風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「スイフヨウが開花を始めました」

2024-07-31 07:24:56 | 日記・エッセイ・コラム

艶やかなピンクの花が1輪、2輪・・・・・。
名古屋・鶴舞公園へ出かけたついでに、「蕾の状態でも見てみるか」と思いつつスイフヨウ園を覗くと、合わせて10輪ほどのスイフヨウが迎えてくれました。蕾も順調に膨らんでおり、8月上旬から花数が少しづつ増え、9月初めから10月上旬にかけて見ごろが続きます。

こんなスイフヨウを見守っているのは、蔓性植物のノウゼンカズラ。入園門に絡みついて伸び、濃いオレンジ色のラッパ状の花を咲かせています。

 

 


楽書き雑記「中央分離帯のサルスベリも開花」

2024-07-29 06:40:18 | 日記・エッセイ・コラム

サルスベリの季節です。名古屋の都心を貫く大通りの1本ひとつで、愛知芸術文化センターや中部電力ビルなどがある錦通の中央分離帯に植えられたサルスベリも開花を始めました。

最初に咲き始めた赤に続いて、白が追いかけるように開花。サルスベリを「百日紅」と書く通り、秋になってもドライバーやビジネスマンらを癒します。

中電ビル前にある花壇でも、障害のある人達が育てた草花が満開。今年はマリーゴールドとペンタス、センニチソウで「波紋」をデザインしてあります。

 

 


楽描き水彩画「レトロ感がいっぱい」

2024-07-26 06:50:54 | アート・文化

今回、教室から出かけたスケッチ取材先は、名古屋近郊の北名古屋市にある「昭和日常博物館」と旧庄屋の加藤家住宅。ひと昔前のレトロな生活用具や古民家の調度品などをカメラに収めてきました。

博物館は僕が少年時代を過ごした昭和30年代の歴史民俗資料で構成しています。
当時の商店や理髪店、駄菓子屋などを設けて、市内の民家に眠っていた台所用品や学用品、おもちゃ、化粧品、湯たんぽ、洗濯板や洗濯機、冷蔵庫、自転車や農機具・・・。自分の身の回りにもあった昔懐かしい品から、現在も愛用中の品やメーカーの看板まで次々に出会いました。

旧加藤家の住宅は明治初期から昭和初期にかけて建てられ、長屋門や主屋、離れ、茶室、土蔵などが国の登録有形文化財になっています。金庫や箪笥階段など、昭和博物館の展示品と同様、レトロ感をどこまで描けるかどうかは別として結構楽しめました。

 

 

 


楽描き水彩画「マイ クローゼット」

2024-07-24 06:31:37 | アート・文化

なぜ、こんなものを描くの?
子どものころから大嫌いだったお絵描きを定年後の趣味にして以来、こう問われることがよくあります。答えは、いわゆる「花鳥風月」的な絵を描くのが苦手だから。
教室からスケッチ取材で花の名所や美しい風景を目にしても、
民家の古い板塀や倉庫に掛かるでっかい錠前、空家に残された植木鉢、空港の待合室に並ぶスーツケースなど、物語性を感じたものをモチーフにすることが少なくありません。

今回の絵は、毎朝開く自分の衣装棚を見ていて思いつきました。晩秋から春先までの自分の衣服が並んでいます。
80代にしては結構色があるな」「春になったらこれで旅に出よう」などと思いながら、50号の画面に収めました。題名は「マイ クローゼット」です。

 

 


楽書き雑記「夏本番を楽しむコダチフヨウとブッソウゲ」

2024-07-22 06:27:02 | 日記・エッセイ・コラム

ともに高さ2㍍ほどの木に鮮やかな赤と大きな花弁。同じアオイ科の1日花。夏本番を楽しむ姉妹のようなコダチフヨウとブッソウゲが、名古屋・鶴舞公園緑化センターの庭と温室で咲いています。

庭に咲くコダチフヨウは、フヨウとアメリカフヨウを交配した園芸種。10月上旬まで毎日新しい顔を見せてくれます。
ブッソウゲは温室で。熱帯アフリカのモーリシャスなどの原産で、ご存知の通り沖縄ではハイビスカスの名で親しまれています。

(コダチフヨウ)

 

(ブッソウゲ)

 

 


楽描き水彩画「超高層ビル建設現場」

2024-07-20 07:30:00 | アート・文化

名古屋の都心・栄の再開発事業が続いています。この絵はこの春オープンした新しい中日ビルからみた、風景のひとコマ。交差する大通りの向こうで進む新しい超高層ビルの建設現場です。
このビルは2026年夏の開業を目ざす地上41階、地下4階建て。ホテルやシネコン、店舗などが入る予定のようです。

 

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターの寄せ植え花壇」

2024-07-18 06:56:55 | 日記・エッセイ・コラム

強い日差しにげんなりするどころか、楽しむかのように咲き誇る草花たち。ここは名古屋市農業センターの正門脇にある花壇です。

開花真っ盛りの夏の花、蕾を膨らませている秋の花。扇形を組み合わせ、やや傾斜のある庭にカンナなど色とりどりの草花が寄せ植えされています。

 

 


楽書き雑記「日陰を照らすように咲く花」

2024-07-16 07:03:21 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの雑木と竹林の半日陰で、比較的大きな白い花が点々と咲く樹高3㍍ほどの立木が目に止まりました。センターヘは何度も訪れているのに、この風景に出会ったのは初めてです。

