で
野菜を原料にした布づくりの研究も。キャベツやピーマン、ニンジンなど、繊維の多い野菜は結構丈夫な布ができることを、その布で制作したテントを展示して発表しています。消費されないまま大量に廃棄されている野菜。活用策のひとつになればいいのですが。

快適な椅子の作品も2件見かけました。
ひとつは家族で囲む食卓で祖母が座りやすく負担を感じない椅子。幅や高さ、背もたれ、ひじ掛け、座面を研究しながら製作。試作段階で祖母に何度も何度も座ってもらい、座り心地を高めていったそうです。

もうひとつは公共空間に設置する椅子。リクライニング形式でスイングもでき、移転しやすいように解体できるようになっています。
製作した学生の勧めで座ったところ結構快適。それに椅子とは直接関係ありませんが、心地よかったのは掲示された製作工程などの解説が簡単明瞭で、文字も大きかったことでした。

この種の展覧会では、掲示された解説文が長くて文字が細かいなど、視力はまずまずの僕でも苦痛を感じることが少なくありません。サマリー(要約・概要)を別に添付するなどの工夫があればと思います。



 

【名古屋市立大学芸術工学部の卒展・修了制作展】


街づくりや観光地の活性化策などのほか、津波対策、自転車道路づくりなど意欲的な研究成果が並んでいます。

自転車王国・オランダを旅した時、きちんと整備された自転車道路に目を見張ったものです。
日本でも国土交通省や静岡県など自治体が着々と整備を進めており、愛知県でも渥美半島サイクリングロードなどができています。

新しい自転車道路の設置場所として選んだのは、名古屋港一帯。
このエリアはさまざまな工場だけでなく、伊勢湾に流れ込む中小の河川や潮見ふ頭、スポーツ施設のある稲永公園、野鳥観察で知られる藤前干潟などといったスポットも点在してしています。全体に起伏がなく、長くて快適なルートが描けるエリアです。

サイクリングロードをつくり、休日を楽しむ市民が集う。何度か車で出掛けたことがありますが、そんなことを考えながら展示されたルート案などを拝見しました。

 論文のみの発表でしたが、働く妊娠期の女性が使用する事務用椅子についての研究が目に止まりました。主な事務機器メーカーに問い合わせたところ、そのような椅子の生産はしておらず、今後の予定もないと聞き、妊娠している女性にアンケートするなどして研究を進めたそうです。
これからも女性ならではの視点を生かしてほしいものです。





楽書き雑記「マンサクもウメも開花はイマイチでした=名城公園と名古屋城」

2019-02-20 16:59:39 | 日記・エッセイ・コラム

名城公園のマンサクとしだれ梅

 「ビオラなど花壇の草花は満開だけど、花木の様子はどうだろう」。20日午後、名城公園と名古屋城で見てきたところ、結果は写真の通り。まだしばらくかかりそうです。

まず名城公園のフラワープラザ脇にあるマンサク。黄色い花が見えますが、全体としては蕾が目立ち咲きそろうのは先になりそう。
傍らにある5本のしだれ梅も白い花をカメラで捉えたものの、全体では1分咲きといったところでしょうか。

 名古屋城内のウメはどうか。
東門に近い梅園には2~3
分咲きが数本あって観光客がカメラを向けていましたが、本数の多い正門近くの梅園では花を付けたのは数本。それも花数は少なく、気温がもう少し上がるのを待つしかないようです。

名古屋城の梅園

 

 

 


楽書き雑記「名古屋造形大学の卒展と大学院修了展(愛知県美術館)を見てきました」

2019-02-19 14:57:27 | アート・文化

 

名古屋造形大学の第26回卒展と大学院の第15回修了展を、愛知県美術館で見てきました。
造形学部の美術科、マンガ、グラフィックデザイン、建築・インテリアデザインなど9つのコースで学んだ学生たちの成果。展示コーナーには美術系進学を目指す高校生らの姿も目に付きました。24日(日)まで。

