今回の動物絵はトラです。
モデルはスマトラトラのメスのダマイ。2016年、2歳の時に横浜のよこはま動物園ズーラシアから名古屋の東山動物園にやってきて、21年11月に繁殖のため仙台市の八木山動物園へ引っ越しました。
スマトラトラは、インドネシアのスマトラ島にしか生息していない絶滅危惧種。日本では国内の動物園が協力して繁殖を目ざしています。トラの中では一番小さな種ですがダマイは人懐こく、訪ねるたびにカメラの前で迎えてくれました。サイズは10号です。
今回の動物絵はトラです。
モデルはスマトラトラのメスのダマイ。2016年、2歳の時に横浜のよこはま動物園ズーラシアから名古屋の東山動物園にやってきて、21年11月に繁殖のため仙台市の八木山動物園へ引っ越しました。
スマトラトラは、インドネシアのスマトラ島にしか生息していない絶滅危惧種。日本では国内の動物園が協力して繁殖を目ざしています。トラの中では一番小さな種ですがダマイは人懐こく、訪ねるたびにカメラの前で迎えてくれました。サイズは10号です。
株元から平がる長さ50~60㌢もの光沢と切れ込みのある葉、高さ1㍍50㌢の花茎に次々と咲く白と藤色の花。アカンサス・モリス。名古屋市農業センターの宿根草園で最も存在感のある花が咲き始めました。
地中海沿岸の原産。特徴のある葉は、古代ギリシャの建築様式のひとつコリント式建造物の柱頭にある彫刻飾りのモチーフになっているとか。芸術、美術、技巧といった珍しい花言葉もこのあたりからきているのでしょう。
和名も葉を連想して「ハアザミ」。ただしアザミの仲間ではないそうです。
名古屋市農業センターの半日陰の一角に咲く可憐な純白の花、ドクダミです。ドクダミ科ドクダミ属で1属1種。台湾や中国、ヒマラヤなどにも分布しているそうです。
ドクダミは言わずと知れたゲンノショウコやセンブリと共に三大民間薬の一つ。子どものころは民家の裏庭や生活用水が流れる溝の周りなど、至る所で見かけたものですが、近年、街中で見かけることはほとんどありません。
自宅庭のシンボルツリー「スタージャスミン」が開きました。数年前から花後に勢いよく伸びる蔓の刈り込みを強めているので一時期に比べて花数はやや少なめですが、風通しや陽当たりがいいせいか、飛行機のプロペラのような純白の花弁がしっかりしているようです。
ジャスミンといっても香料として有名なジャスミンとは科目も違い、匂いも少なめ。この花が開花すると、梅雨の始まりと本格的な夏に一歩近づく感じです。
名古屋市農業センターの宿根草園も、日ごとに夏の花が開花。鮮やかなオレンジ色のクニフォフィア(トリトマ)と、真っ白なジャスタデージーがコラボしています。
クニフォフィアはアフリカ原産。オレンジ色の筒状の花がブラシのような筒状になって立ちあがっています。和名は赤熊百合(シャグマユリ)というそうです。
ジャスタデージーは、米国の育種家がレウカンセマム(フランスギク)と日本のハマギクを交配した園芸種。花径8㌢ほどの白い花が花壇のあちこちで咲いています。
名古屋・鶴舞公園の温室の外壁に沿ってある長さ20㍍、幅1~2㍍ほどの花壇です。名前はあまり知られていませんが、暑さ寒さに強く家庭の庭でも育てやすい可愛い草花を数十種植えてあり、いつも何かが咲いています。
〈エリゲロン〉花径2㌢ほどの小菊のような白やピンクの花を息長く咲かせる。グランドカバーに良さそう。
〈ヒューケラ〉北米やメキシコの原産でユキノシタ科の常緑多年草。真っ赤な花だけでなく葉の色や模様の変化も楽しめる。ツボサンゴの和名も。
〈ガイラルディア〉原種が米国テキサス州に分布。赤や黄、オレンジ、その混色など多彩。
