風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「雪をかぶったような花。ヒマラヤトキワサンザシ?ネズミモチ?」

2021-05-30 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋・鶴舞公園の鶴舞中央図書館前にある木立の庭に、真っ白い小さな花をまとった数本の樹木が目にとまりました。ヒマラヤトキワサンザシのようだと思ったのですが、この記事をアップしてから間もなくブローガーさんから、「ネズミモチではないか」とのご指摘を頂きました。

ネットを開いてみると・・・・なるほど。ご指摘通りにも思えますが、葉や花の姿も、私の写真では見分けがつきません。どちらも実の方は見たことがありますが、花を見たのは初めて。表札も見当たらなかったので、実のなる秋までの宿題にさせていただきます。ブロガーさん、ありがとうございました。

バラ科の常緑樹であるヒマラヤトキワサンザシは、名前の通りヒマラヤの原産。昭和初期に渡来し、カザンデマリとかピラカンサとも呼ばれています。
初夏には、白くてやわらかな花をびっしりと咲かせ、遠目には雪をかぶったよう。秋にはナンテンのような真っ赤な実を、いっぱい付けて庭を彩ります。一方、ネズミモチはネズミの糞のような鼠色や黒いやや楕円形の実をびっしり付けます。

 

 

 


楽書き雑記「これも花です」

2021-05-28 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

何だ、これは。名古屋・鶴舞公園の温室の緑化センターで見かけ、驚きました。チユウキンレン(地湧金連)というバショウ科の花です。花といっても、黄色い大きな花弁のようなのは苞(ほう)という、花の蕾を包んでいる葉。苞の付け根のところに小さな筒状に見えるのが、実際の花だそうです。

原産地は中国雲南省。標高1500~2000㍍ほどのところに自生しているそうです。

 

 


楽書き雑記「八重咲のシロバナヤエウツギが満開」

2021-05-26 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

緊急事態宣言に加え、例年より随分早い梅雨入り。日々の散歩も近場にある名古屋市農業センターが多くなります。昨日もセンター奥の林に白い小さな花をまとった木をカメラに収めてきました。

シロバナヤエウツギ(白花八重空木)。先日、同じセンター内でみたウツギよりも樹高が高く2㍍ほどあります。花も一重ではなく、名前の通り八重の円錐花序の花が全身を覆っています。

「空木」というのは、幹の真ん中が髄(ずい)になっているからとか、開花期が卯月(陰暦の4月)だから、との説があるそうですね。

 

 


楽書き雑記「庭のシンボル花・スタージャスミンも満開

2021-05-24 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨の晴れ間だった週末、我が家の庭のテイカカズラ(スタージャスミン)が満開になりました。白い花の姿や形、匂いから「本物のジャスミン」と思い込んでいたのは間違いだったことを知りましたが、スタージャスミンの別名もあるとかで、我が家のシンボルツリーとしての位置づけに変わりはありません。

10数年前からアーチ形にカズラを這わせて植えてあり、梅雨が近づくと枝いっぱいに、プロベラ状に並んだ5弁の花を咲かせます。今年は梅雨入りがずいぶん早いので大丈夫かな、と思っていたのですが、この通り。例年以上に花付きもいい感じです。

 

 


楽書き雑記「八事五寸人参の採種用の花です」

2021-05-22 07:00:00 | 催し

名古屋市天白区にある市農業センターの畑で、地元特産の「八事五寸人参(やごとごすんにんじん)」の種取り用の株が白い花園を作っています。

八事五寸人参は、名古屋の八事地域で1919年に開発されたという品種。五寸の名前の通り、さほど大きくありませんが、甘くて風味があり、煮崩れもしないとして人参の優良系統種とされており、農業センターでも採種と普及に努めています。
人参は小柄でも、採取用に伸びた草丈は2㍍近いのも。白い花の塊を載せた姿は見事です。

 

 


楽書き雑記「ヤマボウシとシャスタデージー」

2021-05-20 07:26:58 | 日記・エッセイ・コラム

ヤマボウシ

シャスタデージー

名古屋市農業センターの花木園ではヤマボウシ(山法師)が、宿根草園ではシャスタデージーが咲き誇っています。

ヤマボウシは樹高6~7㍍でしょうか。大きく広げた枝葉に、4片の花がびっしり。といっても、花のように見えるのは本当の花を包む総苞片(そうほうへん)で、実際の花は中央の丸いかたまり。数十個の細かな花の集まりだそうです。秋になれば葉が色づき、丸くて硬い実が垂れ下がります。

向かいの宿根草園では、ヤマボウシを見守るように咲くシャスタデージー。キクやマーガレットに似た白い花が庭に広がっています。

 

 

 


楽書き雑記「ウツギが花数を増やしています」

2021-05-18 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

国内のどこでも庭木や垣根に見られ、自生地も多いとされるウツギ。名古屋市農業センターの事務所前にも2本が植えられ、白い花数を増やしています。

ウツギは卯月(旧暦の4月)に咲くので「卯の花」とも呼ばれ、三重県鈴鹿市出身の作詞家・佐々木信綱による唱歌「夏は来ぬ」一節、♫卯の花の匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて・・・・♫」は有名です。
ただ、卯の花は、あまり匂う花ではなさそうです。

 

 

 

 


