リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ひと目惚れしたかも

2015年02月17日 | 日々の風の吹くまま
今日もいい天気で、桜が一気に満開になってしまいそうな気配。のんびり起きて、今日のア
ポは午後4時。ラッシュだけど30分もあれば十分と見込んで、3時半に出発。途中でガス欠
寸前に気づいてあわてて給油。ニューウェストミンスター市に入るあたりでポールにちょっと
遅れると電話。Sixth Avenueへの分岐点を見逃してちょっと回り道したけど、Sixth Street
とThird Avenueの角の建物に到着。同じ数字の「Avenue(街)」と「Street(通)」があるか
ら紛らわしいったらない。アップタウン地区の中心は6番街と6番通の交差点で「6th and
6th」と呼ばれているらしい。

ロビーで待っていたポールと売り手側のエージェントのティムと一緒にエレベーターで「物件」
へ。キーリングにつける電子キーみたいなものでピッとやると行き先の「PH2」のボタンを押
せる仕組み。エレベーターが止まって、ドアが開いたら、うわっ、明るい!前はギャラリーに
なりそうな一面の広々とした壁で、廊下?の左は床から天井までのガラス張りのカーブした
展望台のようなところ、右はキッチン。女性はやっぱりキッチンだな。2人が同時に作業でき
そうなオープンキッチン。すごく気に入っちゃったんだけど・・・。

これが「玄関」 

いやあ、眺望はほんとにすばらしい。ニューウェストミンスターはフレーザー川の北岸にあっ
て、ビクトリアが州都になるまでは植民地の首都だったところ。バンクーバーより古く、面積
15平方キロちょっと、人口約7万人程度の小さな市。川からけっこう急な坂を上った丘の斜
面一帯にはビクトリア朝時代の家がたくさん残っていて、窓から見ると、木々の間にドール
ハウスのような家があったりする。すぐ西側のBrow of the Hill地区では住民団体も参加し
て、そういう家を保存して取り入れる形での開発計画が立てられているとか。つまり、開発
が進んでもこの眺望が遮られることはほとんどないだろうという話・・・。

提示価格が評価額よりも低いのは、プレセールで買った夫婦が完成間際に破綻して、どち
らも単独では引き継げなかったので、売って財産分割と言うことになったんだそうな。もう少
し値下げしてもいいと言っているそうだから、よほど拗れているんだろうな。背伸びしたのか、
見栄を張ったのか、無謀だったのか、結婚の破綻の一番の元凶はお金だそうだから、高す
ぎる買い物をしてしまったということかな。結論はまだ早いのはわかっているけど、気に入っ
たなあ、ここ。でも、エイッと買ってけんかになったら元も子もないし・・・。