〈ペンステモン・ハスカーレッド〉60㌢前後の花茎の上部に小さな花をたくさんつける。
名古屋市農業センターの花木園で、濃い緑の葉の間から飛び出すように咲く白い花。ミズキ科のヤマボウシ(山法師)です。日本、中国、朝鮮半島などの原産。江戸時代に欧米へ鑑賞用樹木として渡ったそうです。
もっとも、この花のように見えるのは総苞片(そうほうへん)といい、ハナミズキと同じように花の付け根の葉だとか。
農業センターのヤマボウシの白は牛乳の白のよう。ミルキーウェイという品種だそうです。
自宅庭に咲く厚めの葉と、膨らみを感じる真っ白な5弁花。バラ科常緑低木のモッコクモドキのように思いますが、自信はありません。
なぜならこの木は長い間、ゴーヤ(ニガウリ)など蔓性植物の止まり木や支え役にしていたため花芽を見ることもなく、関心もなかったからです。一部の枝が枯れてしまったのに気づき「環境改善」をした結果、久しぶりに花がこのように。蔓性植物の支え役なんて・・・。酷いことをさせていたものです。
名古屋市民ギャラリー栄で絵仲間たちが開いている2つの水彩画展を見てきました。第20回佐藤英機水彩画ファイナル展と、第9回彩游会水彩画展。いずれも19日(日)まで。
【第20回佐藤英機水彩画ファイナル展】
ファイナルとある通り、名古屋市緑区在住の佐藤英機さん(83)が定年後、毎年開いてきた個展を20回目の今回で完了するという目出度い催しです。
佐藤さんは定年後、①旅を楽しみ絵を描く②年に1度は個展を開く③地元の絵画団体の会員になる、といった目標を立てました。
東へ西へ南へ北へと旅に出て絵に仕上げ、2003年から市民ギャラリーで8号大から50号大までの作品を毎年数十点ずつ展示する個展を開催。ほぼ独学ながら、区民展や水彩協会展などでも受賞を重ねてきました。
コロナ禍で2年間の開催中止も余儀なくされましたが、水彩協会の会員にもなることができました。
しかし、「年齢とともに体力、気力、創作力などが衰え、個展は今回を区切りのファイナル展にしました」と佐藤さん。そして続けました。
「個展をこれだけ続けられたのは、搬入、展示、会場での接客、搬出作業まで妻や娘夫婦らの支援と協力があってのこと。感謝しています」「個展をやめても、絵は描き続けます」。
【第9回彩游会水彩画展】
絵仲間の大坪信之さんらのグループ。11人のメンバーが月2回集まって互いの研鑽に努めており、8号サイズの風景画を中心に数点ずつ展示しています。
名古屋・鶴舞公園の緑化センター前で、露地植えと鉢植えの真っ赤なブラシノキの花に目を引かれました。
オーストラリアの原産。明治中期に渡来、花房のユニークな姿が人気になりました。コップや瓶を洗うブラシにそっくり。ボトルブラッシュの別名も。「恋の炎」という花言葉にも頷けます。
週末に名古屋・鶴舞公園のバラを見に出かけてきました。ちょうど満開。園内では若者たちがアニメなどのキャラクターに扮装して楽しむコスプレ(コスチュームプレイ)のイベントとも重なって、華やかな彩りに包まれました。
鶴舞公園のバラは約120種1400本。名古屋では庄内緑地公園と並ぶバラ園です。
初夏の散歩道も野草の花のラッシュです。ムラサキカタバミやタンポポ、クローバーなど黄、白、ピンク、青と色とりどり。地面に這いつくばるように咲く花から、すくっと青空に向かって咲く花までさまざま。
10数㍍歩くたびに名前も知らない別の花と出会い、一年で一番いい姿を見せているのをカメラに収めてきました。
趣味として絵画などを学ぶグループらの作品発表展に、賑やかさが戻って来ました。
