名古屋城の築城と同時期に、名古屋の都心を貫く堀川運河が開設されて410年。
この土木・産業遺産を新しい街づくりの核にしよう、と取り組んでいる地元や大学、経済団体、行政組織らで構成する「堀川まちづくりの会」の企画展が、名古屋市民ギャラリー栄で開かれています。9日まで。
会場には物流の主役だった時代や、もう1本の運河である中川運河と直結するために造られた松重閘門の建設、運河の拡張・補強工事の歩み、地域住民の交通・交流の場でもあった橋などの資料を展示。
運河沿いのさまざまな風景、木曽で切り出された材木を山積みした貯木場、運河に浮かぶ筏に乗った筏師たちが手際よく働く様子・・・。これらの貴重な写真、地元画家・藤弘幸氏(一水会)の50号と100号の油彩画も並んでいます。