アオイ科フヨウ属の仲間でしょう。あまり日の当たらないところで、明かりのように咲く花もいいものですね。

 

 


楽書き雑記「鶴舞公園のハスが満開」

2024-07-14 06:54:59 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋が梅雨のひと休みとなった13日、鶴舞公園に出かけると胡蝶が池のハスが一番いい時を迎えていました。

20年ほど前、この池ではハスの芽がカメやコイに食べられて開花する花が激減。網を張る食害防止作戦などを進めたものですが、今や遠い昔話になりました。花数が増えただけでなく、花茎も背高くなったように見えます。

 

 


楽書き雑記「青紫の花穂を満載するセイヨウニンジンボク」

2024-07-12 07:30:00 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの農業指導館前の庭と売店前の花壇で、南欧や西アジアが原産のシソ科の落葉低木「セイヨウニンジンボク(西洋人参木)」が咲き誇っています。

低木といっても2~3㍍あり、勢いよく伸びた枝の先に円錐形の爽やかな青紫の花穂を満載。花期が長く次々と新しい花を秋になるまで咲かせます。

西洋人参木の名前は葉が朝鮮人参の葉に似ている(僕は朝鮮人参の葉は見たことはありません)ことと、草ではなく木であることからだそうです。

 

 


楽書き雑記「セッコクの木製鉢を新調」

2024-07-12 06:53:05 | 日記・エッセイ・コラム

自宅の庭に吊るしたセッコク(石斛)の木製鉢を新しくしてやりました。植え替えに適した時期ではありませんが、ボロボロになった木枠を見ておれなかったからです。

セッコクの鉢は素焼き鉢が一般的ですが、親戚からこのセッコクを貰った際に木製の手づくり鉢だったので、10年後に植え替えた鉢もホームセンターで買った細い角棒を組み合わせて作りました。
ただ今回は組み合わせる棒も庭で株立ちした直径1㌢前後のナンテンを選び、
ひと回り大きな鉢になるよう前回より3㌢長い18㌢の棒約20本を用意。両端にキリであけた穴に針金を通して組み合わせ、底の部分には棒を多めに置きました。

セッコクの根はできるだけ落とさず、水草と腐葉土、鹿沼土をすき込むように鉢へ。気温の上昇と強い日差しを避けるため、半日陰で風通しのよい植木の枝に吊るして完了です。

 

 


楽書き雑記「聖火の白い炎フロックス」

2024-07-10 07:14:37 | 日記・エッセイ・コラム

連日の猛暑にげんなりした草花が多い中で、真っ白い花を快活に咲かせる花もあります。名古屋市農業センターの宿根草園に咲くフロックスもそのひとつです。

 フロックスはギリシャ語で炎を意味するとか。67種あるといい宿根草園の花は80㌢ほどの花茎の頭に、聖火ランナーが手にするトーチの「白い炎」を思わせる花を咲かせています。

 

 


楽書き雑記「猛暑に強いリアトリス」

2024-07-08 07:35:39 | 日記・エッセイ・コラム

80~100㌢の草丈の半分近くを占めるのが、真っすぐに伸びる赤紫の花穂。名古屋市農業センター宿根草園の夏を彩るリアトリスです。

北米原産のキク科ユリアザミ属。赤紫のほかピンクや白もあるそうです。耐寒性、耐暑性は十分ですが、多湿はやや苦手だとか。花言葉は「燃える思い」「長すぎた恋愛」など。

 

 


楽描き水彩画「世界手づくりおもちゃ館の作品を描く」

2024-07-05 06:49:30 | アート・文化

世界の手づくりおもちゃ館「海賊船」(愛知県日進市)に展示されていたおもちゃの一つを描いてみました。
おもちゃは木片や竹、土、新聞紙、段ボール、針金、廃材、生活ごみなどを素材にして子どもたちや親子らで手づくりした車や飛行機、人形、台所用品など。そこには子どもたちの自由で豊かな個性や発想力、表現力、創造力がいっぱいです。形や色付けなども「人物はこう、車はこう・・・」といった決まり文句は感じられません。

描いたのは赤いバス。サッカー選手を乗せたチームバスでしょうか。車体に描かれた絵に引き込まれました。日本でも子どもたちが描いたペインティングバスが走っているのを見かますが、この赤いバスにも子どもたちの夢と楽しさが詰まっています。

だから僕もいつもの描き方を忘れるようにして10号大の絵に取っ掛かりました。
鉛筆で荒っぽくデッサンし、着色も透明水彩や不透明水彩、アクリルも使って、勢いよく進めました。バスの車体がおもちゃより少し長くなったり、色が違ったりしましたが、描き直しや塗り直しはしませんでした。細かなことにこだわり、結局つまらない絵にしている反省もあります。
実物のおもちゃと見比べると、僕の絵はやはり見劣りします。でも楽しく、疲れは感じませんでした。

 

 


楽書き雑記「ユリにそっくり・ヘメロカリス」

2024-07-03 06:42:23 | 日記・エッセイ・コラム

名古屋市農業センターの宿根草園で、ユリの花?と思って近づくと「ヘメロカリス」と表示されていました。黄、オレンジ、赤い花が今を盛りと咲いています。

中国や日本などアジア東部が原産。世界には何と3万種もあるとか。朝に咲き夕方には萎む1日花で、ユウスゲの別名があります。表示には「ススキノ科(旧ユリ科)」とあり、ユリ?と思ったのは仕方がないですね。
有毒植物。とりわけ猫に対しては、強い毒性があるそうです。