コロナのため3年間も続いた開催中止が解けて2年目。絵仲間たちの案内を受けて、名古屋市民ギャラリー栄で開催中の第22回墨と水彩 はがき絵「彩青展」と、「火曜会&アートクルール水彩展」、愛知芸術文化センター12階のアートスペースで開かれている「プリマベーラ・一刻の交差展」と題する作品展を見てきました。いずれも12日まで。
〈彩青展〉
ブログ「折々スケッチ」の塚本紘枝さんが主宰している教室。塚本さんと25人の生徒が風景や静物などをモチーフにした、ハガキ大から4号大を中心に並んでいます。
僕は先日、福井県内で開かれていたサムホール大(22.7~15.8 ㌢)の公募絵画展を見て、小さなサイズの作品に秘められた豊かな感性に驚きましたが、彩青展でも絵画はサイズの大小だけではないことを改めて知らされます。
〈火曜会&アートクルール水彩展〉
2つのグループの合同展。
火曜会はプロ級のメンバーもいる集まり。僕が絵を習い始めたころグループの展覧会をみて「こんな絵が描けたらいいなあ」と思ったものです。
アートクルールは水彩画を中心に集まるグループ。先生は置かず、互いに教え合い励まし合って力を付けています。所属する2人の絵仲間の作品からもその楽しさを感じました。
〈プリマベーラ・一刻の交差展〉
アート界有数の団体「二科」の絵画部で新しく会友になった人たちの中から、5人が声を掛け合って企画したという展覧会。具象・抽象、大小さまざまな大作が並びます。メンバーのひとりは僕が習うカルチャーセンターの仲間。食べた魚料理の食べかすをモチーフにした豊かな発想は見事です。
庭の開花が続いています。新しく咲いたのはシラン、シャクヤク、土佐シモツケ、グラジオラスです。
(シラン)
ラン科といっても全く手間いらず。たまに玉肥をパラパラとやるだけで、10年以上も放りっぱなし。なのに半日陰を定位置にして増えることも減ることもなく、赤紫の花を咲かせています。
(シャクヤク)
立てばシャクヤク座ればボタン・・・と言われるだけあって、庭では一番エレガントな花。でも放りっぱなしにしていた結果、多い年は7~8本咲いたのに今年はわずか2本になりました。
何年か前にも同じような状況になり、シャクヤクの太い根に巻き付いた周りの草花の根を取り除いてやったのですが・・・。
(土佐シモツケ)
コデマリに似た可憐な花。コデマリがそうであったように剪定時期のズレで花の無い枝が目立ちます。
(グラジオラス)
薄紫、白、黄、赤など多彩な花なのに我が家では薄紫だけ。アフリカや地中海沿岸の原産。明治期に渡来して人気の花になりました。
久しぶりに訪ねた名古屋の名城公園で、素敵な3つの小柄な木花と出会いました。「姫ライラックペンダ」「グレビレア」「エリナ椿カスケード」。いずれもフラワープラザ裏の花壇を囲む植え込みの中で、花の最盛期を過ぎた感じもありましたが咲き誇る花壇の花々とコラボしていました。
姫ライラックペンダは、姫と付くだけに普通のライラックより小柄。樹高は1.5㍍ほどで、円錐形の紅紫の花を丸い房状にしてポンポンポンと咲いています。今の季節と秋の二季咲きで花期の長いのも特徴のようです。
グレビレアはオーストラリアやニュージーランド原産の常緑低木。花は雌しべがくるりと巻いて、歯ブラシやムカデの足のように見えるという変わった形で花期も長いそうです。
エリナ椿カスケードは中国の野生ツバキとヒメサザンカの交雑種。2㍍ほどの樹高から垂れる細くて長い枝に、直径1~2㌢の淡いピンクの椿に似た花が鈴なりに咲いています。
姫ライラックペンダ
グレビレア
エリナ椿カスケード