生活関連グッズのアイデア、街おこしや都市づくりの提案、魅力的な商品パッケージや子どもたちに愛されるコーヒーショップ・・・。自治体の巡回バス利用が楽しくなるキャラクターのスタンプラリー、名古屋の魅力アップのためのイベントなどといったのもありました。

落語の噺(はなし)をカルタにした「落語札」や、吉原遊郭を題材にした作品の着想にはちょっとびっくり。
卒展作品とともに4年間の自分の作品集である冊子を置いて「ご自由にご覧ください」とか、「作品を入れて撮影し、ツイッターでつぶやいてください」などといった作品も。

当然ですが4年間、あるいは6年間の集大成として、絵画も立体作品も斬新な着想と独自の表現力で時間をかけて仕上げた力作、大作を楽しめました。

 

 


楽描き水彩画「明治生まれ、120歳になった黄色い跨線橋=JR東海の『向野橋(こうやばし)』です」

2019-02-17 07:49:47 | アート・文化

 

 

水彩画教室で出掛けた名古屋駅南エリアにある黄色い跨線橋『向野橋(こうやばし)』です。JR東海の名古屋車両区やJR関西線、近鉄、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線などを跨いでいます。

説明版などによれば長さ119m、幅5・5m。車歩道一帯でしたが老朽化のため、現在は車の通行は禁止されています。

桁を三角形に繋いだトラス橋部分は米国製で、1899年(明治32年)の製造。今年で120歳になりました。京都鉄道の保津川に架けられ、1930年(昭和5年)、この旧国鉄の名古屋機関区車両基地に移設されました。
現存する19世紀のトラス橋としては国内最長とされ、まさに歴史的建造物。土木学会選奨土木遺産になっています。

橋の名前は車両基地によって地域が分断されてしまわないため、地域名である米野地域に向かう橋という意味から付けられたとか。住民は橋の形から「かまぼこ橋」とも呼んできたそうです。

橋の色が昔から黄色だったのかどうかは定かではありません。現在の色で塗装するにあたってどのような彩色論議が交わされたのかもわかりませんが、多数のレールが走る広大なセピア色の敷地の中でひときわ目立ちます。

塗装の剥がれや赤錆もほとんどありません。明治生まれ、120歳の容姿をそのまま描きました。

京都鉄道の保津川鉄橋のころです

 

 


楽書き雑記「若手アーティストによる『アーツ・チャレンジ2019』=名古屋の愛知芸術文化センターで開催中」

2019-02-15 07:24:10 | アート・文化

三瓶玲奈 《Landscape~絵画の構造についての考察》


大東忍    《震えるおどり》

 

ナノメートルアーキテクチャー  《鈴でなる鐘》

若手アーティストたちに、広いフロアやスペースで思いきった作品を発表して世界に羽ばたいてもおう、という「アーツ・チャレンジ2019」が名古屋の愛知芸術文化センターで開催されています。2月24日(日)まで。

3年ごとに名古屋市を中心に催す現代アートの国際展・あいちトリエンナーレ(今年は開催年。8月1日―10月14日、名古屋と豊田で開催)の地域展開事業実行委員会が企画、毎年開いています。今回は全国から応募のあった作品の中から8点を選んで展示しています。

展示場所は愛知芸術文化センターの10階、12階、地下1階、地下2階にある展示室やオープンスペース。エレベーターなどで上り下りして回るのですが、それもこの企画の特徴です。
現代アートに見向きもしなかったころよりは理解力がついたとはいえ、まだまだ固い頭をほぐしながら全作品を見てきました。

作品を前に戸惑うこともありましたが、作者の狙いも少しずつ分かり楽しくなりました。
10階のテラスにある林のような庭園に展示されていたのは、直径7㍉ほどの小さな鈴をびっしり付け、触れるとチリン、チリンと可愛い音。「新しい冬の風物詩」だそうでう。

「見えない方へ歩いていく」と題する映像作品。自分と同じ方向へ動いている車や自分以外の通行人をフィルムを巻き戻すようにバックさせ、自分だけは前方に歩き続けるという映像で表現しています。
石膏でかたどった自分の顔をキャラクター風に化粧した作品。自分とキャラクターの自分はどんな会話をしているのでしょう。