楽書き雑記「収穫期を迎えたソラマメとスナップエンドウ」

2021-05-16 07:19:49 | 日記・エッセイ・コラム

ソラマメとスナップエンドウ。名古屋市農業センターの畑で、夏の食卓とビールのつまみにもなってくれる2つの豆たちが、収穫期を迎えています。

どちらも、こどものころの思い出がよみがえります。

収穫後に乾燥させ、祖母がしばしば煎ってくれたソラマメ。ポケットに突っ込んで遊びに出かけたものです。硬かったけど、それを歯で割って食べるのが楽しかったこと・・・。
さすがに後期高齢となってからは、歯に自信がなくなり断念しましたが、それまでは「煎りそら豆」とか「はじき豆」などの名前で売られているのを探し、口に入れていたものです。

スナップエンドウは、莢の筋取りが数少ないお手伝いの1つでした。ヘタをプチッと折り、まず太い方の筋をとり、反対から細い筋を取る。この繰り返しなのに、面倒だなと思いながらの作業でした。


 

 

 


楽描き水彩画「コロナ禍でグループ展の開催を11月に延期」

2021-05-14 07:17:43 | アート・文化

収束の見通せないコロナ感染。暮らしや趣味などの計画も、昨年と同様に次々に変更を余儀なくされています。名古屋市民ギャラリーで5月25日から予定していた水彩画仲間とのグループ展「第13回風の游子(ゆうし)展」も、緊急事態宣言のために中止、開催を11月に延期しました。

第13回展は昨年5月の予定でしたが、緊急事態宣言のため中止。「今年こそは」と、5月25日から30日までの開催を計画し、案内はがきも作成していました。
しかし、収まらない感染状況に案内状の発送も中断していたところ、愛知県には12日から5月31日までの緊急事態宣言が出され、隣接する岐阜・三重両県もまん延防止策等重点措置がとられ、5月開催を取り止めたのです。

同時に、今月26日の予定だった教室のスケッチ取材も1週間延期されました。グループ展を延した11月までには、コロナが収束していることを祈るばかりです。


このように、案内はがきも作成してあったのですが・・・

 

 


楽書き雑記「風が合うアグロステンマ」

2021-05-12 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの花壇では、新しく目にする草花に出会うのも楽しみです。この「アグロステンマ」もそのひとつです。

ナデシコ科。地中海沿岸から西アジアにかけてが原産地とか。すらりとした草丈1㍍ほどの先に白やピンクの可憐な花を咲かせ、風に揺れています。

ムギセンノウ(麦仙翁)の別名も。麦畑に生えることが多く、麦農家では雑草扱いされているそうです。

 

 


楽書き雑記「シャクヤクが花数を増しています」

2021-05-10 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

シャクヤクの季節です。名古屋市農業センターでも次々に開花。我が家の庭では2輪だけですが、初夏の日差しを浴びています。

農業センターでは宿根草園内の3カ所に。赤、ピンクが中心で、蕾も結構あり数日は楽しめそうです。自宅には白いシャクヤクだけ。数年前までは、8本前後は咲いていましたが、他の花木に囲まれて年ごとに減り、今年は蕾が大きくなったのは2輪だけになってしまいました。

 

これは我が家のシャクヤクです

 

 


楽書き雑記「半日陰の庭でも丈夫なシランです」

2021-05-08 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

自宅庭のシラン(紫蘭)が、花数を増やしています。我が家のシランは名前の通り赤紫の花だけですが、白色の「白花シラン」という品種もあるそうですね。

植えてあるところは半日陰の場。肥料も数年に1度ぐらいですが、毎年春になると芽を出し、花を咲かせるという、とにかく丈夫な花です。

 

 


楽描き水彩画「セントレアの母子」

2021-05-06 12:13:55 | アート・文化


水彩画教室の中部国際空港(セントレア)へ、スケッチ取材に出かけた際の1枚です。コロナ禍の真っ只中とあって、航空機の離発着は少なく、利用客の人影もまばらでしたが、いつもと違う雰囲気の空港を見ることができました。

描いた絵は、国際線側の搭乗受付ロビーでの風景。2人の女性が立って何やら話しています。傍に離発着便のダイヤ表点灯していますが、運航されているのは数便だけのようです。
2人の関係や会話などは分かりませんので、勝手に母と娘にしました。。どこかの国へ帰る娘を、母親が見送りにきたというわけです。「気を付けてね。○○さんのお母様によろしくね」「はい、お母さんもね」と話していることにしました。

 

 


楽書き雑記「ナンジャモンジャが満開。バラも順調に開花=名古屋の鶴舞公園」

2021-05-03 07:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

連休の名古屋・鶴舞公園に出かけると、ナンジャモンジャ(別名・ヒトツバタゴ)が満開でした。
ナンジャモンジャがあるのは公園内を奥へ進んだ、秋の池のほとり。数本が白い花を重なり合うように咲かせています。

公園はこれからバラ、ハナショウブ、アジサイが競演する季節。バラ園に立ち寄ると、早咲き種が花数を増やしていました。

2日のバラ園の1部は、早くもこんな状態でした

 

 


楽描き水彩画「山村で見かけた廃屋の一軒」

2021-05-01 13:06:11 | アート・文化

山村へ出かけると、よく目にする廃屋を描きました。

屋根の瓦は比較的残っており、廃屋としては新しいようですが、土壁は中に編んだ竹小舞(たけこまい)がむき出しになって、つる性植物が覆っています。

国土交通省などによれば、全国の空き家は約850万戸ともそれ以上ともいわれますが、山村に多い廃屋は統計のデータには入っていないようです。自治体も、数が多くて所有者探しもままならい廃屋には、手の施しようがないのが現実です。