大量の金属板で制作した大作には、作家の創造力はもちろん創作にかける意欲とエネルギーに驚くばかり。膨大な植物画像を張り合わせた作品は縦2メートル半ぐらい、幅は歩数で測ると18歩もありました。

加藤立  《見えない方へ歩いていく》


Yuma Yoshimura    《our reconfirmation》


 

小林美波  《ego》


加藤真史  《I Can’t Remember even Forget(Forest)》


進藤篤  《KACHINA》




楽書き雑記「咲きそろうキンセンカに思う=名古屋市農業センター」

2019-02-14 07:41:57 | 日記・エッセイ・コラム

キンセンカ。子どものころ、自宅の庭でも学校の花壇でも欠かせない春の花だったと思いますが、近年はやや存在が薄くなった気がします。
家人の話やネットを開くと、いろんな理由があるようです。

花言葉が「別れの悲しみ」とか「失望」とか良くない言葉が並んでいる
・仏壇や墓の飾り花だとして見てきた
・茎や葉の臭いが好きでない
チューリップのような華やかさに欠ける

キンセンカの花言葉はギリシャ神話などが由来で、ヨーロッパでも同様の言葉があるようですが、それで嫌われるなんてキンセンカにとっては迷惑な話ですね。仏壇や墓に供える花だって「悲しみ」はともかく、暖色系の花を加えるのは故人が寂しくないようにとの思いもあるからでしょう。

 特徴のある臭いですが、キンセンカはハーブの1種で傷の治療などに効能のある薬草なのです。春の訪れを告げ、温かくて気持ちを元気づけてくれる暖色系のキンセンカ。魅力的だと思えませんか。 

掲載した写真は、名古屋市農業センターで咲くキンセンカです。市民農園のフェンスに沿って100株ほど。黄色や橙色の花が春の日差しを浴びて元気いっぱいです。
そうそう、キンセンカの花言葉には「変わらぬ恋」「誠実」などといったのもあるみたいですよ。

 

 

 


楽書き雑記「名古屋市高年大学・鯱城学園のクラブ合同作品展」

2019-02-13 07:41:41 | アート・文化

名古屋市の高年大学「鯱城学園」で、専攻コースを学ぶ一方でクラブ活動を楽しむ生徒らの合同作品展が12日、市民ギャラリー栄で始まりました。16日(土)まで。

 鯱城学園では共通講座と環境、国際、健康、園芸など10の専門講座から選んだコースで学ぶとともに、全学生が何らかのクラブ活動で学園生活を楽しんでおり、卒業生の多くから「専門講座はともかく、クラブ活動が楽しかった」の声を聞きます。

クラブは現在34。合同作品展にはパソコンペイント、書道、水墨画、写真、水彩画、パソコン、なごやか絵手紙、陶芸の8つのクラブが参加しています。





楽描き水彩画「インテリア、演劇・映画の小道具、静物画の素材・・・何でも揃いそうな店を発見=教室スケッチの名古屋駅南エリアを再訪」

2019-02-11 07:33:56 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

水彩画教室のスケッチ会で行った場所を後日、再び訪れることがよくあります。

絵にするためにもう一度見たいのと、見逃した風景などを探したいからです。先日訪れた名古屋駅南エリアへも再び出掛け、新しく絵になりそうな風景だけでなく、楽しい店と出会うことができました。

名古屋駅から、あおなみ線でひと駅の「ささしまライブ」近くの大通り沿いにある「STORE IN FACTORY(ストアインファクトリー)」という名前の店です。
スケッチ会の日は午前10時過ぎに倉庫風の店の前を通りかかり、外に置かれた古びた乳母車などを見て興味を持ったのですが、午後からの開店だったらしく入れませんでした。

「アンティークの店です。3月末までに店を移転するため品物が少なくなっていますが、ごゆっくりご覧ください」と女店員に促されて入った店内を見てびっくり。2階建てのフロアに所狭しと古物品が並んでいます。

イス、テーブル、衣服、衣文かけ、電話機、電気スタンド、ランプ、マネキン、照明器具、壺、扇風機、石膏、本、書棚、茶箪笥・・・。絵や額、ぐい吞みや徳利、メガネケースなんてのも。

「アンティーク」と聞くと、華麗な古美術品や年代物、一点物、陳列されているのを勝手に触ってはいけないことなどをイメージしますが、ここではそんな感じはしません。
むしろ、この中の何点かを並べれば子どものころ住んでいた家の中を再現できそうに思い、楽しくなりました。

インテリアはもちろん、芝居の舞台や映画のセットなどの小道具、イベントステージの装飾などには欠かせないでしょう。僕は今のところ描くのは少ないですが、静物画の素材の宝庫のようにも思えました。


「国内だけでなくアメリカなど海外から取り寄せて、販売だけでなくリースもしています。今年のお正月のテレビドラマにも使われていたようです」と女店員。
新しい店の移転先は、名古屋市中区栄5丁目の若宮大通丸太町交差点のそばのビルだそうです。

これは現在の店です




楽書き雑記「露地植えの梅の様子は?名古屋城で見てきました」

2019-02-09 07:43:10 | 日記・エッセイ・コラム

 


名古屋城御深井丸(おふけまる)の梅です

梅園はこんな状態です


名古屋・名城公園のフラワープラザで恒例の「梅まつり」が開かれていますが、これらの梅はエアコン入りの室内展示。では露地植えの梅の状況はどうだろう?

隣にある名古屋城内の様子を見てきました。

結論から言えば、御深井丸(おふけまる)展示館前にある2本が掲載した写真の通り。
長束という品種の白梅と、難波紅という紅梅が揃って3~4分咲きといったところで、訪れた大勢の外国人ら観光客がカメラを向けていました。

しかし、西之丸―御深井丸間の道沿いと、東門の近くにある梅園は、開花が遅かった昨年と比べればほんの少し多めに開いているかな、という感じ。
早咲き種の数本が数十個の花を付けており、木造化のため閉鎖されている天守を入れてカメラに収めてみたものの、観測史上最も寒いという寒波の影響を考えると咲きそろうにはしばらくかかりそうです。




楽書き雑記「名古屋の名城公園・フラワープラザで『梅まつり』開幕」

2019-02-08 13:39:26 | 日記・エッセイ・コラム



名古屋・名城公園のフラワープラザのドームで8日、今年も「梅まつり」が始まりました。11日(月・祝)まで。入場無料。
初日は前日までの3月を思わせる温かさが一変、晴れてはいても風の冷たい日でしたが、ドーム内はエアコンで開花を促した梅の香で包まれています。

乾燥を防ぐため根元をコモで巻いて展示されている梅は10種類以上、約40本。
4日前に市外の庭木栽培場から運ばれ、エアコンで蕾の具合を調整しながら開幕に備えてきました。

梅は3年計画で栽培しており、まつりが終われば剪定して、根が横に広がらないように盛り土に植え、3年後のまつりに備えるそうです。会場には梅を使った菓子、植木なども並んでいます。




楽描き水彩画「車両基地内の信号=JR東海名古屋車両区」

2019-02-06 10:03:11 | アート・文化

 

水彩画教室のスケッチ会で出掛けた、名古屋駅南エリアにあるJR東海の名古屋車両基地で見かけた信号です。

関西線や近鉄線を含めて無数のレールが並ぶ広大な車両基地ですが、その割に信号機はあまり見当たりません。
車や通行人の横断は高速道路も含めて跨線橋になっており、車両基地内を行き来する作業員はプロフェショナルなので当然ですが、それだけに跨線橋の上から見たこの信号は印象的でした。

車両基地の信号は、一般的な信号と比べ全く違います。
赤(停止)緑(進行)黄(注意)の基本は同じですが、縦長であることや点灯位置や2色を組み合わせて停止、警戒、注意、減速、進行、高速進行まで6種類もの表示ができるようになっているようです。

だから点灯ランプは、2つある二灯式から6つもある六灯式まであり、一般的な信号機の何倍もの大きさになります。描いた信号は四灯式。赤が点灯していますから、当然停止です。